GMOペパボ×ミクシィ×クックパッド が合同イベント「インハウスデザイナーってどんな仕事?」

GMOペパボ×ミクシィ×クックパッド が合同イベント「インハウスデザイナーってどんな仕事?」

10月25日(金)に「GMOペパボ株式会社」「株式会社ミクシィ」「クックパッド株式会社」の3社によるデザイナー合同会社説明会「シンソツデザイナートーク」が開催されました。今回は、3社ともに新卒1年目と3年目のデザイナーが登壇。さまざまな事業を手掛ける会社の“インハウスデザイナー”として働くことの特長や、その中での成長、働き方など、学生目線で気になる話が目白押しでした。場所は、恵比寿ガーデンプレイス内のクックパッドのオフィス、キッチンラウンジ。

大きなアイランドキッチンには特製のイタリア料理が並び、料理を味わいながらのカジュアルな雰囲気で開催されました。真剣なまなざしで発表を見つめる参加者の皆さんと、当日行われた3社それぞれのトークセッションを、スライドを交えながらレポートします。

 

まずは、腹ごしらえからスタート!?

スタートするやいなや、なにやら会場においしそうな匂いが漂ってきました。前菜のサラダをはじめ、ボロネーゼやローストビーフなど、色とりどりのメニューが次々と運ばれてきます。これらは、イタリアンレストラン「中目黒ガレリア」でオーナーシェフを務める料理家・岸晃広さんによる特別メニュー! 思わぬ出来たて料理の数々に、参加者一同思わず顔がほころびます。好きなメニューを取り分け、会は和やかにスタートしました。


料理を味わいながら、早速トークイベントへ。

 

▼各社のトーク内容はこちらから

GMOペパボ 王 悠夏さん / 白石 翼さん
ミクシィ 篠原梨紗さん / 岸本由美子さん
クックパッド 茅島佑樹さん  / 佐野大河さん


まずは、ハンドメイド作品を手軽に販売・購入できる『minne』の新卒1年目、王さんから。元々同社のサービスのユーザーだった王さんは『minne』や『SUZURI』などのサービスが、“クリエイター支援”に焦点が当てられていて、ユーザーが楽しめる”遊び心”があることが特徴、と説明。アプリやWebのUIを改善するフローを簡潔に説明し、現在はデザインシステムの整備に力を入れていることを教えてくれました。

 

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次は、オリジナルグッズを作成・販売できる『SUZURI』から新卒3年目の白石さん。「『説得力・運用目線・おもしろさ』の3軸でUIデザインを考えることが大切」と説明し、共有できるガイドラインをつくり、継続的にクオリティを維持する方法を考えることも、サービスに関わるデザイナーにとっては大事なこと、と続けます。愛着の湧くアニメーションやアイコンは、こうした綿密なアイデアによって生み出されているんですね。

 




続いては、弊社ミクシィの番です。『モンスターストライク』でUIデザインの改善に励む篠原さんが登壇。UIデザイナーを目指そうと思った経緯にはじまり、実際のサービスのUIを細かくトレースして設計を知る”UIトレース“という学び方や、自身が改修した機能などを紹介。「UIデザインにおいては、人と連携を取りあいながら協力をして作りあげるあげることが重要。企画が何をしたいか意図を汲みとり、それをエンジニアに分かりやすいかたちで伝えることを大切にしています。」と熱く語り、ポートフォリオを早めに制作しておくことが大事!と、就活のアドバイスも忘れません。

 

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3年目のデザイナー、岸本さんは、サロンスタッフ予約サービス『minimo』のUIについて紹介。実際に行った施策を例に挙げながら「入社したての頃は、自分が納得のいくデザインばかりを意識していたので、サービスのことを考えられていなかった」と話し、「今は自分が思い描くデザインが、ミニモを利用するさまざまな状況のユーザーに寄り添ったものであるか、きちんと機能を果たすものかどうかを考えることが大事だと思うようになった」と振り返ります。3年目を迎え、仕事の幅が広がり提案の場が増えた、と成長の過程を等身大に話してくれました。

 




最後は「毎日の料理を楽しみにする」を合言葉にさまざまなサービスを展開するクックパッドから、料理にまつわるクラフト商品が買えるアプリ『Komerco』に携わる新卒1年目の茅島さんが登壇。エンジニアとして就活をしていたものの、デザイナーとして働きたい!と思い立って進路変更した理由や、海外への展開をはじめとしたクックパッドの将来性など、学生にとっても身近な話題が多く、参加者も聞き入っていました。

 

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クックパッド』を担当する新卒3年目の佐野さん。レシピの作成者が自分のレシピをまとめて公開できる機能など、過去3年分の担当箇所をすべて紹介したあと、「これらの実装に費やした時間は全体の0,2%、残りの99.8%を検証・改善に充てている」と続けます。制作→検証→フィードバック→改善のプロセスを「つくって、こわす」というフレーズで紹介し、“よりいいデザイン”を突き詰めるため、これらをより早いサイクルで回すことを心がけていると語ってくれました。検証に時間をかけられることは、デザイナーを志望する学生にとっても、大きな魅力に感じられたはず。

 


 

終了後は、熱い懇親会へ

3社のトークセッションが終了。3つのテーブルに分かれ、登壇したデザイナーにそれぞれ直接話を聞ける懇親会の時間です。各社のブースには人だかりができ、真剣に話を聞いたり質問を投げかけたり…中には実際にポートフォリオを持参し、具体的なアドバイスを受ける人も!
弊社のブースでは、岸本さんがポートフォリオを見ながら「出来あがった制作物だけじゃなくて、そこに至るまでのラフや過程も見せると、より思いが伝わるよ」と1ページずつ読み込みアドバイスをする姿を見せ、篠原さんは参加者のポートフォリオを片手に「もっとイナミックに作品だけドーン!とのせたページを作ってあげると、UIやUXのことも考えていることが伝わる」「面接の時は繰り返し自分の信念や思いを伝えて、印象に残るフレーズをつくっておくといいよ!」とアドバイス。それらの心強い言葉を聞いて、真摯にメモする参加者の姿が印象的でした。

異なる3社のデザイナーが一同に会したこのイベント。デザイナーとして通底している部分もあれば3社それぞれの特長が際立った部分もあり、参加者はもちろん、登壇した人にとっても有意義な時間になったと思います。和やかな雰囲気ではじまったものの、懇親会では熱がこもった会話が飛び交うアツい会となりました。今回のイベントをきっかけに、これからのデザイナーを目指す人が増えてくれるとうれしいです。

参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

 

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