エンジニアの“生の声”聞きたくありませんか? LT&交流会イベントを開催 #2

エンジニアの“生の声”聞きたくありませんか? LT&交流会イベントを開催 #2

将来、エンジニア志望の学生にとって、企業で働くエンジニアの“生の声”は、大きな刺激になるかと思います。「企業で働くとは?」「使っている技術は?」「どんなエンジニアがいるのか?」「働く環境は?」など、たくさんの疑問を解消するため、直接話を聞ける機会は、有意義ではないでしょうか。

そんな学生の悩みを解決するために、ミクシィグループでは、『Dive into mixi night!』と銘打ったエンジニアのLT(ライトニングトーク)を4ヶ月連続で開催。世界で4500万DLを突破した「モンスターストライク」や、月間予約申し込み数が45万件を超える「minimo」など、ミクシィグループのサービスを作るエンジニアが様々な切り口で技術について語ります。

※#1はコチラ

#2では、ロボット掃除機をゲームライクにUXを設計した話、世界のプログラミングコンテストの攻略手法など、エンジニアの技術について語ってもらいました。

「ストライクショット」で掃除がスタート
「モンスターストライク(※以下モンスト)」や「ファイトリーグ」のフロントエンド開発を担当する梅山のLTは、【Roomba(ルンバ)とフロントエンドとIoT】という掃除ロボットRoombaをカスタマイズ設定して運用している内容です。

「Roombaとモンストには多くの共通点がある。丸い、壁に当たると跳ね返る、敵を除去する。あとは、ストライクショット(※ゲーム内の特殊スキルの名称)と叫んでRoombaが動き出せば完璧だ。」とのことで開発を始めたそうです。

 

起動の条件や処理のフローは以下の内容。

①「ストライクショット」と叫ぶ
②Apple WatchのSiriが音声を認識
③Siriを経由してiPhoneにインストールされているElgato Eveが呼び出される。Elgato Eve内に登録されている、「ストライクショット」というシーンが実行され、Homebrigeサーバに「Roombaの電源をON」にするという「アクション」をリクエスト
④Homebrigeサーバが「アクション」を受け取り、homebridge-roombaを通して、Roombaにmqttというプロトコルで、{‘state’:’start’}をpublish
⑤startメッセージを受信したRoombaが掃除を開始

⑥処理完了のレスポンスを返却
⑦設定完了のメッセージを通知
⑧設定完了のメッセージをレンダリング

 

また、JavaScripとチャットbot開発・実行フレームワークである「Hubot」を使用してSlackのbotを追加実装し、状況が確認できるような処理も行ったとのことでした。

最後に「家庭内IoTに取り組むことで、自動化・効率化・改善の意識が高まるだけでなく、業務にも応用できる知識が身に付き、多くの学びがあった。是非みなさんも試してみては」というメッセージを学生におくり、LTは終了しました。

 

※当日の登壇資料はコチラ

 

※当日の登壇資料内の映像はコチラ

必要なデータを必要なときに素早く取得
解析Gに所属する左野は、自身のプログラミングコンテスト(※以下プロコン)出場経験から、【プログラミングコンテスト攻略のためのデータ分析入門】という内容のLTを実施しました。

左野が話したのは、業務でも使用している技術を通して「サーバレスな分析機本の構築」「Doc2Vecを使ったプロコンの問題分類」など分析関連で、サービスの設計や開発とは異なる内容です。

まずは、「Codeforces」「HackerRank」「AtCoder」など世の中にあるプロコンを紹介しながら、プロコンの概要を説明。そして、早速データの収集方法を紹介し、作業フローをじっくり解説していきました。

「効率的な分析のためには、必要なデータを必要なときに素早く取得できるようにするのが大切」と左野は説明します。また「求める情報を正確に得るために、如何に取得したデータを分析しやすく、加工できるかが鍵」とデータ分析における心得を力説します。

印象的だったのは、「従量課金のパブリッククラウドサービスを使用する際には、料金が跳ね上がる場合もあるので、見積もりはしっかりと注意を」とヒヤヒヤする話も。

※左野が分析に利用したものは、129.4GBで6.08$

分析手法では、構築した分析基盤に取得したデータを流し込み、「問題ごとに正解者の一覧」「近似問題の抽出」など分析結果を披露。

データ分析という少し高度な話ではありましたが、聞いている学生は興味深く左野の言葉に耳を傾けていました。

※当日の登壇資料はコチラ

自分が1つ作ると先輩は2つ、3つ作っている
最後は2018年4月に入社したエンジニアの岡本がLTに登壇。内定者アルバイト時代は「ファイトリーグ」を、現在は「モンスト」のクライアント開発を担当しています。入社して感じたミクシィグループでの働き方について語ってくれました。

「本日の登壇では技術的な内容はありませんから」と、LTのスタート直後に宣言したため、会場からは笑い声が。

最初は、内定者アルバイト時代の「ファイトリーグ」での実装経験において、「バグ修正やツール改修、スキルの演出やUIのロジックなど大きく5つぐらいの開発領域があるが、個人的には全部経験したかったので広く携わらせてもらった」と開発に携わった経緯を説明。「最初はバグ修正といった、比較的簡単なタスクから担当したが、実際のプロダクトコードを触ることは非常に勇気が必要だった」と実務あるあるを語りました。「様々な領域を順番に担当していく中で感じたのは、静的解析やコーディングスタイルなど開発環境が整備されていることと、レビュー文化が根付いているため、心地良く働くことができた」と働きやすさについて気持ちを伝えます。

 

また、モンスト開発において「入社して配属が決まってからモンストを始めました」という重大な告白も。簡単なストライクショットを実装したものの、「モンストのゲームの知見がないと、会議で議題にあがったストライクショット名が不明で、実装への支障や、提案ができないなど、様々な支障をきたしたので、今は全力で運極キャラクターを作っている」とサービスへの理解も進めている話をして、LTは終了しました。

 

※当日の登壇資料はコチラ

本音を聞き出す

LT終了後には、美味しい食事とドリンクをお供に、エンジニア社員とフランクに交流。ミクシィグループの様々なエンジニアが学生の様々な質問に答えていました。

後日、学生にイベント参加のアンケートを実施したところ、

・ハードウェアの自作、デバイス制作はとても興味深かった
仕事の内容を知る機会で就職活動の情報源としてよかた
発想とプレゼンの面白さに惹かれたため。他のどの発表もとてもおもしろかった

と、概ね満足いただけたようです。

次回は学生も登壇チャンス!

次回の開催は2018年8月22日 (水) 18:40~の開催を予定しています。次回の登壇内容は、「Androidアプリ、作るまでの過程(仮)」「みてねのレコメンドを支える技術 (仮)」など、サービスに使用している技術の話が盛りだくさんです。

また、次回のイベントでは、学生のLTを募集しています。「これまでやってきた研究について話したい」「学んだ技術を披露したい」など、聞く側から話す側にチャレンジしたいと考えている方をお待ちしております。限定数名を募集しますので、是非ご応募くださいませ。

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