2024年4月1日、新入社員の門出を祝う入社式がMIXI本社(渋谷)で行われ、18人の新メンバーが加わりました。人事の担当者は、新入社員が「この会社に入社を決めてよかった。この仲間と良い未来を一緒に実現していきたい」という思いを抱いてもらうため、様々な工夫を凝らしました。
具体的には、MIXIのビジョンや価値観をウェブサイトで掲載しているよりも理解・体感してもらいやすくするために、ファウンダーや社長、人事本部長のメッセージにのせて想いを伝える場を用意しました。さらに、本部長との交流会では、カジュアルなランチを通じてリラックスした雰囲気の中でコミュニケーションを図ることで、本音で話したり、踏み込んだ質問をできる機会を提供しました。この記事ではその様子をダイジェストでお届けいたします。
式典の様子
午前10時に式典がスタートし、新入社員がレッドカーペットを歩いて入場しました。
式典の様子は全社にライブストリームされ、Slack上で交わされたお祝いのコメントやスタンプは、会場内のスクリーンでも表示されました。
式辞|代表取締役社長 上級執行役員 CEO 木村 弘毅
代表の木村は、自身の学生時代に情熱を燃やしたゲームや友達との遊びから得た“衝撃”について触れ「それらに共通するものが全てコミュニケーションだった」と、あらためてコミュニケーションが人にとってどれだけ大切かを語りました。
「本日皆様に伝えたいことは“ユーザーサプライズファースト”についてです。ユーザーの驚きを何よりも、一番大切にしていこうということです。しかし、時には様々なものが私たちの邪魔をしてきます。一番の敵は、”もうこれでいいや”と諦めてしまう自分自身の弱さです。そして、その弱さを乗り越え、自らを奮い立たせてくれるものが、”自分が経験して得た驚きや感動” つまり、“衝撃”です。自分に負けそうな時に、その“衝撃”を思い出してみてください。必ず皆さんの支えになるはずです。」
そして最後に「これからも皆さんと一緒に世界に豊かなコミュニケーションを届けていきたい。」と締めくくりました。
挨拶|取締役ファウンダー 上級執行役員 笠原 健治
取締役ファウンダーの笠原は、仕事の醍醐味・夢中になる瞬間・真摯に取り組む重要性についてメッセージを伝えました。
「事業を始めるとき、何をすればいいのかわからない時期もあります。長いトンネルの中で、全く答えが見えないときに、こうすればうまくいくのではないかと気づく瞬間があります。その先から生きがいを感じて、昨日までとは全く違うわくわくした気持ちで準備を進めていきます。リリースした時に、ユーザーの方から「いいね」「面白いね」と言ってもらえて手応えを感じる瞬間があります。自分たちが考えていた仮説が当たっていたことが分かった瞬間であり、本当に幸せな瞬間だと思います。そのような瞬間を味わいたくて、私は日々の仕事を続けています。
事業作りに限らず、自分なりの仮説や気づきを試してみて、うまくいかないこともありますが、良いフィードバックを得ることができた時、成長を感じることができます。皆さんもこれまでの経験から、うまくいったときの実感を持っていることでしょう。仕事も似たような過程を経て、成長や成功を実感できるものだと思います。
仕事は自分や身の回りの人だけでなく、多くの人の人生に影響を与えることができる、非常に面白いものです。それゆえ、自分の仕事や事業に真摯に取り組んでほしいと思います。そうすることで、自分なりの付加価値や気づきを得ることができるでしょう。ぜひ頑張ってください。
AIの進化が進む中、技術を活用することも重要です。これからも大きな変化が予想されますが、AIを活かして、自身の能力や可能性を拡大させていくことが大切です。皆さんの細かい工夫や努力が、大きな成果につながることを期待しています。」
新入社員代表挨拶
新入社員を代表して、ビジネスプランナー職、デザイン職、エンジニア職の代表者が1名ずつ、それぞれ入社の挨拶と意気込みを述べました。
ビジネスプランナー職の吉田智咲さん(写真左)は、学生時代に体験したサハラ砂漠でインターネットサービスが利用できた感動と、砂漠上のキャンプで出会った外国人との、言語や文化の壁を超えたコミュニケーションの大切さを痛感した経験から、MIXIが生み出すワクワク・コミュニケーションを世界中に届けたいと述べました。
デザイン職の中野梨杏さん(写真中央)は、MIXIのデザイナーとして「ワクワク」と「コミュニケーション」をキーワードに、ユーザーや仲間の笑顔を引き出すことに情熱を注いでいきたいと意気込みを述べました。
エンジニア職の木村有希さん(写真右)は、周囲を巻き込んでチームや事業全体を前進させる、開発組織を引っ張る存在になりたい。またMIXIの魅力を伝えるために積極的にイベント等に参加し、多くの人にMIXIが魅力的な職場として認識されるよう採用活動にも貢献できる存在になりたいと意欲を語りました。
新入社員たちの立派で逞しい挨拶に、列席者一同が拍手を送りました。
人事本部 本部長挨拶|後藤 満喜
人事本部長の後藤は、MIXIが大切にする3つのバリュー「発明」「夢中」「誠実」について、改めて紹介するとともに、新入社員18名にエールを送りました。
「MIXIが大切にする3つのバリュー”発明・夢中・誠実”について、半年前の内定式でもご紹介させていただきました。あれからこの半年、皆さんは当事者意識を持つことや、仲間との信頼関係を築くことの重要性を考え、それぞれインターンや内定者アルバイトなどに取り組んできたと思います。改めて今日から、これを心に刻んで日々繰り返すことで、一人一人がMIXIのパーパスを体現できるよう願っています。
新卒採用の担当者も、育成の担当者もこの日を心待ちにして、今日の入社式の準備を進めてきました。これからもぜひ交流させていただければと思いますし、人事一同も今後も皆さんの成長を支援していければと考えていますので、気軽に声をかけてください。」
最後に集合写真を撮影し、式典は終了しました。
交流会の様子
式典が終了した後、新入社員たちは社員食堂のあるコラボスペースに移動。各部門の本部長たちと食事をしながら交流する機会が設けられました。
新卒社員自身の人脈を広げる第一歩として、また本部長たちに顔を覚えてもらうきっかけ作りとして、「名刺交換」の場が設けられました。新入社員は入社と同時に配布された真新しい名刺をさっそく活用します。
各テーブルでは本部長たちが自己紹介をし、自身が若手だった頃のエピソードや挑戦・失敗経験から学んだことなどを、3つのバリュー「発明」「夢中」「誠実」になぞらえて、ライトニングトーク形式で語ってもらいました。
今年は入社式で出番の少なかった村瀨(取締役 上級執行役員)。交流会の様子をそっと見守ります。
今年の新入社員には、お祝いのギフトとしてオリジナルデザインのタンブラーとコースターが贈られました。交流会の最後にはBYRON BAYのアイスコーヒーが配られ、早速タンブラーにいれて使っていただきました。
デザイン担当者より
入社式のオープニングムービーの制作を手掛けた大山と、お祝いのギフト(タンブラー&コースター)のデザインを担当した國分に、それぞれが制作に込めた思いと新入社員への歓迎のメッセージを伺いました。
最後に
18名の新入社員を歓迎する入社式が、晴れやかな雰囲気の中、今年も無事に開催され、MIXIの新メンバーとしての新たな門出がスタートしました。彼らがこの日抱いた決意や、仲間から受けた刺激を大切にし、同期の仲間たちと共に協力して社会人として成長していくことを願っています。これからの日々が、彼らにとって充実したものとなりますように、心から願っています。