堀潤さんが講師で登壇!LGBT基礎講座を開催いたしました。

堀潤さんが講師で登壇!LGBT基礎講座を開催いたしました。

2017/10/16に8bitNews 堀潤さん、渋谷区ダイバーシティ推進担当課長 永田さんと一緒に、LGBTアライ(Ally)向け・LGBT基礎講座「アライの輪を渋谷から広げよう」#1を開催いたしました。

 

 

・LGBTとはLesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性別越境者、性同一性障がいを含むこともある)の頭文字をとった単語で、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)の総称のひとつです。

 

・アライとは、英語で「同盟、支援」を意味するALLIANCEが語源で、LGBTの当事者ではない人が、LGBTに代表される性的マイノリティを理解し支援するという考え方、あるいはそうした立場を明確にしている人々を指す言葉です。

 

コミュニケーションを軸にしたサービスを提供するミクシィグループは、コミュニケーションの根本にある多様性や個性などを尊重し、従業員同士が年齢や性別、性的指向などにとらわれることなく気持ちよく働いていける環境をつくることが重要であると考えています。

社員なら誰でも参加できるLGBT研修を定期開催したり、2016年の12月から社内規程の配偶者の定義を同性パートナーにも拡大したり、LGBTの最大級イベント東京レインボープライド2017に協賛したり…LGBTフレンドリー企業として取り組みをすすめいく中で、様々な意見・視点・疑問と出会いました。

 

LGBT、SOGI、アライ(Ally)、多様性ということばをメディアや日常生活で耳にする機会が増えたものの、

「アライって具体的に何をしたらいいの?」

「カミングアウトされたときの対応は?」

「他の企業はどうサポートしているの?」

「まわりに当事者がいないからよくわからない」

というように、まだまだ多くの方が抱いている疑問をすこしでも解決できる場を提供したいと思ったことがきっかけで、今回のイベントを企画しました。

おなじ「渋谷」の仲間として、渋谷区を拠点に活動されるジャーナリスト・市民投稿型ニュースサイト「8bitNews」代表である堀潤さんと、渋谷区 総務部 男女平等・ダイバーシティ推進担当課長 永田龍太郎さんへご相談したところ

「だれもがだれかのアライになれると思っている、マスコミの伝え方にも課題を感じているからその視点もお伝えしたい。」(堀さん)

「同性パートナーシップ制度が注目されがちですが、多くのLGBTが実感できる取組みも大事だと考え、渋谷区もさまざまな取り組みを検討、実施している。その中でも、LGBTが安心できる家庭、職場、そして学校環境づくりのためには、まだまだアライ作りが足りないと考えているので、ぜひ一緒にやりましょう!」(永田さん)

と、賛同していただき実現に至りました。

 

 

当日は、メディア、行政、民間企業といったそれぞれの角度から

LGBTの取り組みについて実際に見て、聞いて、感じたことをLGBT当事者の声も交えながら、本音をお話しいただきました。

 

 

イベントのプログラムのひとつ、トークセッションでは質問や意見したいこと、語りたいことをその場で「#にじはち」のハッシュタグをつけたツイートで登壇者に投げかけるという、会場にいる全員の距離が近い形で意見交換が繰り広げられました。素朴な疑問やトイレ問題など、様々な切り口のセッションを進めるうち、感極まって目に涙する来場者の姿も…。

参加者からは

「アライに焦点をあてたセミナーは聞いたことがなかったので、とても貴重な体験でした。」

「当事者の方にどう対応したらいいのかわからず参加したが、結局は人と人の関係性だと聞き安心した。自分がアライであると胸をはって宣言していきたいです。」

「セクシュアルマイノリティ当事者同士もアライになる必要があるのでは?という話は新たな気づきでした。」

という意見が寄せられ、今回のような当事者の方を交えたアライ向けの勉強会、交流会の必要性をますます感じました。

 

様々な場所で議論されているテーマのひとつに「当事者からカミングアウトされたけれど、どう対応したら良いのか?」というものがあります。

「当事者であってもLGBT関係のエキスパートではないし、相手は、あなたの【LGBTに関する正しい言葉や対応】を求めているわけではない。

カミングアウトを受けたという事は、それだけの人間関係が築けている証。ただ、言動や態度が失礼になるかならないかは、当人との関係値次第という側面もあるし、結局は人間同士のコミュニケーションの問題もあるので、わからないことは素直に相手に直接尋ねてみるのが一番。こちらについては、早急な解決策はまだ難しい部分もあるので、一緒に考えていきたい。」と現状の課題を踏まえつつも、これからどうしていくべきかの指針について登壇者からコメントをいただき、初めての取り組みながら、無事イベントを終える事ができました。

 

ミクシィグループ作成 LGBT-ALLYステッカー


この犬のキャラクターは「にじはち」といい、【にじ色のハチ公】の通称です。2017年5月に開催された「東京レインボープライド」にて、思わず写真に撮りたくなるような待ち合わせスポットのモニュメント「にじはち」をミクシィグループが作成しました。今後はそのモニュメントのキャラクターをみなさんにもっと身近に感じてほしい、愛してほしいとの想いで、ステッカーとしてお配りしています。多くの方にかわいがっていただけるとうれしいです。

 

LGBTに関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体work with Prideが掲げる評価指標「PRIDE指標」において、2017年、最高ランク【ゴールド】を受賞したミクシィグループ。今後もミクシィグループは、多様性や個性などを尊重し、一人一人にとって働きやすい会社を目指していきます。

そして、「だれでもだれかのアライになれる。」「アライの輪を渋谷から広げよう」という想いのもと、地域のみなさんとも協働して環境の整備に取り組んでいきたいと思っています。

※記事内の一部リンクを修正しました(2020/4/6)

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