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2018/12/13

キャリア指針は「毎日、毎月、成長を実感できるかどうか」。〜新卒入社のキャリア〜 #3

ミクシィグループに新卒として入社し、数年のキャリアを歩んできたメンバーに、これまでのキャリアや携わってきた業務について振り返ってもらうインタビューを実施。入社時の心境、ターニングポイント、そしてこれからのキャリアビジョンについて迫ります。

#3は2012年、新卒でミクシィに入社した安藤。事業推進部やマーケティング部、プロモーション部、スポーツマーケティング部など、数々の部署を渡り歩く中でキャリアを築いてきました。安藤が“ミクシィで実現してきたキャリア”とは一体何なのか?そして、“これから叶えたいビジョン”とは。これまで経験した仕事と、キャリア観についてインタビューを行ないました。

安藤 希倫 キャリア年表

 年  主な業務内容
2012年 コマースG事業推進チームに所属。SNS「mixi」のECサービスにおける事業推進を担当。
2013年 事業戦略グループにて、全事業の数値管理を行なう。その後、プロモーショングループに異動。SNS mixiのPR、プロモーション活動に従事。
2014年 モンスト事業本部海外事業推進室にて台湾版モンストのマーケティングを推進
2015年 同上
2016年 北米版モンストの海外マーケティングを担当。
2017年 XFLAGより配信されているiOS・Android用ゲームアプリ「ファイトリーグ」のプロモーション、事業戦略に携わる。
2018年 スポーツマーケティング室を立上げ、「一人じゃできない熱狂を」をスローガンにスポーツチームとのスポンサーシップや冠興行の実施。

 

数値と向き合うことで、仮説と全く異なる事実が浮かび上がることもある。

━━━━学生時代、どのような就職活動をしていたんですか?

インターネットサービスを扱えるということと、裁量権を持って仕事を進められるという2つの軸に絞って活動をしていました。大企業の中でたくさんある役割の中の一つとして働くのと、自分がプロジェクトの中心となって進めていく、どちらの働き方のほうが楽しいのかなというのはよく考えていましたね。

小さい頃からコミュニティや物事の中心にいることが好きなタイプだったので、リーダーシップを発揮できる企業がいいなと思っていました。大企業となると社員が数万人いることもあるので、組織の中心人物として働くためには、10年20年という長い時間をかけて階段を上っていくんだろうな、と。キャリアの安定性よりも成長したいという思いのほうが強かったので、小さい組織のほうが裁量を持って働けるところに魅力を感じ、ミクシィへの入社を決めたんです。

━━━━入社後、まず配属になったのは?

SNS「mixi」内のコマースグループ「mixiモール」に配属となりました。売上やKPI、コンバージョンレートなどのデータを集計し、どのカテゴリーの、どの商品が売れているかといった要点を取りまとめていたんです。入社前は右脳型のプランニングっぽい仕事をするのかなと漠然と思っていたのですが、蓋を開けてみたら数値を扱うロジカルな仕事でしたね。

━━━━当時、キャリア設計はどう考えていたんですか?

全く考えていなかったですね。目の前の仕事に取り組んでいく、という姿勢でした。この仕事を始めて、数値を踏まえた改善プロセスとか、ロジカルな視点で事業を進めていく方法を学べたのは大きな収穫でした。数値根拠のない仕事は、そもそもビジネスとして成り立ちません。どんな施策がどれだけの成果を生むという数値でのロジックは必要だなと肌で感じたんですね。この数値を見る力はEC事業以外のビジネスでも必要になるだろうし、しっかり実力を養いたいと思っていました。

━━━━なるほど。数値を見る仕事の重要性を実感したんですね。

数値というのは、見ようによっていくらでも色々なものが見えてくるんです。僕の上司や先輩は、「mixiモール」全体の数値管理、事業戦略を担当していたので、「どういう切り口で数値を見ていくべきか」「数値のどういう部分を見るのが一番クリティカルか」「今後の数値予測の仕方とは」といった知識やノウハウをたくさん持っていた。上司の知識をインプットさせてもらって真似ていました。

数値が変動する仕組みや要因が分かると、○○をすればどう伸びる、という傾向も分かるようになってきて面白かったですね。例えば、「mixi」のユーザーっていわゆる“ほんわか”というか、“キレイ目ファッション”を好むユーザーが多いのではないかという仮説があったんですが、数値をひも解いていくと、ギャル系の服がものすごく売れていることが分かった。ECで購入する層はギャル系アイテムが売れる、それならギャル向けの特集を組んでみよう、ということになったりして。

━━━━意外ですね!

仮説と全然違う事実が見えてくると、面白いですよね。さらに事業だけでなく自分が成長する道筋も見える化されたのは良かったです。与えられた業務に取り組んでいく上で、ビジネスとしての全体感や、事業を成長させていくための勘所が見えてくるという感覚が楽しかったですね。それを1年目に経験できるのはありがたかったです。

残念ながら「mixiモール」は2013年にクローズしてしまいました。そのタイミングで別の部署で働いたほうがいいんじゃないかと、異動の声が掛かったんです。

━━━━入社1年半で初の異動に。

そうです。次に配属となったのは、「mixi」全事業のレポーティングシステムを作るチームでした。売上、アクティブユーザー数、ユーザーの増減率など、Excelに数値を入れるとレポーティングができる仕組みを考えました。mixiやモンスターストライク(以下モンスト)など、収益系のプロダクトごとに数値を分析し、向こう半年の売上を予測するのが仕事です。例えば、「このままいくと5%ずつ下がるので、2014年頭には売上がこれぐらいになってしまう。○○の対策していきませんか」というのをレポーティングし、問題提起していました。

━━━━かなり特殊なチームに異動したんですね。

はい、特殊でしたね。数値を見るのが好きになっていたので、より大きな数値を扱うようになり、別の楽しさを見出して働いていた気がしますね。そして半年後には、プロモーションチームに異動することになります。

━━━━全社サービスの数値分析から、プロモーションって、だいぶ毛色が違う仕事ですよね。なぜ挑戦することにしたんですか?

成長できる場所、自分のバリューを発揮できる場所ならいいかなと思っていました。「こういうキャリアを描かなければいけない」という明確なものもなかったので、まだ若いし自分にできることであれば、やってみてもいいかな、と。数値を見ているだけではどうにもならないことがあることも分かったので、プロモーションやマーケティングの部署に異動してもいいかなと思っていたんです。

そこではSNS「mixi」を盛り上げるためのプロモーションとして、企画や外部アライアンスの提携をしたり。例えば、ミクシィが主催するお笑いのショーレースや、ワールドカップのパブリックビューイングなど、toC向けのプロモーションやサービスの企画や実施を経験しました。

━━━━その後、自ら手を挙げて異動を志願されたんですよね。

そうです。mcc(※)で海外マーケッターの募集を見つけて。2014年の上期、モンストがすごく伸びており、海外展開をするためのプロモーションを始めるにあたっての募集でした。

実は僕、入社前から海外に興味あったんです。当時のミクシィには海外戦略推進室があったことも入社の決め手になっていたんですね。モンストを台湾に展開するということで、マーケティングチームにジョインしました。僕のキャリアとして、台湾版モンストに関わったことは大きな成長につながったと思います。

※mcc:「ミクシィ・キャリア・チャレンジ制度」の略。部署毎に求人を掲載し、メンバーは、所属上長への相談や許可がなくても求人に応募でき、条件に合致すれば社内異動が実現する

数値との向き合い方が変わった日

━━━━大きなターニングポイントになったんですね。具体的にどんな仕事をしていたんですか?

台湾でのモンストユーザーを増やすというミッションを掲げ、コラボ案件の企画から台湾版キャラクターの制作ディレクション、ゲーム攻略コミュニティの運営委託、イベント企画、広告出稿やプロモーションなど、運営およびマーケティングに関わることはかなり経験していました。

数値分析をしていたバックグラウンドを活かして、事業計画や月毎の収支予測を立て、目標売上を設定することもありました。最終的にはプロダクトマネージャーのような立場で、数値の報告を行なっていましたね。

━━━━思った通りユーザーを獲得できましたか?

それが全然いかなくて(笑)。はじめは分からないことだらけだったんです。Web広告からリアルイベント企画まで、一通りのことを経験し、試行錯誤しながら学んできました。でも、全然数値が伸びなかった。2014年夏手前からジョインして、2015年の1月くらいまでゆるやかにアクティブユーザー数が下がっていたんです。

このまま下がっていくのだろうか…と悪い想像が頭をかすめたとき、ふと「まだTVCMなどのマス広告のアプローチをしていない」ということに気づきました。日本ではマス広告を実施していましたが、台湾は一度もTVCMを出稿したことがなかったんですよね。そこで一度、挑戦しようと思って。

━━━━今までロジカルかつ慎重に仕事を進めてきたのに、なぜ“想い先行”でやってみようと思ったのですか?

万策尽きた感があったんですよね(笑)。Web広告やイベントとか、プロモーションをしていても数値が伸びない。どこかのタイミングで大きく勝負に出ないと、なかなか景色が変わらないな、と。

日本版のTVCMはどんな風に企画したのかとか、競合の成功事例をもとに、どんなプロモーションを行なうべきかを組み立てていきました。日本版の実績があるとはいえ台湾で上手くいくとは限りませんが、勝負する価値はある、というプレゼンを当時の代表に提案したところ、「いいじゃない、やってみなよ」と背中を押していただき、チャレンジすることになりました。

とはいえ、上手くいくだろうかという不安は常に隣り合わせ。毎朝5時に目が覚めてしまい、6時過ぎには出社し、数値を分析しながら色々考えたりしていましたね。プレッシャーはありました。

━━━━ドキドキの毎日だったでしょうね。最終的にどんな結果に結びついたんでしょうか。

なんと台湾・香港の売上ランキングで1位になったんです。台湾の他のゲームとのコラボも実施することになって、売上がさらに伸びました。

そのとき思ったのは、「やっぱり、左脳的アプローチだけではどうにもならないこともあるんだな」ということ。これまでの僕のキャリアでは、数値を見て現実的な目標を作る、という進め方をしていましたが、それだと思い切った一手を打つことができなくて。明確な仮説を立てていくことも大事ですが、一見、論理が飛躍した大きな仮説をもった取り組みをやってみるのも、悪いことじゃないんだなと学んだんです。自分の考えた施策がちゃんと数値として返ってきたというのが一つの体験としてあったので、一皮むけたな、と。

━━━━なるほど。異動によって新たな経験を積むことができたんですね。その後は、どんな仕事を?

台湾版モンストのプロモーションが一息ついた頃、北米版モンストのユーザーを獲得するために、Facebook上での動画広告を大々的に展開することで利用者を大きく伸ばすという話を耳にしました。端からそのプロジェクトを見ていたら、実行するための組織体制やスケジュールについて、まだまだ改善の余地があると思ったんですよね。

台湾での成功体験が自信になっていましたし、マーケティングの考え方も確立されていたので、自分がそのプロジェクトに入ることでより力を発揮できるだろうと感覚的に思っていたんです。

━━━━どんな広告を実行したのでしょう?

アメリカの有名俳優や有名CG監督による、クリエイティブに予算をかけた広告を実施しました。でも、結果は厳しく、投下したコストに見合うリターンを得ることができませんでした。

━━━━失敗に終わってしまった理由は?
クリエイティブやメディアに対して自分たちの仮説をもって望んだのですが、そこが目論見通りにいかなかったのが大きかったです。もともと海外において学校等のコミュニティにおいて影響力をもっている層は、モバイルゲームをそもそもプレイしていない傾向でした。その人達にも流行らせたいというチャレンジだったのですけどね…。
結果は残念だったのですが、大きな
仮説をもってチャレンジをした経験は良かったなと思っています。

━━━━なるほど。次にジョインしたのはどのチームですか?

当時、XFLAGが配信しているスマホアプリ「ファイトリーグ」が海外展開をするプロジェクトが立ち上がっていました。僕にできることがあればお手伝いしますということで、2016年の年末から参加することになりました。

海外展開に向けたマーケティング担当として入ったのですが、日本のマーケティング戦略から、予算計画・事業計画の立案、リリース日程の調整、キャッチコピーの作成など、色々な仕事を担当しました。

その後、事業の方針としてプロダクトを改修するフェーズに入り、自分のスキルセットで貢献できる部分がそこまでないと感じ、新しいチャレンジをしたいと思うようになりました。

次のキャリアを築いていくため、新たな成長の場を選択

 

━━━━人一倍異動が多いと思うのですが、自分が成長できる場所かどうか?という軸は一貫していますよね。その嗅覚がすごい。

 うーん。ミーハーなのかもしれない(笑)。

 ━━━━人事からも声が掛かったとか。

 そうですね。組織体制の構築や、制度を見直して作り上げていくのが向いているんじゃないか、と言っていただけたんです。

色んな部署の話を伺って印象的だったのは、ライブエクスペリエンス事業本部の上司からの一言でした。「まだ君は、新規でサービスや部署の立ち上げにチャレンジする経験をしたほうが良い」という言葉に、とても納得したんですよね。これまで0から0.5くらいになっているサービスを、どうグロースしていくかが仕事でしたが、0から1を生み出すこと、組織をゼロから作っていくことを経験してもいいのかも、と思えたんです。

━━━━新規事業をゼロから作っていくことと、組織体制の構築が、新しいキャリアにつながっていくと判断したから受け入れたんですね。今はどんな仕事を?

僕が所属しているスポーツマーケティング部は、“XFLAG×スポーツ”という取り組みを世の中に認知してもらうという大きなミッションを掲げています。そして最終的なゴールとしては、「FC東京」や「千葉ジェッツふなばし」などのスポーツチームがXFLAGと歩んでいくことで、集客や収益などチームとしての価値を高め、ビジネスとしてチーム運営を成り立たせていくことを想定しています。例えば、冠試合を開催することで、「どれくらいの新規顧客を呼び込むことができ、どれくらいのファンクラブ会員が増えます」という提案をして、スポーツチームとのリレーションを強めていき、そこからもう一歩踏み込んだリアルイベントやWebイベントとか包括的に企画していくことが僕たちの役目です。ゼロからイチを生み出すために、種をまいて作っていくところに充実感を得ていますね。

━━━━これまでのキャリアの実現性については満足していますか?思う通りになっているでしょうか。

そうですね。毎日、毎月、何かしら成長できていると思います。事業の責任者を任せていただきながら、キャリアを形成することができたのはありがたいなと。もしも大企業に入社していたら、なかなか経験できていなかっただろうなと思います。

━━━━今後はどのようなキャリアを目指していますか?

会社に貢献できるようなサービスや事業を手掛けていきたいということを、常に意識はしています。台湾版や北米版のモンストに関わるときも、自分の力を発揮できるだろうという思いと、会社として展開が広がる期待感を持って取り組んできました。成熟しきったサービスや事業より、育てていくフェーズにあるもののほうが、自分の影響力を発揮できると思うんですよね。

上手くいくか分からない、上手くいったらインパクトの大きな功績を残せるかもしれないという状況のほうが、自分としてはやり甲斐を感じますし、成長もできる。そういうシチュエーションを図らずとも望んでいるのかもしれないです。

 

– – – – – – – – –  ※※※ - – – – – – – – –

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