社内投資家が事業プランをレクチャーしてくれる「学生ビジコン」、知ってますか?

社内投資家が事業プランをレクチャーしてくれる「学生ビジコン」、知ってますか?

ミクシィグループが開催する「Business Plan Competition」。

学生がチームを組んで、ビジネスプランを検討。審査員の前で事業プランについてプレゼンを行い、チームで競い合うイベントです。
※2018年は11月と2月に実施しました。2019年は6月と8月を予定しています。

 

本イベントの特長には、
・実際にスタートアップに投資している社内のキャピタリストが、プレゼンの審査員を担当し、事業プランについてアドバイス、投資判断の講義などを実施
・社内の事業責任者や新規事業立ち上げメンバーがチューターとして学生たちをサポート
・2~4日の日程でチームビルディング、事業プランニング、プレゼンテーションなど様々なプログラムを通して得た知識や技術を「経験」として獲得できる
などがあります。
いわゆる投資家への“ピッチ”に近しいものを体験し、本イベント参加で得た経験を就職活動、ファーストキャリア、自己実現などを改めて考えるきっかけに繋げてほしいと思い実施しています。また、インターネットビジネスの可能性についても理解してもらえる内容です。

 

実施概要
イベントの具体的なスケジュールは下記の流れです。

▼チームビルディング
▼事業計画書作成
▼講師によるレクチャー、講義
▼プレゼン資料作成、発表準備
▼リハーサル
▼プレゼン
▼結果発表、レビュー
▼参加者、講師、チューターとの懇親会

※開催時期によりプログラムの変更があります。

 

チームビルティングでは、初対面のメンバーとチームを組みますから、参加者同士のお互いを知る機会として簡単なレクリエーションを行っています。それが終わると早速事業計画書を作成。不明点やポイントについてはチューターがサポートしてくれます。しかし、あくまで考え方や方向性のアドバイスです。何を事業の核とするかやどのように課題を解決していくかはチームで検討していきましょう。

講師によるレクチャーでは、実際にスタートアップへの投資やM&Aなどを手掛けているアイ・マーキュリーキャピタル代表取締役の新が、「ベンチャーキャピタリストが、どのように投資判断をしているのか」過去の投資事例を交えながら具体的に説明していきます。

W ventures代表パートナー兼アイ・マーキュリーキャピタル代表取締役 新 和博
(経歴)
2011年に、ミクシィに入社。アライアンスや事業買収等を歴任した後、2013年アイ・マーキュリーキャピタル立ち上げと同時にヴァイス・プレジデント就任、2015年同社代表取締役就任。2019年にW ventures立ち上げ、ミクシィから出資を受け50億円のファンドを組成。

例えば、投資の評価軸や基準、ストック型かフロー型といった事業の成長性やビジネスモデル、マーケットにおける事業モデルのポジション、事業機会の見つけ方や参入のタイミングなど。正直生々しい話も出てきますが、投資判断におけるベンチャーキャピタリスト側の思考を知ることができる貴重な講義内容です。この講義で得た知見を、作成した事業計画書のアイデアの切り口や企画を見直すためのチェックに役立ててもらっています。

「事業計画書を作る前に講義をしてほしい」という声を参加学生からいただくこともあります。あえてこの順序にしている理由は、事業を検討する際の考え方や視点において新しい気付きや学びに繋げてほしいからです。最初からポイントを知ってしまうと、無意識にその講義内容によせた事業計画やプレゼンになってしまい、視野が狭まりがちで大きな気づきや発見につながりにくいと考えているためです。とはいえ、学生の要望や開催状況に応じてプログラムの順番については開催のタイミングで適宜見直し、柔軟に対応しています。

リハーサルを経て、いよいよプレゼン本番です。数日間考えたビジネス構想を聞き手や審査員に理解してもらえるように緊張せずに発表することは難しいかもしれません。しかし、リハーサルや事前のアドバイスも踏まえつつ、各チームが相違工夫しながら発表します。

限られた時間の中で事業を理解してもらえるように注力して説明する部分はどこなのか、どのように説明したら相手に伝わりやすいのか、考えた分だけ大きな財産になるはずです。

本イベントはチーム対抗戦でもありますので、優勝チームには、豪華景品も用意しています。また、審査員の新が各チームのプレゼン内容にレビューを実施。どの点が良かったのか、改善すべきポイントなど、投資側の視点で説明しています。

参加者の声
本イベントに参加した学生にアンケートをとったところ、満足度が95%と大変高い結果でした。

(参加した学生の意見)
・何か自分でビジネスをしてみたいという考えがぼんやりとあった中で、初めて新規事業を作るということに携わりました。大小さまざまな課題を解決するだけでなく、市場についてとか、どんな施策を打つのかとか、考えなければならないことの量の多さに驚きました。


・自分のプランが可愛くなってしまって、世の中のニーズについて盲目になってしまう経験は、自分にとって貴重でした。


・新しい価値を生み出すことの大変さが感じられ、チューターの方のフィードバックの中で、新しい価値であると認められたことが一番嬉しかった。一方で、プレゼンテーションの重要性を理解しているものの、それが改善できていなかった点が残念だった。


・いままで参加したインターンにはなかった、メンバーとの結びつき、楽しさ、辛さを感じられて総合的に自分にとって有意義なものになった。


・前提条件の与えられていない新規事業立案ワークが初めてだったので、ビジネスを立案する上で考えなければいけない点(新規性のあるサービス内容・収支計画・ユーザー体験)の解像度がとても上がりました。また、どれほど素晴らしいサービスを考案したとしても、時間制限のあるプレゼンの場でどの内容をどの程度注力して伝えなければならないのか熟考すべきだと感じました。

満足度が高かっただけでなく、このイベント参加の体験から、新しい気づきや改善点の発見などに繋がり、今後の活動に活かすことができる経験を学生に提供できたようで嬉しい限りです。

今後とも、このようなイベントを通して、学生のファーストキャリアを支援していきたいと思いますので、「ホームラン級のビジネスを生み出したい!」「新規ビジネスでどこまで社会に貢献できるか試してみたい」と考えている方は、是非とも参加してみてください!


※2019年は6月の実施が決定。次回は8月下旬に開催予定です。
※開催が決定次第、新卒採用サイトにて発表いたします。

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