こんにちは、ミクシル編集部の太田です。
ミクシィグループには、転職するかのように自分の意思で社内異動ができるミクシィ・キャリア・チャレンジ(略してmcc)という制度があります。
制度の運営を行うmcc事務局の堀江に、制度の説明や特徴について紹介してもらいました。
個人がやりたいことを応援する
━━━━ミクシィ・キャリア・チャレンジ(以下、mcc)について、具体的に教えてください。
毎月社内限定で募集ポジションが公開され、正社員なら誰でも自由に応募ができる制度です。
担当するサービスを変えるだけでなく、職種も変えることができます。
一番の特徴は…所属している上司に断りなく異動が決められるということですかね。
━━━━改めて確認なのですが、上司に言わなくて良いんですね…?
もちろん、ミクシィグループは個人がやりたいことを応援する社風なので、上司に相談して異動することもできます。
ただ、上司に言わなくても良いとすることで、周りに気を使わずに、チャレンジしたいという気持ちを優先して行動しやすいようにしています。
運用されて4年経ちますが、mccという制度がミクシィグループの文化として根付いてるので、所属している上司との関係が悪くなるということもありませんし、異動先での活躍を応援してくれる人が多いですね。
それに異動によって、人材が不足するようであれば、またmccの枠が生まれ、他の人にとってはこれが新しいチャレンジの機会になります。
━━━━なるほど!実際にどのようなフローがありますか?
募集ポジションが作成されてから異動するまでに6ステップあります。
1 募集したい部署が募集ポジションを作成
2 mcc事務局が募集ポジションのページを確認し、全社に公開
3 社員が募集ポジションに応募
4 応募した社員とmcc事務局で面談
5 応募した社員と応募先の部署で面談
6 面談の結果を応募者に報告し、異動するタイミングをすり合わせ
異動したい社員からすると、【3の募集ポジションに応募】のステップからスタートすることになります。応募から異動まで引き継ぎ期間も含めると、平均で約1ヶ月で異動することが多いですね。
━━━━応募からいきなり応募先の部署と面談ではなく、まずは事務局と面談!
事務局との面談では、mccのフローについて説明するだけでなく、異動したいと思った理由を聞いたり、自分の経歴をまとめてもらったり、応募先との面接でそのままの自分をちゃんと伝えられるようにサポートしています。
一回の応募で異動が出来なかった人でも、翌月に同じポジションや別のポジションに応募して、異動するというケースもあります。
さらに改善を進め、より良い制度へ
━━━━mccの募集期間が3ヶ月から1ヶ月に1度に変更になりましたよね。
今年の8月からですね。
mccで社内から人員を募集しようとした時に、前の募集期間だと異動するまでに最長で3ヶ月以上かかってしまいました。複数のサービスが社内にあると、部署によって人員が必要になるタイミングはバラバラなんです。
特に新規事業が動き出すと、急に人員が必要になります。
新規事業だと、社外秘の情報も多いので社外から採用するのが難しい場合もありますが、社内であればある程度の情報は公開できるので、mccと新規事業は相性が良いと思います。
━━━━確かに新規事業の募集を含め、たくさんの募集が出てますよね!
職種に差はありますが、全体だと募集は毎月平均で30ポジションくらいの枠があります。
募集が多いので、募集する側も社員から注目されるように募集ポジションの書き方も工夫しています。
職種名や業務内容を書くだけじゃなくて、どういうマインドの人が活躍できるか書いてあったり、チームのメンバーの紹介などチームの雰囲気を全面に出している募集もあります。
━━━━募集情報を見ているだけでも面白いですね!制度として何か課題はありますか?
募集している職種に偏りがあることですかね。
事務局としては、毎月何件異動させたいという目標はないのですが、社内の活性化は大事だと思うので、事務局から色々な部署にヒアリングをして募集枠のニーズがないか調べる予定です。
社内での募集枠を増やして、社内で社員が活躍できる選択肢が広がるようにしたいです。
━━━━さらに異動できる可能性が広がりますね!
そうですね。ただ異動すること自体が目的ではありません。応募したけれど、やっぱり今の部署でもっと頑張ろうと、異動を選ばない場合もあります。それも正解です。
スキルアップやキャリアアップという目的のためのmccなので、これからは異動した人にはアンケートなどを実施して、環境が変わったことで本来の目的が達成できているか、ということも調べて、事務局として精度を上げていきたいですね。
━━━━mccがさらに進化するのを期待しています!