“ユーザーの熱狂”に応えたい。目指すは『TIPSTAR』の成長を支えるデザイナー。~新卒成長の軌跡、その後 #14~

“ユーザーの熱狂”に応えたい。目指すは『TIPSTAR』の成長を支えるデザイナー。~新卒成長の軌跡、その後 #14~

ミクシルでは、新卒スタッフの成長をシリーズでお伝えしています。どのような成功体験や失敗体験を経験し、どんな風に成長したのか?スキルやマインドの成長に大きく役立ったターニングポイントとは?について迫ります。

今回ご紹介するのは、2022年に入社以来、『TIPSTAR』のデザイナー職として活躍している長岡美咲さん。「個人ではなく、チームとして良い成果を出すにはどうしたらいいのかを考えられるようになってきた」と語る彼女のこれまでの軌跡と、これからの展望を聞きました。

長岡美咲
TIPSTAR デザイングループ デザイナー
2022年新卒入社

MIXIの“コミュニケーションの温かさ”に魅力を感じた

━━学生の頃から、UI/UXデザイナーを目指していたんですか?

私は工業大学でデザインを専攻していましたが、アプリのデザインに関しては未経験でした。最初はUI/UXデザインという言葉も知らなかったのですが、就職活動をしていく中で理解を深めていき、興味を持ったんです。「UI/UXデザインに携われる仕事がしたい」と思い、そこからIT業界を中心にいくつかの企業を見て、最終的にMIXIが第一志望になりました。

━━MIXIが第一志望になった理由は?

インターンに2週間ほど参加して人事や現場デザイナーの方々とやり取りをしたのですが、他の企業にはない雰囲気の良さを感じたからです。

当時はコロナの影響で、MIXIに限らず多くの企業がオンラインでのやり取りだったのですが、コミュニケーションが難しいと感じていました。「会話の間」を気にしすぎて上手く話ができないと感じることが多かったんです。

そんな中で、MIXIはフィードバック等において学生である自分に対して真っ直ぐで丁寧に向き合ってくれていると感じました。社員一人ひとりのコミュニケーションの温かさから、会社全体に流れる居心地の良い雰囲気に魅力を感じました。

━━そうだったんですね。入社後の仕事について教えてください。

入社後は『TIPSTAR』に配属されて、最初の1年は主にUIUXデザインやアプリ改善、バナーデザインをメインに担当しました。他にはグッズ制作やイベント登壇なども経験しました。声をかけられた仕事は何でも積極的に取り組んでいきましたね。

ユーザーの熱狂に触れた、3周年記念イベント

━━これまでに担当したプロジェクトの中で、特に思い入れのあるものは何ですか?

今年の7月に実施した『TIPSTAR』の3周年記念イベントでの仕事です。周年ロゴやイベント期間中のアプリアイコン、ノベルティグッズ、オフラインイベントの装飾などのデザインを担当しました。思い入れがある理由は2つあって、1つは『TIPSTAR』ならではの楽しさを言語化して、デザインに落とし込めた点です。

3周年記念イベントのロゴを担当することになって、まず『TIPSTAR』がこれまでどういう歴史を歩んできたのか、そこにどんな想いがあるのかなどをリサーチするところから始めました。

元々『TIPSTAR』で遊んでみたり開発に関わっている中で、1人ではなく誰かと一緒にベッティングを楽しむ体験の重要性やゲームのような賑やかな雰囲気など『TIPSTAR』ならではのサービスの世界観があると思っていたので、それらを言語化してデザインに落とし込んでいく作業は大変ではあったのですが、上司だけでなく『TIPSTAR』に初期から携わっているプロデューサーにもプレゼンしつつ、何度も検討を重ねていきながら、最終的な形にできたことはとても貴重な時間でした。

━━2つ目の理由とは?

『TIPSTAR』のユーザーを、今までで一番近くに感じられた仕事だった点です。

3周年を記念したユーザー参加型のオフラインイベントがあって、当日は私もイベントに参加したのですが、参加者のみなさんが大きなモニターに映されたレースを見ながら、『TIPSTAR』を使って本当に楽しそうに熱狂している。その興奮や情熱を間近で触れることができて、すごく嬉しかったんです。普段、ユーザーのことを考えてデザインの仕事には携わっていますが、ユーザーが遊んでいるシーンを直接見る機会は貴重な体験でした。自分が関わったサービスを、こんなに楽しそうに使ってくれるのかと感動しましたね。

このイベントに参加してから『TIPSTAR』への愛着がより深まりましたし、入社時に大事にしていた“ユーザーに喜んでもらいたい、ワクワクさせたい”という気持ちを思い出したのも事実です。『TIPSTAR』をもっと盛り上げていかないといけないと気が引き締まりました。

━━仕事の向き合い方にも変化がありましたか?

変わったと思います。『TIPSTAR』に愛着を持って向き合う時間が増えました。これは意図的に作っているわけではなくて、ただシンプルにベッティングサービスへの興味関心が高まったからなのだと。

『TIPSTAR』で遊んでみる、競輪場に足を運んでみる、競合のサービスを使ってみる……スポーツベッティングについて学ばなければいけないことはまだたくさんありますが、小さなことから少しずつ行動する意識ができるようになったと思います。

その向き合う時間は、今後、サービスのデザインに携わる上で絶対に役立つと思います。何気なく触れていたもの同士がつながって、新しいアイデアやヒントになるはず。自分の中で起きたこの変化を大事にしていきたいです。

「個人」から「チーム」へ。視野が広がった

━━MIXI入社後、“成長の実感”はありますか?

まだまだ足りない部分は多いですが「全体を見てチームで働く意識」が高まってきたと思います。

入社時は自分が持っているデザインを作り上げることが一番の目的になっていて、完成させるための行動を取っていたと思うんです。けれど、段々と『TIPSTAR』というチームとして良い成果を出すには、どういう動き方をしたらいいのかと視点が変わってきました。デザインチームに限らず、企画やエンジニア、QAなど、他職種の方々含めて仕事する場面が増え、視野が広がっていったのかなと感じています。
━━具体的にはどのような取り組みですか?

一番はプロジェクトがスムーズに進むためのコミュニケーションの配慮です。

例えば制作物を提出する相手によって大事にする部分が違うので、デザインに関わる説明や資料には特に気をつけているところです。相手が企画の方であれば「仕様をどうデザインに反映したか経緯を明確かつ丁寧に伝えよう」エンジニアの方であれば「サイズやマージンなど細かいところまで伝えるよう意識しよう」など、それぞれの立場の方が動きやすい状況になるにはどうしたらいいか考えながら動いています。それからこれは上司から教わったことですが、デザインを提案する際には、推し案を1つだけを提示するのでなく、3案ほど出す。推しを強調するために他の案を出すほうが「合意形成」を行いやすいと学びました。

他にはデザインデータの作り方も配慮していることの一つです。事業部のメンバーはもちろん、MIXIで働く誰が見てもわかりやすいデータ構造にすることを心がけています。ストレスなく読み解けるデータは、円滑なコミュニケーションにつながりますし、最終的にチームの生産性アップを実現するものだと思います。

━━長岡さんは、あらゆる場面で“コミュニケーション”をとても大事にしているんですね。

私がMIXIに入社を決めた理由の一つは、“コミュニケーションの温かさ”です。だからこそ、自分自身も普段からそこは意識していきたいと思うんです。相手に気持ちのいいコミュニケーションと感じてもらえたら、私も気持ちがいいし、嬉しい。何度か上司からそういう言葉をいただく場面があったので、これからも変わらず大事にしていきたいですね。

『TIPSTAR』事業の成長に貢献できるデザイナーを目指して

━━今後のキャリアビジョンについて教えてください。

一人のデザイナーとして目の前のタスクをクリアしていくのはもちろんですが、『TIPSTAR』事業部としての貢献を目指したいです。事業がさらに成長していくための運用や環境の整備にも今後は積極的に関われたらと考えています。

━━というのは?

例えば、Slackのチャンネルに「改善投稿チャンネル」があるのですが、ここでは事業部の誰もが自由に『TIPSTAR』の改善案を出せるんです。ここを改善したら、もっと良くなるんじゃないか?そもそもこの機能はこの使い方でいいんだっけ?……など、本当に気軽に発言できる場所。実はこれを立ち上げたのがチームのデザイナーなんです。

年明けからスタートして、そこに集まった改善案をやるかやらないかの判断や優先度決めをみんなで話し合いながら進めるという動きをしていて。私もそういった活躍ができるデザイナーになりたいです。

━━なるほど。お手本にしたい動きですね。

そして、『TIPSTAR』でたくさんの経験を積んで、あらゆる現場で通用するデザイナーになるのが長期的な目標です。MIXIに入社してからを振り返ってみると、部署内ではUIやグラフィックなどの業務を担当させて頂いたり、他部署とも連携してイベント登壇や渋谷区のシブヤ「部活動改革」プロジェクトにおけるデザインカリキュラムの制作、新卒デザイナー研修のコンテンツのお手伝いなどデザイナーとして、本当に幅広い経験が積めていることに感謝をしています。

最近はこういう経験を通じて、MIXIのサービスや会社の魅力をたくさん広めていけたらいいなと考えています。『TIPSTAR』をユーザーに楽しんで使ってもらいたいし、社外向けのイベントに登壇することで、MIXIに興味を持ってくれる人を増やしたい。自分が関わった仕事の先に“誰かの笑顔”がある。そんなデザイナーでありたいですね。

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