現場担当者が語る!MIXIの労務企画グループが「大事に」していることとは?

現場担当者が語る!MIXIの労務企画グループが「大事に」していることとは?

就業規則の改定や働き方の見直し、制度設計などを手掛ける労務企画グループ。マネージャーの中川さんは「MIXIには役職関係なくコミュニケーションがしやすいフラットな環境がある。そういったMIXIらしさやカルチャーを大事にしながら、社員に合った“働き方や制度”を考えていきたい」と語ります。

今回は、MIXIの労務企画として働く魅力について、グループマネージャーの中川さん、リーダーの伊藤さん、労務企画担当の江川さんに話を聞きました。

中川 真紀子(写真中央)
事業会社人事、社労士事務所、外資証券会社、人事コンサル会社を経て2016年MIXIに中途入社。働き方や休み方などの制度企画、M&Aや子会社設立に伴う労務領域、子会社を含めた労務問題対応、法令に基づく業務などに従事。2021年1月よりマネージャー。

伊藤 順哉(写真右)
2020年8月にMIXIに中途入社。前職では社労士事務所(約10年)で社会保険業務、規程改定、労務コンサル等の業務に従事。2021年1月よりリーダー。

江川 健(写真左)
2003年 第一セメント株式会社(現:株式会社デイ・シイ)入社。人事・総務・経理・営業職に従事。2017年 株式会社マーケティング・グラビティ入社。労務・採用を中心に人事領域全般に従事。2021年5月 MIXIに中途入社。

MIXIらしい「働き方」を整備する労務企画グループ

━━「労務企画グループ」が担う役割について教えてください。

中川:労務部には3つのグループがあって、その中の1つが私たちの所属する「労務企画グループ」です。他の2つのグループでは給与勤怠や入退社関連、健康管理など定常的な業務を担っており、「労務企画グループ」はそこに当てはまらない業務を担当している感じですね。

━━具体的にはどのような業務をしていますか?

中川:就業規則の改定や働き方全般の見直しや制度設計、それから子会社の労務管理サポートなどです。これという明確な業務が決まっているわけではなく、突発的になにか起きたときや他部門から相談を受けたときは「労務企画グループ」で対応することが多いと思いますね。

伊藤:法改正や他社の“働き方”の動向をみて、「こういう制度ってどう思う?」「MIXIで導入するならどういうメリットとデメリットがあるだろう」といった話し合いから始まるようなイメージでしょうか。グループ内で議論を重ねて、実際に導入を検討する場合はプロジェクトとして動かしています。

経営層との距離の近さを体感し、自分の成長にも繋げられる

━━いわゆるルーチン業務ではないんですね。

伊藤:そうですね。そしてゼロから考えていけるのは、このグループならではの魅力の一つだと思っています。

私は以前 社労士事務所で働いていて、その当時、経営者や社員に対してアドバイスはできても、事業に深く踏みこめない立場にもどかしさを感じていました。経営者の意志を汲み取ったり、社員の声に寄り添ったりする中でより良い組織を作っていきたいという思いが強くあったんです。そしてそれを実現するためには、やっぱりもっと現場近くで働く必要があると感じて、事業会社であるMIXIに入社をしました。なので、現在MIXIのあり方や会社が大事にしていることに触れながら、さまざまな企画を考えていける環境はとても魅力だと思っています。

━━「MIXIのあり方や文化、会社が大事にしていることに触れながら…」というのは、どういう場面になりますか?

伊藤:「労務企画グループ」からの提案については、最終的に経営会議や取締役会にあげていくことになるので、そこで経営層の考えや意見を直接聞くことができるんです。現場としてはこういう制度があったほうがいいと思っている、社員に対するメリットは…と、あらゆる角度から準備をして臨みますが、やっぱり経営層と現場社員では温度感の差がある案件もあって。

━━考え方のズレのような?

伊藤:社員にはメリットがあるけれど、その制度の導入によって会社経営は成り立つのだろうか?という視点が入ることも当然あります。我々は、そのズレみたいなものをできるだけなくしていきながら、よりMIXIに合った仕組みや制度を取り入れていきたいなという思いがありますし、そこにやり甲斐を感じますね。

中川:MIXIのカルチャーに合う制度なのか、社員の方にフィットするものなのか…そういうのは一番大事にしているところでもあります。私たちがやりたい、経営層がやろうといっているだけで取り入れたところで、社員に馴染まなければ意味がないですから。「これってMIXIらしいよね」「今じゃないけど、MIXIがこう変わってきたら実現できそうだよね」などの会話はよくしていますね。

━━最近ではどのようなものがありましたか?

中川:直近だと、積立休暇の話がありました。現在、繰り越した有給休暇は2年で期限が切れるルールになっているのですが、それを「リザーブ休暇」と再定義し、有給休暇を貯められるような仕組みに変更したいと考えていました。

ただ、単純に休みをスライドして貯められるわけではなく、その休みを使う場合の目的も合わせて整理しました。たとえば、冠婚葬祭や体調不良などに限定して、遊びやリフレッシュのために取る休暇とは定義を変え「いざという時に使う休み」としました。

━━経営層はどのような反応でした?

中川:最初に提案したときには“いいね”という話も合ったんですが、就業規則全体で見ると休暇が増え過ぎてしまうことが論点になりました。取得できる有給が最大40日ぐらい増加することになるので、経営層からすると「トータルでみたら休み過ぎなのでは?」「働いてもらえないのでは?」と懸念する声もあり調整していった感じですね。
江川:私が担当者として進めていた「定年制度の改定」に関しても同様の議論がありました。一昨年の法改正によって70歳までの就業機会確保が努力義務となり、そこからも経営層と議論を交わしながら、MIXIとしてどう制度を見直していくかを考えていきました。
改めて大事だなと思うのは、MIXIとして目指すべき方向、またMIXIとして社員にどうなってほしいと考えているのか、ですね。そのビジョンがあって、そこに向かうために定年制度はどうあるべきかと捉えて、改定を進めることができました。

━━経営層と話をする機会が多いんですね。

江川:私も入社してみて、この点はかなり驚きました。MIXIの会社規模から考えると、たとえ私が担当者として関わっていたとしても、経営層に提案したり意見交換したりするのは管理職以上の方が対応するのかなと思っていたんですが、良い意味で全然違っていました(笑)。

そのプロジェクトの担当者が一番詳しいのだから、その人が中心となって進めるほうが良い成果につながるという前提があるのだと思います。役職に関係なく、責任を任せてもらえる。これはMIXIらしいカルチャーではないでしょうか。

中川:本当にそうですよね。私も最初は労務スタッフとして入社をしているのですが、当時からこのカルチャーでした。もちろん最初は驚きましたが、他社ではなかなか経験できないことだなとも思います。経営会議等で提案する場面は緊張しますが、やはり直接意見をいただけると、ものすごく勉強になるし、温度感も伝わるので、より納得して進められると思います。

「朝ナマ」的なワイワイ感が魅力

━━グループ内はどのような雰囲気なんでしょう?

中川:“フラットな風土”や“コミュニケーションを大事にしている”など、MIXIのカルチャーについてお話してきましたが、やっぱりそれは労務企画グループも同じだと思いますね。

伊藤:そうですね。上司との1on1だったり、定例ミーティングだったり、コミュニケーション全般を大事にしていて全員で話す機会が多いなという印象はあります。

あとは、コロナの影響もあってリモートワークが中心になっていたんですが、去年の12月から月1回全員で出社する日を設けて、そこで定例MTGをしています。みんなで顔を合わせる日があるのは安心感があるし、良い取り組みだと感じていますね。

━━全員での定例MTGではどのような話を?

中川:現状で動かしているプロジェクトの進捗状況や課題共有もありますが、あまり業務だけに縛られず、いろいろ話をしている感じです。わいわい雑談しながら、もっとこうしたらいいんじゃない?これって良さそうだよね…みたいな感じで。私たちは、『朝まで生テレビ』っぽいなと思っていて、このMTGを“朝ナマ”と呼んでます(笑)。

江川:“朝ナマ”いいですよね。個人的にはメンバーそれぞれ持っている経験が違うので、新しい視点がもらえるなと思ってます。なるほど…自分にはなかった考え方だな、とか。いろいろな意見が出るものの、最終的にはまとまっていきますね。ここでも、やっぱりメンバー全員の中に“MIXIの在り方、考えとしてどうなのか?”が軸としてあるからだと思います。

私は前職でも人事労務の経験をしてきましたが、人事担当自体が私1人だけということもあって、人事全般の業務を全て自分でやらないといけない環境でした。やりがいを強く感じていた反面、とにかく目の前のことをこなしていくのに精一杯で、自分のやり方は本当に合っているのか?と不安に感じてしまうことも多くありました。そのような状況で、課題や問題に対しても「会社としてどうあるべきか」の観点で深掘りしきれなかったという思いもあり、自らの力不足を感じていました。

その為、MIXIに入社してさまざまな経験を持つ方と一緒に働けるのは、挑戦でもあり、とても貴重な場だと捉えています。自分自身も鍛えられると思うし、新しい考えや視点を学びながら、まだまだ修行のつもりでやっていきたいなという気持ちはあります。

「どんとこい」タイプの人に来てほしい

━━労務企画グループには、どんな人が向いていると思いますか?

中川:一言でいうと「どんとこいタイプ」ですかね(笑)。
法令業務とか漠然とした相談とか突発的なイレギュラーとか、“どこから手をつける?”みたいな案件ばかりなので、そういう場面で「やったことないから、分からない…」「できない…」となってしまう方よりも、「どんな案件でも、どんとこい!」と思える方のほうが向いているのかなと思います。

江川:なんだか分からない、難易度高そうだぞ…と思っても、とりあえず受けとめてみて、ちょっとやってみますというスタンスですよね。私自身も入社してからこの「どんとこい!マインド」を、中川さんはじめ労務企画グループという組織、環境にさらに鍛えてもらいました。

伊藤:チャレンジを楽しめる人は、労務企画グループに向いてると思います。きっとグループだけの話ではなくて、それこそMIXIのカルチャーにマッチしている人だと思いますし、そういう人は間違いなくMIXIで成長できるんだろうな、と。

MIXIには、コミュニケーションを大事にしたフラットな風土がある。だから、チャレンジしやすい環境だと思います。自分がやりたいなと思ったことをどこまでもできるし、周りもそれをサポートしてくれる。MIXIだから経験できることなのだと日々感じています。

中川:そう思います。新たにお迎えする労務企画メンバーにも、このあたりのマインドを持っていただけたらとても嬉しいですね。

▼関連する求人
【人事本部】労務企画担当
【障がい者採用】コーポレートスタッフ
※上記求人は、本記事公開時の募集情報です。
※募集終了の場合、募集職種一覧ページが表示されます。

PAGE TOP