【検証】見ず知らずの社員同士を集めて、シャッフルランチを企画してみた結果……
皆さんは、突然集められた見ず知らずの人同士でランチをしたことはありますか? 知らない人と食事を囲むことに、抵抗を感じる人も少なくはないはず…… そんな中でミクシル編集部の編集会義であがった一つの疑問。それは「普段関わりのない社員同士を集めてランチに招待したら、新しい社内コミュニケーションって生まれますかね?」というものでした。
見ず知らずの社員同士が突然集められランチをしたら、一体どうなるのか―― そんな疑問を解決すべくミクシィグループが掲げる「フォー・コミュニケーション」の考えのもと「シャッフルランチ」を企画しました。
今回は、ミクシル編集部が中心となり4つの部署から一人ずつ参加していただき、男女4名をシャッフルランチへ招待。果たして、見ず知らずの社員同士はランチを通して新しいコミュニケーションを育むことができるのか検証してみました!
シャッフルランチって何?
「シャッフルランチ」は、企業が社員同士のコミュニケーション活性化を目的に行うランチで、会社の制度として採用している企業もあります。社員同士がランダムにグループを作りランチを食べに行くスタイルが多いようですが、会社によって手法は異なっているようです。今回はミクシル編集部が、メンバーを社内のカフェスペースに招待して食事を用意。メンバー全員がピザを囲む方法で開催してみました。
PM12:30~ シャッフルランチ参加メンバーが登場
今回のシャッフルランチでは、PRグループから森野、事業支援室・事業開発グループから荒木、社長室・戦略グループから金丸、ミクシィ・リクルートメント事業部から庄司の4名が参加。少し緊張した面持ちで会場に足を運んだメンバーたちですが、果たしてシャッフルランチは成立するのか…… いよいよ、シャッフルランチのスタートです!
緊張した面持ちの中でシャッフルランチがスタート!!
―――今日はシャッフルランチに集まって頂きありがとうございます! 皆さん少し緊張してますか?
緊張というか、何を話していいのかわからない気持ちは少しあります(汗)ランチを食べて終ってしまうんじゃないかと少し心配です……
同じ会社同士でも初対面の人と会って話すのは、少し緊張しますね。でも自分は、友達から“コミュニケーションモンスター”と呼ばれるくらい人と話すのが好きなので、今日は楽しみにしてきました!
誘っていただきありがとうございます。僕は、社長本部以外の部署の方と関わる機会が少ないので、こういったランチの場は貴重ですね。
皆さんノリノリですね(笑)荒木さんみたいな方が、一人いてくれると助かります。私も今日は少し緊張してます……
到着したメンバーは、社内で話したことがない赤の他人同士。はじめは少し緊張した面持ちの様子です……
―――簡単に自己紹介をお願いします!
PRグループから参加しました、森野です。今はモンストやモンパニなどのプロダクト関係のPRを担当しています。事業部と連携を取りながら、PR施策を考えたりプレスリリースの作成などをおこなっています。
はじめまして、社長室・戦略グループの金丸と申します。前職の経営コンサルの仕事から転職してミクシィグループに入社しました。今は新事業の立ち上げと既存事業の運営、社長支援の業務を請け負っています。
私はミクシィ・リクルートメント事業部に所属していて「Find Job!」の事業に携わっています。「Find Job!」の企画やCSなどを担当しているんですけど、なかなか他部署の方と接する機会も少ないので今日はよろしくお願いします。
荒木と申します。今は、ディレクターとしてモンスト事業部に所属しながら、新規事業の立ち上げを担当しています。もともと、前職もゲーム会社で勤務していてゲームの設計や開発に関わる仕事内容だったので、割と泥臭い仕事をしていました(汗) 3年前に転職してミクシィグループに入社したんですけど、IT企業の会社の雰囲気が新鮮でしたね!
実は私も前職がゲーム会社の勤務だったんですよ。ゲーム制作会社の現場って良い意味で泥臭いというか、ストイックな社風のところが多いですよね……
ストイックですよね! ゲームを制作しているプロセスで色んなトラブルがあったりして(汗)ゲームを設計している時に『このゲーム面白くなるのかよ!』ってチームメンバーから詰め寄られたり…… 楽しいゲームを作りたい気持ちが強いからこそ、ドラマチックなことが発生しやすい環境な気がします。制作物に関しては、ストイックに泥臭く作っていく現場が多いですからね……
ゲーム開発にはそんな舞台裏があるんですね…… ゲーム開発に携わったメンバーとは最終的にはどうなるんですか?
ゲームが完成に近づくと調整を加えて行くので徐々に面白くなっていくんですよね。もちろん、すべてのプロジェクトが上手くいくわけではないんですけど、ゲームがリリースされる頃には“一緒に戦った戦友”みたいになるんですよね! 気が付くと肩を組んで笑い合ってます(笑)ゲーム作りは大変ですけど、ゲームがリリースされた時の達成感はなんとも言えないですよ。
それに僕は、友達と遊ぶのが大好きなんです。みんなでゲームをするのってやっぱり楽しいじゃないですか。ここ……そう、ここの部分!黒字で強調してくださいね(笑)
徐々に会話が盛り上がっていくメンバー達。話題はミクシィグループに入社したきっかけに…
皆さんがミクシィグループに入社したきっかけは?
私は前職では、京都の企業に勤務していました。40人くらいの企業だったので、業務に携わる範囲が広かったんですよね…… 幅広い業務をこなす人間より何かのプロフェッショナルになりたかったんです。そんな中で私はPRや広報のスキルを身に着けたかったので、ミクシィグループに転職しました。
―――入社した当時のミクシィグループの印象はどんな感じでしたか?
第一印象は『うわ!オフィスが綺麗やな!』って思いました(笑)ミクシィグループに入社するまで、IT系のメガベンチャーって業界的にピリッとしている印象があったんです。でも入社してみたら優しい人が多いし、コミュニケーションを取りやすい人が多くてすぐに馴染めましたね。
それはわかります! 優しい感じの方多いですよね。
記事にするときは、絶対森野さんのコメントも黒字で強調してくださいね(笑)
遊び心があったり、面白いことを常に考えている社員の方が多いですよね。
確かに良い意味で“変わっている人”が多いかもしれません。
ところで、金丸さんは前職でどんなジャンルのコンサルティングをされていたんですか?
僕は前職では、企業の戦略と業務に関するコンサルティングを担当していました。国内の上場企業のコンサルタントを担当していて、通信や金融関係の案件が多かったんです。
いい意味で見た目とのギャップがありますね!
よく言われます(笑)初対面で経営者の方と会うと『ん?彼大丈夫?』って思われる時があるんですけど、プロジェクトに入ったら0日目から結果を出すことで、信頼してもらえるように意識していましたね。例えば、初回の打ち合わせに行く時は、自分とディレクター、上司の3人でクライアント様のオフィスに訪問するんですよね。その時は、一人ひとりのキャラクターと位置づけをどうするのか、椅子の座り方、時計を見る仕草―― 全部戦略を練ってミーティングに参加していました。見た目とのギャップも同様の意図です。
徹底してますね……キャラクターも設定されてからいくんですね。
それはすごい!ブランディングが徹底してますね……
っえ!!いくらでブランディングしてもらえますか!? 私もブランディングしてほしいです(笑)そこまでコンサルタントを極めていたのに、どんなきっかけでミクシィグループに入社したんですか?
コンサルタントとしてお客様の事業を作ったり、業務を改善する方法を提案したりするのは楽しかったんです。でも、自分が所属する会社の事業やサービスにミッションを感じて業績を出す仕事がしたかったんです。それにミクシィグループのサービスが入社する以前から好きだったんですよね。
SNS「mixi」が好きだったんですか?
SNSのmixiはもちろん好きだったんですけど、ミクシィグループが作るサービス全部が好きでした。僕が学生時代に就職活動をしていた時は、ミクシィは新卒社員を募集していなかったんですよね。大学卒業後は、新卒で金融関係の会社で経営企画を担当していました。その後にコンサルティング会社に就職したんですけど、事業を作る会社に戻りたいと思って転職しました。転職活動は、ミクシィグループの一択で面接に行きましたね。
―――庄司さんと荒木さんは前職でゲーム会社で働いていたそうですが、庄司さんの入社されたきっかけは何ですか?
ミクシィグループに入社したのは、ちょうどタイミングよく転職を考えていたときに知り合いに紹介してもらったことがきっかけです。入社した当時担当していた事業は今現在サービスが終了してしまい、その後に今のリクルートに関するサービスを展開する部署に移動しました。
―――ゲーム業界には昔から興味があったんですか?
もともとゲームにとても興味があったわけではないんですよ(汗)前職はもちろん、ミクシィグループに入社して仕事を通してゲームが好きになったり、所属していた部署が手掛けるサービスのおかげでライブやコンサートに行くようになったり、仕事を通して自分の趣味も広がって行きましたね。
入社してからは何年目くらいですか?
ミクシィグループに入社してからは、4年が経ちました。来年で5年目ですね。
一番社歴が長いじゃないですか! 僕は入社して4ヵ月なので大先輩ですよ。荒木さんが入社されたきっかけは?
僕は3年前にゲーム会社を退職してから、自分で企画してゲームを作ってみたかったんですよね。なので、転職活動をするというよりは、自分の企画を売り込みに行くイメージでした。自分で作成した企画書を会社の人事担当者や代表の方に提出してプレゼンしていったんです。
自分で作りたいゲームがあったんですか?
自分で企画したゲームをリリースしたかったんですよね……色々な企業に『このゲームを作らせてください!』って売り込んでいったんですけど、一筋縄では行かなくて断られてばかりでした……そんな中で当時自分は、今一緒に仕事をしているプロデューサーに出会ったんですよね。
僕が企画書を作ってきたことを伝えると『っえ!企画書持ってるの? 見せて!』『この部分をもっと改善した方がいいゲームになると思うよ!』ってゲームを作る前提で話を聞いてくれたんです。中小企業ばかりを視野に入れて転職活動をしていたんですけど、彼との出会いがミクシィグループに入社する意思決定を強めたと思います。
自然と会話が盛り上がるメンバー。シャッフルランチも終盤に差し掛かり、今日のために準備をしていたお助けアイテムを出すことに!
お助けアイテム『質問カード』の登場
―――シャッフルランチも終盤になったので、今日は『質問カード』を作って来ました!
緊張した面持ちでカードを引くメンバー。
金丸が引いたカードは『出身地の魅力を教えてください』
っお! いいカードが出ましたね金丸さん、関西出身同士としてプレゼンお願いします(笑)
神戸市の魅力を一言で言うと『衣・食・住』が整った街ですね。まずは『衣』の部分ですが、モダンな雰囲気がある街並みなのでセンスを感じる洋服屋さんも多く立ち並んでいます。また『食』の部分でいうと、海と山が市街地から近いので魚だったり神戸牛だったり、食べ物が美味しいですね。最後に『住』の部分ですが神戸の人は、人柄的に——–(以下省略)——-以上。神戸市の魅力を『衣・食・住』の観点で説明しました。
地元愛が素晴らしいですね!
プレゼンが上手い!完全にコンサルタントの方の話し方ですね(笑)
完全にプレゼンですね(笑)。自分は地元のこと語れませんよ……
次に森野が引いたカードは……『学生時代はどんな学生生活を送っていましたか?』
なかなか難しい質問ですね(汗)。私は出身が滋賀県なんですよ。琵琶湖が近くにあるので、夏は琵琶湖で泳いだり、山が近いので冬はスキーをしたりアクティブな学生生活を送っていました。高校生の時は、キャンパスライフとか大学生に漠然とした憧れがあったので、大学の学園祭に友達と良く遊びに行ってましたね! 中学校も高校もアクティブに動き回る学生だったと思います。
かなりアクティブな学生生活を送っていたんですね!
シャッフルランチも気が付いたら1時間が経過。次のカードを引くタイミングでランチタイムが終了!!
初のシャッフルランチ。参加してみた感想は?
―――今日はシャッフルランチに参加して頂いてありがとうございました。参加してみてどうでしたか?
ピザが美味しかった!(笑)
楽しかったです。参加させていただいてありがとうございました!
はじめは何を話そうか迷いましたけど、ランチが始まったら皆さんの話が面白くてまったく緊張しませんでした。
はじめは少し緊張しましたけど、社内に友達が増えた気がして楽しかったです!皆さん社内で会っても無視しないでくださいね(笑)
シャッフルランチに参加してくれた皆さんありがとうございました!
これにてシャッフルランチは終了。気になる検証結果は……
シャッフルランチから見えてきたこと
シャッフルランチは、見ず知らずの社員同士のコミュニケーションを活性化することがわかりました。最初は緊張していたメンバーたちですが、会話が広がるにつれて自然とコミュニケーションを取るようになっていたのです。
また、シャッフルランチ後に本企画に関するアンケートを実施。「満足度」「ランチで出会ったメンバーと、どの程度の関係値になったか」などについて解答してもらいました。
アンケート結果では、企画の満足度は100%。また「シャッフルランチで出会ったメンバーとの関係値」についての結果は、「業務で仕事の相談ができる(してみたい)と思えるようになった」との声も上がりました。
一方でシャッフルランチは、企画を円滑に進めるための準備も重要でした。例えば、会話がしやすいフィンガーフードの用意、質問カードの作成、司会者の参加など、参加メンバーがコミュニケーションを取りやすくなるための工夫が大切ということも判明しました。会話が盛り上がるためのひと工夫をすることが、参加者の満足度に繋がるのかもしれませんね。
普段関わりがない社員同士でも食事を囲み会話をすれば、自然とコミュニケーションが生まれたり、仕事仲間の意外な一面を発見できたりするきっかけになるかもしれません。
今後もミクシル編集部では、ミクシィグループの活動をお届けすると共に社内コミュニケーションを活性化できる企画も提案していきたいと思います。次回のミクシルもお楽しみに!