解析スキルも“未踏プロジェクト”もまだまだやれる。 〜新卒1年目 成長の軌跡 #04 〜

解析スキルも“未踏プロジェクト”もまだまだやれる。 〜新卒1年目 成長の軌跡 #04 〜

2017年4月にミクシィグループに入社して早1年。新卒入社スタッフの成長の軌跡を、シリーズでお伝えしていきます。どんな苦悩を乗り越え、成長への一歩を踏み出したのか。リアルな“1年目”の声をお届けします。

モンスト事業本部 ゲーム運営部 の解析Tに所属している左野は、学生時代からプログラミングコンテストへの参加や、コミッター活動などエンジニアリングに関して豊富な体験、知識を持っています。なぜミクシィグループに入社したのか、きっかけはエンジニアの挑戦心をくすぐる『git challenge』だったそうです。

技術大好きなんです

━━━━大学時代の専攻とプログラミングについて。

大学はコンピュータ理工学部出身です。学生の頃からプログラミングが大好きでした。個人的にオープンソース関連にも携わっていましたし、学内で開催されたプログラミングコンテストで効率的に問題を解答するためのツール開発など、エンジニアリングに没頭した学生生活でしたね。

━━━━コンテスト結果はどうでしたか。

ツールの開発などの工夫もあって、一番良かった成績は1000人中2位に選ばれました。嬉しかったですね。

━━━━すごいですね。オープンソースの活動では何を。

Googleが主催している学生向けのもので、夏休みの期間を利用してオープンソースへのプロジェクトに貢献すると、開発の奨励金がもらえるものです。私のプロジェクトはRuby on Railsのデバッグ機能の改善というテーマで2015年、2016年と2年間担当していました。現在もその時に開発したデバッグ機能が標準で搭載されています。

━━━━昔から技術供与などに関心があったのですか。

そうですね。高校生の頃からプロジェクトを立ち上げて、掲示板で開発に関心高い仲間を募って、開発に挑むのが好きだったんですよ。知らない人ばかりでしたが楽しんで開発していましたね。高校を卒業した後、独自にSNSの開発もしていました。

━━━━エンジニアリングが好きなんですね。なぜミクシィグループに入社を決意したのでしょうか。

SNSを開発した経験からミクシィを知っていましたが、意識したきっかけは『git challenge』への参加ですね。『git challenge』では、ネット上で見かける凄腕エンジニアと実際に会ってコミュニケーションをとれたことが貴重な経験になりましたし、「こんな方々と一緒に働くと面白いのでは」と思い、入社を決意しました。

広い視野で見られるおもしろさ

━━━━入社後はどのような業務に携わっていますか?

現在XFLAG スタジオの解析チームに所属しています。そこでは「モンスターストライク(モンスト)」や「ファイトリーグ」などのサービス分析を担当しています。具体的には、日々アプリケーションのログがサーバにたまっていくのですが、そこからユーザーの動向調査や、ログデータをマーケティングチームや企画チームにわかりやすいように情報を加工して提供しています。

━━━━難しい業務ですね。

データ量をテキストファイルで例えるなら、何十億行が毎日発生しているほど膨大です。そのデータを効率的かつうまく処理する必要があるので、正直大変です。サーバの知識、プログラミングのスキル等様々な技術要素が必要とされますから。また、ゲームの深い理解がないとユーザーの気持ちも理解できませんし、分析の勘所もつかみづらくなります。

━━━━なるほど。どのあたりに業務のやりがいを感じますか。

分析業務を通じて、サービス全体を俯瞰している感覚に近いので、個人的には見晴らしがよく感じます。というのも、分析業務が開発業務だけではなく、ビジネス側の施策と連動しているケースが多々あるためかと感じています。関わる職種もエンジニアに加え、ディレクター・マーケターなど様々ですし、広い視野が持てる点がおもしろいと思っています。広い視野が持てるようになると見えてくる世界が変わってくるので楽しいですよね。

 

━━━━成長したと思えるスキルについて教えてください。

分析業務に関してですが、より高度な分析が行えるようになったところは成長できていると思います。エンジニアのスキル面では、SQLの理解が進むことでDBへの関心が強くなり、よりDB構造の理解が進みました。

あと、成長したと感じるのは、仕事の進め方ですね。いわゆるサービス開発とは異なり、未経験の分野の業務なので、作業時間の見通しが見えづらく「やってみないとわからない」状態でした。そうなると、見積もりせずに進めてしまい、タスク完了までズルズルとやってしまう……という悪循環が発生していたんです。タスク見積もりの重要性を理解したことで、できるだけ早めに期限を設定しスケジュールを調整できるようになりました。

━━━━エンジニアとしても社会人としてもレベルアップが図れたようですね。今後の課題は何でしょう。

声が小さいことですかね(笑)。マイクがあれば大丈夫なんですけど。

━━━━笑。スキル面ではどうですか?

より一層のデータ分析ですね。まだまだ発展途上だと思っていますので、先端を走れるようにやっていきたいですね。例えば、機械学習の技術を取得して、データ分析に活かしていければと思います。

━━━━そういえば左野さんは2016年度 “未踏事業プロジェクト”にもチャレンジされていたかと思います。

未踏事業では友人とIoTアプリケーションを高速プロトタイピングできるフレームワーク(makestack)の開発に取り組みました。WebブラウザとIoTデバイスさえ用意すれば、すぐに開発に取りかかれるオンライン開発環境の構築を目指しました。まだ完成には至っていないので引き続きチャレンジしていきたいですね。まだまだ、やりたいことがあり過ぎて楽しみなんです!

※下記は、先日左野が学生向けに発表した【キャリア×技術LTイベント mixi GROUP Tech Meet !】の登壇資料です。「RubyKaigi 2017」や「AWS re:Invent 2017」に参加した様子も盛り込んでいますので、是非ご覧ください!

 

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