部室長の一週間をのぞいてみた。〜ライブエクスペリエンス事業本部 システム部 編 〜

部室長の一週間をのぞいてみた。〜ライブエクスペリエンス事業本部 システム部 編 〜

社長、部室長、マネージャー、リーダー…会社組織には、様々な役職があります。

ですが、その仕事内容というのは、意外と知られていないもの。そこで、このシリーズでは部室長にフォーカスし、実際に「部室長って何やってるの?」「どんな予定があって、どのぐらい作業をしているの?」と、本人に質問を投げかけてみることにしました。

 

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今回は、ライブエクスペリエンス事業本部 システム部の石井に質問。最近の一週間のスケジュールをベースに、それぞれの予定がどのような内容なのかを聞き、その全体感を教えてもらいます。

石井 訓象(いしい くにまさ) ライブエクスペリエンス事業本部 システム部 部長
2007年 エンジニアとしてミクシィへ中途入社。SNS mixi のサービス開発エンジニア、エンジニアチームリーダーを経て、企画職へ異動。SNS mixi のニュースやコミュニティなどのプロダクトオーナーを経験し、2015年にXFLAGに異動。モンスターストライクの大規模イベント XFLAG PARK などのリアルイベント系のシステム開発を統括し、現在はライブエクスペリエンス事業本部のシステム部長。

 

いまの働き

「私たちが手がけているのは、ライブエクスペリエンス事業本部を中心にミクシィが展開するライブエンタメ系サービスの開発・運用・サポート全般になります。現在は、ライブイベント、音楽、スポーツといった領域に注力していて、そこから生まれたプロダクトを手がけることが多くなりますね。もう少し具体的にいうと、モンスターストライクの大規模イベント「XFLAG PARK」などのリアルイベント系システム開発や、今年の4月にリリースした店舗でのスポーツ観戦に特化した飲食店検索サービス『Fansta』のプロダクト開発などです」

その中で、石井が率いるシステム部のミッションは、“ライブエンタメ×テクノロジーでコミュニケーションを豊かにする”というもの。どのように捉えているのか、聞いてみました。

「これまでミクシィの主力事業は、SNS『mixi』から始まり、『モンスト』へと変わったものの、常に一本足と言われ続けている現状がありました。それが、ここ数年で様々な領域への投資が進んでいます。スポーツ、音楽といったライブエンタメ領域もそのひとつで、新たな芽が少しずつ出始めている。システム部が所属するライブエクスペリエンス事業本部は、まさにその新たな一手を作り出していく部署だと言えます。“ライブエンタメ×テクノロジー”で新たなプロダクトをリリースし、多くのコミュニケーションと事業を生み出していくことが強く求められている組織だと考えていますね」

 

一週間のスケジュール表、見せてください

システム部における石井の役割が見えてきましたが、具体的な仕事がもう少し知りたい!ということで、一週間のスケジュールを紐解いていきます。以下は、5月のある1週間のスケジュールです。

 

「MTGは社内と社外が半々ぐらいですね。社内は、マネージャーとの1on1、月1回の部室長会議、面接などの人事関連、あとは投資やグループ会社とのMTGもありますね。外部は、アライアンス関連でビジネスやプロダクトについて議論するMTGや、外注先・ベンダーとのMTGなどがあります」

「最近でいうと、面接や書類選考など“採用”に関する業務が多いと思います。というのも、私はシステム部の部長の他に、新たに立ち上げるプロダクトマネージャーも兼任していて、プロダクトの事業戦略立案や要件整理なども手掛けているんです。

私が多くを兼務するのはスピードダウンに直結するので、採用はとても重要。優秀な方が採用できなければ、組織やビジネスはスケールしません。組織やプロダクトが描く未来と、候補者のビジョン・キャリアとのマッチングするか、しっかり見極めるために多くの時間を使っています」

 

部室長、この予定は何ですか?

スケジュールを見ていて、いくつか気になった業務があったので、ピックアップしてさらに詳しく教えてもらうことにします。

部室長会議

月1回の定例MTGで、各部門の部室長が集まります。取締役会などでの会社の意思決定についての共有が中心で、どういう経緯や意図で、その判断になったのかを議論することができる時間。重要な意思決定は、テキストだけの共有だと意図が現場に伝わりにくいこともあります。そういった、会社や各事業部の方針を、マネージャーやメンバーにきちんと自分の言葉で説明していく上でも重要な場になっています。

 

1on1/2on1

役割上、直属部署の上下だけでない連携も求められます。基本的には1on1で実施することがほとんどですが、組織上は同チームではないけれど業務上関わっていくことの多いメンバーとは、関係者含めて2on1で実施することも。現場で起きていることや課題はメンバーが一番よく分かっていることなので、組織をまたいだ課題解決のためにも、そういった情報が聞けるこの時間はとても大事にしています。

 

お迎え

完全にプライベートな話ですが、妻も働いているので、子どもの見送りと、週1回のお迎え担当をしています。お迎えといっても、それだけではなくて、帰宅してから、夕飯の支度、ご飯を食べさせて、お風呂に入れて、着替え、寝かしつけまでがセットです(笑)。

 

部室長としての思い

最後に、石井が部長として組織に対してどのような思いを抱いているのかを聞きました。

「ライブエクスペリエンス事業本部で仕事をする上で、私が一番面白いと感じているのは、“オンラインだけでなく、オフラインの楽しさと難しさも味わえるところ”ですね。

たとえば、過去の「XFLAG PARK」をはじめとするイベントでは、多くのユーザーが来場し、楽しんでいる姿を目の前で見ることができました。自分たちが作ったシステムが、目の前で多くの方に利用されているのを直で感じられるのは、オンラインだけのサービスにはない喜びです。一方で、オンラインサービスだと当たり前にできていた、定量データの取得やそれに基づく企画、デジタル化による体験向上は発展途上にあり、難しく、やりがいがあります。

デジタルコンテンツが主力事業だったミクシィにおいて、オフラインの世界にも挑戦できること。五感を刺激する世界で、新しいコミュニケーションと事業を創っていけることはとても魅力的だと思っていますね」

とはいっても、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で、ライブイベントの開催が難しい現状があります。石井はどのように捉えているのでしょうか。

「もちろん新型コロナウイルスによって、ライブイベントを続けることやデジタル化の難しさを感じたのも事実です。個人的にもさまざまなライブイベントが中止・延期されてしまう現状を寂しいと感じました。けれど、“オフラインへの欲求”が表面化したとも言えると思ったんです。リモート技術の進化や価値観の変化は良い面も多いですが、やっぱり人に会いたい、直接あって話がしたい、みんなでワイワイ楽しみたい…という気持ちを再認識する体験になったようにも感じています。だから、それはそれで楽しみなことなんです。新型コロナウイルスが収束したときには、それまで溜めていた思いや新しい技術が重なり合い、新たな文化を生み出せると思っていますから」

「そして、同じ部署で働く仲間には、ライブエクスペリエンス事業本部だからできる経験を多くしてもらいたい。ここは新しい取り組みをしている部署です。安定ではなく挑戦が求められるので、失敗も多くあるでしょう。今立ち上げているプロダクトも、全てが思い描いていた通りに進むことはないでしょう。

ですが、誤解を恐れずにいうなら、私の中にはプロジェクトが失敗するよりも、携わったメンバーの中に「経験」や「スキル」が残らないことのほうが真の失敗だと思っているところもある。次のキャリアで活きることがたくさんあると思うし、それが結果として組織や業界を大きくすることにつながっていくと考えています。

そして、そういった“経験”や“スキル”を残すには、本人が納得してやることが大切だと思います。誰かから言われたことではなく、自分がやりたいことだからやる。そうじゃないと、失敗したときに、“誰かに言われたことだから”で終わってしまって、振り返ることがないんです。

失敗したときに学びがある状態にマネジメントしていくのが私の責任。そう簡単なことではないですが、目指していきたいことですね。」

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