ミクシィの一部のメンバーが、YouTubeでのライブ配信をはじめました!
エンジニア社員によるオンライン雑談会。その名も、「ミク談」。
毎回実際に働いている社内のエンジニアをゲストに呼び、その社員の業務や得意な技術を紹介してもらいながら、会社のエンジニアの人柄や会社の雰囲気を知ってもらう番組です。この配信を始めたきっかけは、昨今の状況に端を発しています。オフラインイベントの開催や登壇機会が減り、ミクシィのエンジニアとして露出することも少なくなってしまった今、自分たちがアウトプットできる場所をつくることで、会社を知ってもらえる機会を増やそう、という思いからこの配信のスタートを決心しました。
初配信となった5月22日の#1には、CTOの村瀬が登場。
当記事では、#1の様子を簡単に振り返り、当日寄せられたコメントの中で、リアルタイムではお答えできなかった質問に回答していきます!
#1は以下から全編ご覧いただけます
#1では、まずCTOの村瀬から「ミクシィが今なにをやっているか・やろうとしているのか」と説明からスタート。「水や空気と同じように、コミュニケーションは当然あるもの。そこに敢えてしっかりと注目し新しいコミュニケーションの形や、オンラインとオフラインの往復をいかに有効なものに出来るか、興味がある人にとっては、すごく楽しい会社です!」と会社の紹介。企業理念でもある「ユーザーサプライズファースト」についても紹介しました。
続いて、エンジニアの評価軸である「T・O・P・G」4つの軸について紹介。社内のエンジニアがどのように評価されていて、またそのためには何を説明できないといけないか、それぞれの項目をあげながら説明しています。
次に、面接について。
「時間がない・金がない・知識がないの3つの理由を言い訳にせずに、出来る範囲で半歩踏み出して行動することで、面接の時に語れることが増えたり、行動の幅が広がったりします」と語りました。
スライドの終盤では「会社やコミュニティがいったい何のためにあるか?」を振り返り、ここで村瀬からのプレゼンは終了。
続いて、エンジニアから寄せられた質問に対してその場で回答していくコーナーへ。
このコーナーでは以下の質問に答えていきました。
・ミクシイが求める人材について、技術面においてどのような人材を採用したいのか
・ゲーム業界で必要とされている技術について教えていただきたいです。他のゲーム会社でAWSなどサーバーに関する知識を学ぶと良い。とアドバイスを頂き、現在はAWSを用いたゲームの開発をしています
・またエンタメ×ITの具体的な発展の可能性についてもお聞きしたいです
・エンジニアを採用をする際、一番注目している点や大事にしている項目などあれば教えていただきたいです
・社内で活躍しているエンジニアの特徴(周りから尊敬されていたり、高い給与を得ていたりする人)
・業務でした一番大きな失敗、またはミス
・どんな新卒社員と働きたいか
・ゲームを考えても自分の中で否定を繰り返してしまい、上手く纏まらないことがあります。どのように考えればきれいに纏められるでしょうか?”
村瀬がこれらの質問に、いったいどう回答したのか?は、
ぜひアーカイブで確認してみてください!
当日は数多くのコメントが寄せられ、残念ながら番組内でお答えできた質問はごく一部でした。質問をいただいた皆さんの声にお答えすべく、番組内で話せなかった質問について、村瀬から直接回答してもらいました!
Q.1
ミクシィに入社した理由と、入社してよかったこと
ミクシィに入社した理由
実は、私はミクシィに二度入社しているのですが、一度目は2005年に「早くプログラミングを使って実践的な経験をしていきたい」と思い、IT企業を中心に応募し、その中で内定をもらったのが、当時、SNSで人気を集め始めていたイー・マーキュリー(現ミクシィ)でした。そこで4年半SNS『mixi』に携わり、一度退社。2013年に当時のCTOに声をかけられ、ミクシィでやり残したことがあることと、辞めている間に学んだことをもう一度ミクシィに還元できる!と思い、再びの入社を決めました。
入社してよかったこと
大規模になるようなサービス(mixi, モンスト) に2度も関われたことと、優秀な人達の周りに囲まれて最高の環境だったことと、私がその中でどう活躍できるか、自分ができることを増やして、周りと一緒に良いものを作れるのかを何度も検証しては行動してを繰り返すことができたことがこの会社で一番良かったことだと思います。
Q.2
これからミクシィで達成したいこと
弊社で実現したいことは、経営なので堅く言うと経営理念の実現と、企業価値の最大化ではあるのですが、コミュニケーションが介在するものにエンタメやテクノロジーを導入し、これからもワクワクするようなものをどんどんと提供していけたらと思っています。
Q.3
ポートフォリオでどのようなゲームを作った実績があるとよいでしょうか
2点、1本を作りきることと、テーマを作ることです。
まずは1本を作りきること。個人開発は思った以上に完成させるのが難しいので終わらせるというのを意識するのがよいです。
次に、1本1本にしっかりとテーマを入れること。ゲーム性でも良いし、技術を入れるというのでもよい。技術を学ぶために小さいゲームを数本作るスタイルだったら、今回はネットワークプレイを入れてみようとか、今回は草原をリアルタイムにレンダリングしてみようなど、少し自分のチャレンジをテーマに沿って毎回入れてみるとかはおすすめです。
一番良くないのは既存ライブラリやエンジンの制約で諦めて何のチャレンジもなくただゲームを作り続けていくことです。自分ができることが絞られてしまい、かつそこから抜け出すのが億劫になってしまうので、ちょっと大変でも常に1つ以上、無理のない範囲だけチャレンジをいれることをおすすめします。
「あー、○○はこのゲームエンジンじゃできないんだ」という本質的な技術的制約ではないところで考えが止まっていると感じることが1度でもあるなら危険信号です。
Q.4
学生のうちに学んでおくべき言語はなんでしょうか
なんでもいいですが、2言語くらい学んでおくと言語間の差や考え方の違いがわかるうえ、新しい言語やフレームワークを学ぶことは社会人でも多くあるので、どこまでいったら自分がそれなりに使えると思えるようになるのかの感覚も掴みやすく、将来どの企業でも自分を適用できるだろう、というちょっとした安心が持てます。
弊社に入ることを期待するなら、サーバエンジニアであれば2つのウチの1つは Go を学んでおけば大丈夫です。ゲームクライアントであればC++, C# の2つ学んでおくといいと思います。
Q.5
会社として、高齢化や、社会課題に対しての対策はどのように考えているでしょうか
コミュニケーションの会社なので弊社なりの解決を目指していこうとは考えています。
先程の話の通り、水や空気と一緒なくらいのインフラとなっているコミュニケーションという分野の促進は幅広い世代に貢献できるはずです。家族アルバム『みてね』や、学生が集ってプレイできるような『モンスターストライク』まで、しっかりと事業ごとにターゲットに刺さるよう、これからも良いものを作っていければと思っています。
Q.6
学習する対象(言語や分野など)を選ぶうえで意識していること
目指していく姿から逆算して必要なモノを選び、自分がそれを何故やるのかを理解した上で動き、選ぶ。あとは割合として決めた分だけ余裕をもって新しい経験や探索に繋げることです。ここで重要なのは切羽詰まるほど詰め込まず、常に余裕をいくつかはもっておくことをおすすめします。自分が知らない分野の知識をそこで吸収する行動などをしてみると、そこから本業に転用できたりすることもありますので、探索を忘れないようにすると長期的に役に立つこともあります。
Q.7
開発の際の技術選定はどのように行っていますか、
また今のプロジェクトはだいたいどれくらいの規模で開発しているのでしょうか
会社として実績があって、信頼できるリードエンジニアが目的に沿った複数の理由を持ち、促進していく感じです。感覚では「好き」以外の目的と違った2,3あれば十分です。
これには理由があり、チームで開発する以上、技術選定には目的や課題解決に加え、時代や時期感、採用、育成などを踏まえた説明ができることが不可欠です。説明できるほどの理由がない場合には、難しいかもしれません。理由は、開発組織がスケールしない場合、そもそも魅力に紐付かないためです。また、事業の成功と拡大のためにみんなと協力して働いていくため、1人よがりの選定はチーム形成に問題が生じ、長期的な課題になりがちなこともあるからです。
チーム規模の話ですが、最小6名前後から開始し、事業規模次第で増減しますが、例えばサーバエンジニアだとモンストのような大きな事業は365日、24時間体制の運用を考えると最低12名は必要と考えてます。
Q.8
会社と社員の雰囲気を教えて下さい
ミク談、ミクシル見てください!(笑)
Q.9
給料はどういった時にどのくらい上がるのか
番組内で、T.O.P.G(Technical,Output,Group contribution,Product Contribution) の4つの軸で語るといいましたが、それができて貢献していれば給与は評価時にあがるでしょう。
沢山大きくあげていくなら、それを企業価値への貢献に変換してマネージャーがしっかりと伝えることです。良いマネージャーと良い事業のもとで活躍していくことが手っ取り早いです。
Q.10
働いていて一番楽しかった時期、その時のできごとを教えて下さい
常に今が一番楽しいです。
ここまで、番組内で回答できなかった10の質問に答えてもらいました。番組内でご紹介、お答えできるのは番組の構成上、どうしても一部分でしかありません。だからこそ、番組内では寄せられた質問になるべく正直に、できるだけ丁寧にお答えしています!
ミク談は今後もさまざま順次配信していく予定です。
ぜひYouTubeチャンネルをチェックして、ミクシィの様子を覗いてみてください。