つなぐ喜びを仕事に。大学の学びを活かしMIXIで実現する理想のコミュニケーション

2024.12.10
阿部 明
アメリカ生まれ。小学生から中学生まで日本で過ごし、高校から再びアメリカへ。大学時代はアメリカでコミュニケーション学を専攻。2023年に新卒でMIXIへ入社。投資事業推進本部に配属され、投資検討や事業支援など幅広い業務に力を注ぐ。業務のかたわら、社内部活動部長や忘年会幹事など社内活動にも積極的に従事。2024年2月よりグループ会社「ラブグラフ」に出向し、企業の内側から事業支援に取り組む。

2023年に新卒入社した阿部 明。大学でコミュニケーション学部に進学した経験を持ち、MIXIでは投資事業推進本部にて幅広い業務を担当。現在はグループ会社へ出向し、事業支援に力を注ぎます。社内外の人々と積極的にコミュニケーションをとり、持ち前の適応能力を活かして働く阿部が語るMIXIの魅力とは。

投資の世界からスタートアップの現場へ。「二つの私」を使い分ける新卒社員のあゆみ

2023年入社の阿部は、入社当初から投資事業推進本部に所属。幅広い業務に取り組んでいると語ります。

「投資事業推進本部では事業会社への出資やファンド、スタートアップへの出資検討、M&Aなどさまざまな事業が行われています。中でも、私が所属するカバレッジチームはスタートアップへの出資検討や出資に関する社外イベントへの参加、既存の社内事業部とのシナジー検討などを行うことが多いですね。最近では、出資先企業への事業支援にも関わっています」

阿部自身、入社から1年半ほどの間にすでにさまざまなことを経験してきました。

「配属当初はスタートアップへの出資検討などを任され、社外の方とお会いする機会も多かったです。さまざまな企業の方とお会いし、『MIXIとどんなシナジーが生めるかな?』と考えたり、イベントに参加してリレーションづくりに徹したり。
また、2024年2月からはさまざまなシーンを日本全国のプロカメラマンが撮影する出張撮影サービス『Lovegraph(ラブグラフ)』を運営する『株式会社ラブグラフ』に出向。グループ会社の内側から事業支援に携わっています」

海外からの観光客増加に伴い、インバウンド向け事業を立ち上げたラブグラフ。その事業拡大をめざす上で白羽の矢が立ったのが、阿部でした。

「もともと私の上司に出向の話が来ていて、その上司から『一緒に行かない?』と声をかけてもらいました。投資事業部の業務として事業支援はありますが、出向という形でサポートすることは珍しいため、そもそも『そういうチャンスがあるんだ』と驚きました。その上、適応能力の高さを評価いただき、新卒1年目のうちに声をかけてもらえたことも嬉しかったです」

ラブグラフでは出向の発端になったインバウンド事業の推進のほか、国内アライアンス業務やMIXI GROUPとしてのシナジー最大化にも取り組んでいます。

「金融やコンサルタントなどのバックグラウンドを持つ人が多い投資事業部から、スタートアップでガッツがあり、写真に対する愛や想いが強いラブグラフに移って、初めは彼らのエネルギーの強さに圧倒されることも。しかし毎日いろいろな人と顔を合わせてコミュニケーションをとる中で、出張撮影や写真の魅力や可能性にも気づき、場の雰囲気にも馴染めるようになってきました。
今では『投資事業部にいる時の私』『ラブグラフでの私』がそれぞれできあがり、切り替えて仕事ができるようになりました」

コミュニケーションへの情熱が導いた道──MIXIで見出した、自身の強みと可能性

アメリカと日本を行き来しながら育った阿部。高校・大学時代は単身アメリカで過ごしました。

「アメリカで生まれ、小学校から中学校までは日本で育ち、高校から再びアメリカへ。大きな環境の変化を何度も繰り返したことで、適応能力が身に付いたのかもしれません。また高校・大学時代は家族と離れて一人でアメリカに暮らしていたので、なんでも自分でやらなければならない環境でした」

MIXIとの出会いは大学在学中のこと。就職活動イベントがきっかけでした。

「卒業まであと1年というタイミングで就職を考えるようになり、駆け込むように就職活動イベントに参加しました。私の大学時代はちょうどコロナ禍とかぶっていて、イベントもオンライン開催だったんです。そこでいくつかの企業を見たうちに含まれていたのがMIXIでした」

イベントを機にいくつかの企業にエントリーした阿部。中でもMIXIには、特別な感情を持っていたと語ります。

「大学でコミュニケーションについて学ぶ学部に在籍していたので、もともと『コミュニケーションに関わる仕事がしたい』と思っていました。しかし現実問題、コミュニケーションに直接関わる仕事自体がそう多くはないので、どこか諦めていました。
そんな中で『豊かなコミュニケーションを広げ、世界を幸せな驚きで包む。』をパーパスに掲げるMIXIを見つけたんです。PMWV(※)を通じて私が理想とする、人と人とをつなぐ温もりのあるコミュニケーションを体現している印象を持っていたため、注目していました」

選考が進んでいく中で、よりMIXIに惹き込まれていきました。

「採用担当の方と関わる中で、MIXIのコミュニケーションに対する思いをあらためて感じました。どの人も真摯に向き合ってくれて、次の面接に関する事前インプットや面接後のフィードバックも丁寧でした。彼ら・彼女らを見て、『こんな人たちと一緒に働きたい』と思いましたし、この人たちが選んだメンバーと一緒に仕事をしてみたいと思うように。もともと進みたい分野だったこともあり、入社を決意しました」

内定者アルバイトを経て入社した阿部は、投資事業推進本部に配属されます。投資については未知の領域でしたが、着々と知識をキャッチアップしていきました。

「先輩たちの中にも未経験でこの部署に異動してきた人がいたので、心強かったです。教えてもらったことを吸収するだけでなく、書籍を読んだり、外部の勉強会やセミナーに参加したり。投資という会社の経営に関わる部分に携われたおかげで、企業を俯瞰的に見られるようになったほか、経営目線で物事を見る力も培われました。
また入社前から主力のプロダクトについては知っていましたが、入社してMIXIが本当に幅広い事業を手がけていることをあらためて知り、事業会社としてのおもしろさも感じました」

加えて大切にしてきたのは、阿部の人生のテーマの一つである「コミュニケーション」です。

「業務上、経営チームの皆さんや他の事業部のマネジメントをしている方たちと関わる機会が多く、自然と他部署との関わりが多くなりました。皆さん気さくで、顔を合わせれば挨拶はもちろん、何気ない会話をしてくれる方もたくさんいます。新卒ながら、役職に関係なく交流する機会があることは、とてもありがたいと思います。
また業務外でも社内活動に積極的に参加するなど、同僚との交流を積極的に図るようにしています。たとえば、社内の部活制度で部長をやったり、仲良くしている同僚が部長をしている部活に参加したりして、事業部を超えた付き合いも大切にしています」

コミュニケーションを学んできた阿部自身が、コミュニケーションをとる上で大切にしていることについて語ります。

「一つは、第一印象で人をジャッジしないということです。第一印象は誰にでも持つものですが、それを理由に話す前から相手のことをジャッジしてしまうのはもったいないこと。まずは会話をしてみてから、その人がどんな人なのか自分の中で判断するようにしています。
もう一つは、自身の適応能力を活かして相手に合わせたコミュニケーションをとること。相手によって話題や話し方を変え、それぞれに合った関わり方をすることを意識しています。ストレスなく相手に合わせられることは、私の一つの強みだと感じています」

※ PMWV……MIXIの企業理念。PURPOSE「豊かなコミュニケーションを広げ、世界を幸せな驚きで包む。」MISSION「『心もつながる』場と機会の創造。」MIXI WAY「ユーザーサプライズファースト」VALUES「発明・夢中・誠実」

孤独をチームの力で乗り越える。投資事業部のMIXIらしいコミュニケーションの真髄

入社早々さまざまな場面で活躍を見せる阿部は、入社以来自身の中でとくに印象深かった出来事についてこう語ります。

「MIXIに入ってとくに印象深かったことは、二つあります。一つは自身の投資案件が初めて投資委員会に通った時のこと。入社当初、投資支援の仕事を任されていたこともあり、同じ部署に新卒で配属された他の社員と比べると出資検討の仕事をスタートさせるのが遅かったので、人と比べて『自分は全然できていないな』と劣等感を感じることもありました。そんな中で『ここに出資したい』『ここならMIXIとのシナジーが生まれそう』と思える企業に出会え、実際に投資が叶ったことは新卒1年目の集大成として今でも心に残っています。
もう一つは投資事業部が中心となって行った忘年会で、幹事として奮闘したことです。日頃から関わりの深い一部の部署や経営チームの皆さんに声をかけて、最終的には総勢300人ほどが集まる大きなイベントになりました。役職や部署を超えたコミュニケーションの場になったことが、とても嬉しかったです」

他部署の幹事とも協力しながら、イベントを成し遂げたことに大きな達成感を得たと言います。

「業務の合間を縫って準備を進めていかなければならないので、直前までドタバタして大変でした。せっかく多くの人が参加してくれるので、その中でコミュニケーションが生まれるような企画を考え、当日は司会も任せていただきました。大変でしたが、みんなが笑顔で交流している様子がステージ上から見えて、MIXIらしいコミュニケーションを体現する場になったんじゃないかと思っています」

日々の業務からもMIXIらしいコミュニケーションの在り方を感じる瞬間があると話します。

「投資事業部の仕事は主担当が一人で進めていかなければならないことも多いので、実はすごく孤独になりやすかった印象を持っています。それでもMIXIは懇親会やチームビルディング研修など、しっかりコミュニケーションがとれる部署にしていこうという取り組みが盛んに行われていて、困った時にはいつでも相談できる仲間がいるので、心強いです。やっていることはそれぞれ違うのですが、一人ひとりがチームとして活発にコミュニケーションをとろうとしていると感じます。そうでなければ、忘年会もあんなに盛り上がらないと思うんです。
また、メンバーの誕生日には必ず誰かが声を上げて、ケーキやプレゼントを買ってお祝いする文化もすてきだなって。一緒に働いている仲間の大切な日をお祝いしようというムーブが自然に起きるところも、MIXIらしさの一つなのかなと思います」

出向し、活躍の舞台が変わった今でも、MIXIの一員としてのコミュニケーションは欠かさないと阿部は胸を張って言います。

「以前と比べると投資事業部のメンバーとの関わりは減りましたが、今でも定期的にフロアに足を運んで同僚と会話をするなど、せっかく生まれた交流や縁は絶やさないように心がけているんです。また2024年も忘年会の幹事に選任されたので、部署を超えたコミュニケーションが生まれることを楽しみにしています」

「人の温もり」を写真に込めて。ラブグラフでの経験を糧に、MIXIの未来を描く

人が好きで、自然と関わる人の人柄や価値観を見つめてしまうと語る阿部は、MIXIの好きなところについてこう言います。

「私が思うMIXIの好きなところは、本当に多様な人がいるところです。PMWVに共感している、コミュニケーションが好きなど、一定の共通点はあると思うのですが、『MIXIらしい人』を言語化しようとすると、十人十色なので一言では言い表せないんです。それがMIXIの事業の幅広さやこれからの可能性を物語っているのかなと思います。一体感はありながらも、それぞれの個性が輝いているところが私は大好きです。
また前述のような活発なコミュニケーションがとれるところも、MIXIの魅力の一つ。社内のチャットツールでも役職に関係なくさまざまなやり取りが行われており、経営チームと事業部メンバーの距離が近いことがすてきだなと思います。たとえば、オフィスで社長の木村さんに会った時も『最近どうですか?』などと声をかけてもらえるので、気にかけてもらえていることがとても嬉しいですね」

そんなMIXIで活躍できる人柄について、阿部は自身の経験を顧みながら語ります。

「環境の変化を受け入れ、さまざまなチャンスとポジティブに向かい合うことができる人は、MIXIで活躍できるのではないかと思います。MIXIは大企業でありながら、ベンチャー企業のようなスピードで物事が入れ替わっていきます。次々新しいことに挑戦させてもらえる環境なので、その変化を楽しみ、新しい環境に前向きに飛び込める人にとっては最高の職場だと思います。
また、『成長したい』という思いが強い人にもおすすめできますね。幅広い事業を持っているので、自身がやってみたいと思えば社内で希望の部署にチャレンジすることも可能ですし、周囲も『それが成長につながるなら行っておいで』と後押ししてくれるような環境なんです」

阿部自身も今後の展望に思いを馳せます。

「私は学生時代に家族と離れて暮らした経験から、自身で責任を持ってやり抜く力を身につけました。今も任された仕事には誠実に取り組み、とにかく最後までやり切ることを大切にしています。私にとって目下に進めていくべきは、ラブグラフのインバウンド事業。海外からいらっしゃる観光客の皆さんに日本での思い出をしっかりと残していただけるように、100%貢献していきたいです。
また、出張撮影はインバウンド事業以外にもさまざまな可能性を秘めていると感じています。自動化やAIなど、新しい技術を活用することもとても大切ですが、私は『最後は絶対人だ』と思っていて。人の温もりを超えるものってなかなかないと思うので、そういう意味でも出張撮影って温かみがあっていいな、と共感する部分が強いです。
たとえば、日本の人が海外旅行に行く時に一緒に付いて行って撮影をするとか。具体的なアイデアはまだまだ定まっていませんが、今ある事業を大きくしていきながら、新しい事業も提案できるようになっていきたいですね。ラブグラフでの経験が『MIXIに戻った後もきっと役立つはず!』と思っています」

そして、いつかはマネジメントを担うような人材になりたいと阿部は語ります。

「知識や経験値を積み重ね、いずれは事業を俯瞰して見ながらリーダーシップをとれるようになっていきたいと思っています。もともと学生時代から学生団体の運営やインターンを通じて、リーダーポジションを任せてもらえることが多く、人をまとめていくことの難しさや楽しさも味わってきました。MIXIでもまずは自分自身を精いっぱい成長させて、いずれはマネジメントを任せてもらえるよう頑張っていきたいです」

※ 記載内容は2024年9月時点のものです

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