はたらく環境推進本部 社内IT室は、MIXI社員が最大限のパフォーマンスを上げるためにIT環境を整える、という役割を担っています。いわゆる一般的な情報システム部門、ヘルプデスク部門に近い部署となりますが、MIXIならではの特別な業務も多く、常に刺激に溢れているのだとか。今回は、社内IT室の秋元、堀内、阿部にインタビューを行ない、担っている業務内容や仕事の魅力について聞きました。
秋元 佑一郎 (写真中央)
SIerでのプログラマー、システムエンジニア、事業会社の社内SEを経て、2018年 MIXI入社。決裁ワークフロー/会計システムの入替支援、本社移転業務、全社で利用するSaaSツール導入、管理関連業務、PCなどの端末管理、SOC他の取りまとめに従事。2020年7月からマネージャー。
堀内 佳苗 (写真左)
1社目は事業会社の社内SE、2社目は事業会社の「ひとり情シス」を経て、2018年 MIXI入社。ヘルプデスクの体制作りをはじめ、入退社関連/本社移転/子会社PMIを担当。1年の育休を経て現在はヘルプデスクチームの運営、子会社支援、ハードの購買管理に従事。2023年5月からマネージャー。
阿部 翔 (写真右)
SIerでのプログラマー、システムエンジニアを経て、2019年 MIXI入社。mixirt、SOCなどセキュリティ関連業務の他、部署内作業の自動化、SaaS運用、子会社支援などにも従事。2022年2月からリーダー。
変化の多い会社だから、関われるプロジェクトも幅広い
━━はたらく環境推進本部 社内IT室はどのような業務を担っていますか?
秋元 社内IT室は、MIXIで働く社員が最大限のパフォーマンスを発揮できるようにIT環境を整える部署として、さまざまな業務を担っています。メイン業務としては、PCやスマホなどの端末やソフトウェア、スケジューラーやチャットツールなど全社利用するSaaSの管理、そしてオフィスのインフラ面、ネットワークの管理などです。
堀内 その他にMIXIならではの仕事としては、セキュリティ対策と子会社支援の仕事があります。MIXIは「新しい技術に触れてみたい」という好奇心旺盛なエンジニアが多い環境なので、最新技術に関する依頼や相談も多いのが特徴です。主に社内の業務効率化において、新技術をどう使うべきか?というルールやナレッジを提供できるように動いています。
秋元 何もルールがないと権利関係などで問題が発生する可能性もあるので、そういうことが起きないように、事業側のセキュリティ室と連携しながらガイドラインを作っています。大事故にならないように私たちがガードレールを作る、というイメージですね。
堀内 そうですね。子会社支援については、MIXIと同じように子会社のIT環境を整えるべく、週に1回以上は各社の事業所に足を運び、サポートを行なっています。子会社のなかにはMIXIの文化と異なる会社もあるので、そこはなるべく子会社の文化に合わせつつ、かつMIXIの文化も取り入れてもらえるように工夫しています。
━━仕事の醍醐味について教えてください。
秋元 多くのメンバーがやりがいに感じているのは、自分の仕事に対するフィードバックがすぐにもらえるという点です。困っている人をサポートすることで感謝される機会も多いので、人の役に立っている実感が持てる環境かなと。私自身は、変化に富んだ環境に面白さを感じています。というのも、MIXIでは多岐にわたる事業を展開していて、私が入社したこの5年の間にも次々と新たな事業が立ち上がっています。常に刺激を受けながら働くことができていると思いますね。
堀内 確かにそうですね。事業だけでなく、新たなプロジェクトもどんどん生まれているので、飽きることはないですね。例えば、2019年の本社の移転プロジェクトから、直近ではAI導入など次々と新しい挑戦ができるのでやりがいも大きいですよね。
阿部 私も同感です。幅広い仕事を経験できるのが魅力です。私自身、新型コロナウィルス流行に伴いリモート接続の仕組みを導入したこともあれば、本社移転に伴い情報機器や備品などの落し物がないか各フロアを見回ったことも。入社前には想像できなかったような幅広い業務を経験できて面白いです。特に社内外に周知される前に新サービスのサポートとして入り、無事世の中にリリースされたときは、感慨深い気持ちになりますし達成感も味わえますね。
━━組織の環境や風土における魅力はありますか?
秋元 社内IT室は、ボトムアップで仕事を作っていける環境があります。私たちが「これはやるべきではないか?」というものに対して、経営陣からNGが出ることはほとんどないので、責任は感じますがやりがいも大きいんです。
堀内 Slackでのオールアナウンスをはじめ、全員が見ている場でも意見を言い合える環境も魅力ですよね。
阿部 MIXIの事業はコミュニケーションを中心にしていますが、社内には朝会のような文化があり、社員間のコミュニケーションも大切にしているところがいいなと思います。社内IT室として社員が使うIT環境の整備や、新たな取り組みへの相談に乗ることで、裏方として「MIXIらしさ」を裏で支えている自負もあります。
SIer出身者、情報システム部門出身者が活躍中
━━社内IT室のメンバー構成について教えてください。
秋元 業務委託や派遣スタッフも含めると全部で50名ほどのチームとなります。前職はSIerでインフラやネットワーク、サーバーなどを担当していたという人が多いかもしれません。BtoC向けの仕事や事業会社に興味があり、MIXIに転職してきたというメンバーが多く活躍しています。
━━中途入社者が多いとのことですが、みなさんの経歴は?
秋元 私はMIXIで3社目となります。1社目が中小のSIerで、クライアント先に常駐して設計書の作成からプログラミング、テストなどを手がけていました。2社目は小売会社の情報システム部門で、社内向けのシステム開発から、クライアント向けのWebページ制作などの対応もしていました。もっと自社内の業務にフォーカスしたいという想いが芽生え、事業会社であるMIXIに転職してきました。
阿部 私の場合は、新卒で中小のSIerに入社しました。業務システムの開発、設計から製造、テスト、リリースまで担当していました。クライアント先常駐だったため自社への帰属意識が薄く、担当していたプロジェクトでは新しいシステムに触る機会が少なかったこともあり、転職に踏み切りました。当時は25~26歳だったので、年齢的にも一度転職してチャレンジしてみてもいいかなと。MIXIに応募したのは、求人の仕事内容に「セキュリティ対応」があり、当時セキュリティという領域に興味があったからです。またMIXIはWeb系企業なので新しいツールに触れるチャンスも多いだろうと思い、入社しました。
堀内 私はMIXIで3社目ですね。業界は異なりますが、実はずっと情報システム部門で働いてきたので、職域についてはあまり変わりありません。2社目はシステム担当が私一人だけという、いわゆる「おひとり情シス」の環境でした。メガベンチャーのMIXIはIT投資も積極的ですし、チームワークで幅広い業務にあたれるので、毎日が刺激的ですね。
自動化・効率化を進めるため新チームを発足
━━社内IT室の今後の展望について教えてください。
秋元 展望については全部で3つあります。まず1つ目が子会社支援の注力です。現在MIXIではM&Aを積極的に行なっていることから子会社が増えています。子会社のIT環境の整備についても支援しきれていない部分があるので、一部をパッケージ化・パターン化して、各社カスタマイズをしながら支援できる体制にしていきたいと思っています。
2つ目が、セキュリティ対応の見直しです。セキュリティを取り巻く環境やトレンドは日に日に変わっているので、先んじて対応できるような体制にしていきたいと思っています。
そして3つ目が、全社社内業務における自動化・効率化の推進です。本来事業部が行なうべき本質的な業務にリソースを集中できるよう自動化・効率化を推し進めていきたいのですが、社内IT室は差し込み業務が多い部署のため、運用で手一杯となっているのが現状です。そのため、2023年5月付けで部署を改変し、自動化・効率化を進める部署を立ち上げます。まずは社内IT室内での対応からスタートし、徐々に自動化・効率化が急務となっているバックオフィス部門、そして将来的には全社、子会社へと広げていきたいと思っています。そして新チーム発足に伴い、現在は求人を積極的に行なっているところです。
「時計の電池が切れていたら自ら換えてくれるような方」に来てほしい
━━社内IT室の求める人材とは?
秋元 スキル面としては、Web・オープン系の開発に触れていた人は親和性の高い仕事だと思います。また、情報システム部門に所属していた経験があればなお嬉しいですね。この経験があると、キャッチアップの速度で差が出るかなと思います。
━━業界についてはどうでしょうか?
秋元 業界については特に絞っていません。今後MIXIの事業が広がっていく過程で、これまで培われてきた業務理解が活躍する機会があるかもしれませんね。
━━マインド面についてはどうでしょうか?
秋元 求人票では「時計の電池が切れていたら自ら換えてくれるような方」と記載しています。社内IT室の業務は、自分の仕事をどこで区切るかというところもあるので、「これは自分の仕事ではない」という感覚で終わらない人が活躍していると思います。
堀内 確かに。開発だけをしていたいとか、この業務だけをしていたい、というタイプの方ではなくて、起きている問題を自分事としてとらえられて、自ら改善に向けて取り組める人が合っていますよね。
秋元 そうですね。自動化・効率化において、課題となっている業務を解決するときに、その業務を一番理解しているのはその部門の担当者ですよね。労務の仕事だったら労務スタッフだし、総務の仕事だったら総務スタッフです。その業務を私たちが完全に理解するのは不可能ですが、その部門のメンバーから信頼を得ると同時に、私たちが業務理解を深めるためにも、例えば一緒に業務を運用してみて実際の問題を突き止めてみるなど、積極的に踏み込んでいける人に来ていただきたいですね。
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