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2018/05/10

新卒 総合職研修をのぞいてみた。

先日より、エンジニアデザイナーの新卒社員研修についての記事をご紹介しております。3回目は「総合職」の研修内容についてレポートします。

 

「総合職」は「エンジニア」や「デザイナー」に比べ、どのような仕事内容を行っていくのか、将来どのようなキャリアを描けるのか、イメージが湧きにくい職種と感じている方がいらっしゃるかもしれません。「ディレクター」「プランナー」「マーケター」「ビジネスデベロッパー」など、どれも将来のキャリアビジョンとして描けますし、他の道を模索する可能性もあるかと思います。

 

「総合職」の専門研修では、まず業務上で必須となるモノの考え方「ロジカルシンキング講座」を実施。そして、「mixi Career Discover」と呼ばれる新卒の皆さんがこれから仕事をしていく上で個人のキャリアビジョンにどうリンクさせていくのか、に主軸をおいた内容を実施しています。ミクシィで活躍する先輩へインタビューし、具体的に将来の自分のなりたい姿を発表します。

 

◆総合職研修項目◆

「mixi Career Discover」

・カスタマーインタビュー手法講座
・先輩へのインタビュー
・情報内容の収集とまとめ
・キャリアビジョン発表

 

【カスタマーインタビューは奥が深い】

「mixi Career Discover」は、『会社・人・仕事を知る』を目的として、総合職の新卒社員が各現場や諸先輩にインタビューを実施し、ミクシィでの社会人ストーリーを聞きだし、それをヒントに新卒1年後と3年後の自分のなりたい姿を描き発表する研修内容です。

 

今回は特に“人”に重点を置いた「mixi Career Discover」を実施。

具体的には、①インタビューのやりかたを学ぶ、②先輩インタビューにて情報収集、③集めた情報を資料にまとめ「先輩のストーリー」として同期に共有、④1年後、3年後になりたい自分の姿をイメージしてプレゼンするという研修項目です。

 

ということで早速、「インタビューのやりかたを学ぶ」の内容からお伝えします。

講師は、UXデザインを専門とし、ユーザーインタビューのプロフェッショナルの田中が務めます。

「まずは、4人一組となって、“ミクシィグループに入ってやってみたいこと”を含めた自己紹介してみましょう」とワークの説明がありました。話す内容の検討に2分、伝えるのに1分と制限を設け、ペアに別れて自己紹介がスタート。

各々の自己紹介が終了したら、今度はペアを交代して、先ほど聞いた内容を「○○さんは~」という風に他己紹介でお伝えします。

最後はまだ話していない方に向けて、伝聞した内容から想定して「○○さんは△△のかたですね」と対象者についてトークします。

ここで講師の田中は「コミュニケーションのズレの体験。話すこと、聞くことの意味と仕組みの体験を知ってほしかった」とのこと。これは、思っている以上に話した内容が伝わっていないケースがあったり、コミュニケーションのズレが引き起こす認識の相違が発生したりとコミュニケーションの難しさを理解してもらうためのワークでした。

 

また一般的なサービス・プロダクト設計におけるUX(ユーザーエクスペリエンス)やUXD(ユーザーエクスペリエンスデザイン)について説明し、利用ユーザーの「ニーズ」「課題」 「その心理」を理解する重要性についても説明。ユーザー理解が深くなればなるほど、ターゲット・コンセプト設計が明確になり、優先度の判断や、プロジェクト推進に有効的な点を指摘しました。

 

ここから具体的なインタビュー方法論です。

まず、インタビュアーとインタビュー対象者との関係性は「師匠と弟子」であるべきと力説。理由は、本音を聞き出し、教えを乞うという姿勢が良いインタビューにつながるためだそうです。

そのためにも、「傾聴スキル10」という本音を聞き出すためのテクニックを伝授。「時間をとること」「 相手を尊重すること」「話しやすい環境を作ること」「さえぎらずに最後まで聞くこと」など、インタビューにおける有効なスキル・テクニックにおいて説明がありました。

質問の聞き方においてもオープンクエスチョン、クローズド・クエスチョン、ノンバーバルメッセージ(「表情」や「声」など)を適宜使い分ける必要性や、インタビュー対象者との関係性を構築するために座る位置や場所などの手法についての教えも。如何にインタビューされる方に気持ちよく話してもらえるか、物理的な環境を整えることが大事なようです。

 

次は、インタビューの演習と質問項目の検討です。先輩インタビューに挑むため、講師を交えて事前にシミュレーションします。

最後は、「インタビューの目的を明確にして、体験ストーリーを聞くこと。これはゆくゆく体験する円滑なサービス開発やユーザー理解の根幹につながるからこそ、絶対に忘れないでほしい」とメッセージがあり、本研修は終了しました。

【新卒とシンクロする】

いよいよ先輩インタビューがスタートしました。もちろん目的は、新卒社員が自分の将来なりたい姿や歩むキャリアのヒントを探すためです。

 

インタビュアーには、2012年~2014年に新卒入社した5名の先輩社員が担当。2012年新卒入社した安藤のインタビューにお邪魔しました

新卒社員は少し緊張しているようですが、アイスブレイクをはさみ和やかな雰囲気でインタビューはスタート。

「入社当時の会社の状況」、「どんな業務を担当していたか」、「業務の課題」、「やってよかったこと」などの質問を、先輩社員が入社1年目と3年目それぞれでどのような心境だったのか、ヒアリングしていきます。

後輩の質問にスイッチが入ったのか、KPIツリーを書き始める安藤。新卒社員が納得いく表情を見せるまで、丁寧に解説しながら進めていました。

もちろん新卒社員も先輩が話す内容を一言一句漏らさぬように必死に聞き取ります。

時折、「ユーザーインタビュー」で学んだ“相槌”や“回答内容の要約”など、研修内容が活かせた場面もありました。

 

「先輩インタビュー」を担当した安藤に、編集部から所感を聞いてみました

━━━━今回の新卒社員研修に進んで協力したいと申し出たと聞いています。

そうですね。実は私自身、危機意識を持っていますからね。

━━━━危機意識?

後輩の育成にです。というのも、会社として成長を続けていく中で、新卒社員が将来キーマンになる可能性が高いと感じているからです。

━━━━詳しく教えてください。

様々な事業を展開し、組織が大きくなるにつれ、各部署にて人材の必要性が高まっています。もちろん中途で入社してきたスペシャリストの方とも協力しながらプロジェクトを進めていくのですが、スペシャリストの方ばかりですとバランスがとりにくいケースが発生したりします。新卒であれば、同期や先輩後輩などのネットワークが構築しやすいですし、数年後順調に成長していけば、周りを巻き込んでいくプロジェクトを推進しやすいポジションに立っている可能性が高いです。そうなると、部署横断的なアイデアや活動が生まれやすくなることも期待でき、結果的にプロジェクトを成功に導くためのキーマンとして活躍できるかと思います。

━━━━たしかに。

あとはシンプルに僕ら新卒入社組が当時先輩方に育ててもらったように、僕らも同じように後輩を育てていきたいと考えているのも大きいです。

━━━━会社のために。

うーん、ないわけではないですけど(笑)。それよりも、一緒に仕事をしていく上で、早くシンクロしたいんですよ。

━━━━シンクロですか。

ええ。考えていることをわかりあっていたほうが、物事って早く進みますよね。例えば上司の考えを早急に理解できれば、向かうべき方向もわかりやすいですし、提案書がなくてもプロジェクトが推進できたりもします。

━━━━なるほど相互理解ですね。

また、後輩を育成し戦力の早期化が実現できれば、タスクを渡しやすくもなりますし、自分自身も新しいことにチャレンジできますから。

━━━━後輩の育成を自分事として捉えているのですね。今回、実際インタビューを受けてどうでしたか。

大きなポテンシャルを感じました。僕らの時代よりも自分の夢ややりたいことが明確に話せますから、非常に優秀だと思います。また、総合職だからこそ、いろんな仕事に挑戦できることをポジティブに思って欲しいとも思いますね。

 

 

【“なりたい”ではなく、“なる”という意思を】

 

先輩のインタビューで得た情報を同期のメンバーにも共有し、「mixi Career Discover」の集大成である新卒1年後と3年後の自分のなりたい姿を描き、発表の時間です。

先輩にインタビューをして、また他の先輩の話を聞いて、自分に足りないところ、考えが甘いところを踏まえて、将来どうなりたいかをプレゼンしていきました。「1年後は○○として活躍していたい」「3年後は□□ができるような人間になっていたい」など、担当していた人事部育成チームも全員の発表を聞いて、「一連の研修がしっかりと身についている」と大きな賞賛を送りました。

 

下記参加者の「ユーザーインタビュー講習」と「インタビュー」のアンケート内容です。

・実際にやってみる時間が長く、講座内容に対する理解が深まりやすかった。講師を務めてくださった社員さんがこちらの質問に丁寧に答えてくださってありがたかった。・ワークを含めた講座だったため講義形式よりも記憶に残る講座だったと感じる。オープンクエスチョン形式の質問の聞き方について、聞き手の態度や引き出し方は重要だと学ぶことができ、とても為になった。

・インタビューは相手に対してコミュニケーションを行って相手の話を引き出すということで、自分が話をする際に話す割合が3:7であることがいいなどそれを元にするとインタビューが上手くなるということは自分の話し方が上手くなるということにつながる研修だと思いました。

・先輩社員の働き方や考え方、実際に体験されたエピソードまで網羅的にお聞きすることができ大変ためになった。また、自分の働くイメージも掴みやすくなったため。自分のキャリアや人生を考え直す良い機会となり、インプットからアウトプットまで非常に学びのある研修だった。自分たちがインタビューした先輩だけでなく、他の同期がインタビューした先輩方のお話からも学べることが多く、短い時間の中で多くの気づきが得られたと思う。

・自分の目指すロールモデルとなる先輩を知ることができました。

・先輩社員にインタビューすることで、「新卒として、自分は何を意識して働くべきなのか」ということがよくわかりました。またプレゼン資料を作って発表することで、「人に伝えた」という責任感から、宣言した姿に1年後、3年後に必ずなっていなければ、と強く気持ちを持つことができました。

 


【最後に】

総合職で入社すると実に様々なキャリアの選択肢があります。目標を定め自身がなりたいと思った道であれば、どのキャリアを歩んでも正解だと思います。だからこそ、「○○のキャリアを歩みたい」「3年後に○○という姿でいたい」と強い意志をもって実現してほしいと思います。

ミクシィグループ社員一丸となって、サポートしていくので安心して成長してもらいたいものです。

 

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