2021年春、『モンスターストライク(以下モンスト)』事業本部でのインターンを経験された大学院修士2年生の飯島さん。インターンとしてサーバーサイドの開発に携わる中で、正式にミクシィへの本選考に進みたいと思うようになったそうです。最終面接を経て、2022年4月に晴れて新卒メンバーとしてジョインしてくれることが決定!大手の世界的検索サービスの会社からスタートアップ企業まで数多くのインターン経験を持つ飯島さんが、なぜミクシィに入社したいと思うようになったのか?本音を語ってもらいました。
また、数ヶ月メンターとなった先輩が飯島さんとどのように関わってきたのか。インターン採用に至った背景など、メンターや面接官を担当したマネージャーにもコメントをもらいました。数ヶ月のミクシィインターン生活でどのような心境の変化があったのか聞いてみました。
私は大学院で情報科コースを専攻していまして、情報の可視化について研究を行なっています。学業のほか、大学2年生の頃から様々な会社のインターンにもチャレンジしてきました。業種も様々、会社の規模もできたばかりのスタートアップから世界的に有名な検索サービスの会社まで。各社の雰囲気を知りたいという好奇心から結果的に多くなったんですけどね。スタートアップは、開発における“スピード感が命”、大手では、大多数のユーザー数を抱えるため、サービスの安全性を高めるためのテストの大事さなど、企業によって、どこに重きを置いてるのかが異なるんだな、と。
そんな中で、ある就活サイトで、ミクシィの採用担当の方にメッセージをいただいたのがきっかけで、インターン募集を知りました。『モンスト』はよく耳にしていたこともありますし、大規模なユーザー数を抱えるサービスなので、その大量のアクセスをどう捌いてるのか、データの扱いをどうしてるのかという技術的な部分に興味があったんです。あとちょっと職場を覗いてみたくなるほどの熱いメッセージだったのも気になって応募してみることにしたんです。実際に社員の方と面談をさせていただいたときに、「モンストはユーザー数が非常に多いので、そこは必ず勉強できます」と言っていただけたので、良さそうだな、と思いました。
将来どこで働くかについては、これまでインターンを経験した企業の中から選ぼうというぼんやりとしたイメージだったんです(笑)。最後のインターン先がミクシィで「ここでのインターンが終わってから就職先を決めよう」と思ってたぐらいでしたから。結局ミクシィにしたんですけどね(笑)。
面接に無事合格し、モンスト事業本部でインターンがスタートしたら、毎日が楽しくって(笑)。コロナ禍なのでオンラインでの業務が中心だったのに、リアルで打ち解けたかのようにチームメンバーのみなさんと仲良くなれた気がしました。ミクシィにはコミュニケーションを大切にする文化があって、Slack上でたくさん交流があり、テキスト上でも「この人はこういう人柄なんだな」と分かるぐらいみなさんがメッセージをくださったので、雰囲気を知ることができたからです。
例えば、サーバーサイドエンジニアチャンネルで業務内容についてのやりとりがあるのですが、仕事上の話だけでなく冗談を入れてくれたりして、そこから感じ取れる人柄の良さがにじみ出ていたというか…突然に大喜利大会が始まったり(笑)。私が思っていたゲーム開発の部署は、すごく忙しくてブラックというイメージだったのですが、その印象を見事に覆されました。忙しさからピリピリした緊張感のある職場なのかなと勝手なイメージを持っていたのですが、ミクシィではどのみなさんも優しいですし、イチから丁寧に教えてくださり、衝撃的でもありました。
インターン中の業務は、小さめの改修からバージョン開発まで携わらせていただきました。バージョン開発に関して、新しいミッションの追加と、既存動作の修正など。その修正をしていくうえでテストを書く必要があるのですが、テストを網羅するためのテストケースの検討や、企画やフロント、QAの方々など他部署との連携も経験させていただきました。総合的に見てコミュニケーションを多く必要とする業務を担当させてもらえたと思います。業務を通して、「大規模サービスにおけるデータの扱い方」や「考え抜かれたキャッシュ戦略」「オリジナルの管理ツール」などにも触れることができましたし、エンジニアとしてのマインドや思想の部分についても学べたことは大きな収穫でした。特に、GitHubのプルリクエストでは、プロのエンジニアのコードの書き方やレビューの仕方、コメントの秀逸さなどに触れ、とても勉強になりましたね。「大規模サービスを運営しているプロのエンジニア」を目の当たりにして、驚愕でした。
これまでのインターンは、実装して出来上がったものがあればOKというケースが多かったのですが、ミクシィでは実装できるのは当たり前。私が加えたコードや修正したコードの奥深くまで理解してることが求められます。深くまでコードを読み解くというのが、これまでにあまりなく、私にとって大きなハードルでもありました。「なぜ、このようなコードにしたのか」「リスクヘッジに繋げるためにもこの関数を使う」といったところまで考えてちゃんと実装しないといけない。という説明をしたことがあまりなかったので、自分の頭の中で一旦整理して人に話せるようになるという一連の流れは大変でしたね。
分からないことが多くて辛い一方で、それが嬉しくもありました(笑)。こんなことを言ったら変なやつだと思われてしまうかもしれませんが(笑)、私は知らないことをたくさん教わったり、指摘されたりすることが好きなタイプなんです。ちゃんと私のことを面倒見てくださってる感じがすごく嬉しくて、実は隠れてニマニマしていたというのは、内緒の話です(笑)。
インターンを始めて1ヵ月半も経つと、職場の雰囲気も大体掴めていますし、仕事についても余裕を持って取り組めるようになっていました。「この1ヵ月半、とても居心地良かったな」とふと振り返ってみても自然に思えたんですよね。ほとんどオンラインで稼働しているのに居心地が良いのはなぜだろう?と。
仕事はテキスト上でのコミュニケーションが中心で、メンバーと顔を合わせてリアルな職場で働くことはありません。なのに、なぜ?
振り返ると一緒に働くみなさんの人柄を知れたことが大きかったなと思います。業務も勿論大事ですが、業務外のコミュニケーションのおかげで安心感も持てましたし、他愛もない雑談でも人の好さが伝わってくる…そんなメッセージの応酬。ボケのかまし合いとかも面白くて(笑)。居心地の良さを実感したんだなぁと。
もう一つ私の中で大きかったのが、メンターを担当してくれたの女性エンジニアの存在。これまで色々な企業でインターンをしてきましたが、そもそも女性のエンジニアが少なくて。特にサーバーサイドのエンジニアはゼロに近く、「女性のエンジニアがいる!」というだけで、安心感がありました。メンターはジさんという方で、ジさんはすごく和やかな雰囲気を持っている方で、とても教え上手。アドバイスがすんなりと入ってきました。業務内容だけでなく、女性エンジニアとしてのキャリアなども色々聞けたことも大きかったと思います。
「もう、これはミクシィに入社するっきゃない」と決意し、早速本選考をうけることに。
最終面接官であるCTOの村瀬さんとの面接では、緊張しっぱなし。何気ない話から面接は始まったのですが、モンストのサービス改善案を5つ出すという質問や、エンジニアのキャリアや人生についての相談など密度の濃い面接で、90分間という長丁場もあっという間。
そういえば! 面接をうける前に、「飯島さんの頑張る力や知識の吸収力は誰よりもすごいのだから、自信を持って頑張って!」と人事の方経由でジさんから励ましのお手紙をいただいて、これがどれだけ自分の励みになったことか。
無事内定のご連絡をいただき、しかも人事の方が花束を用意していてくださっていて…。私を思ってわざわざ花束を選んでくださったのかと思うと、涙が出るほど嬉しかった。「2022年4月から新卒としてミクシィで働けるんだ。モンストのエンジニアの皆さんと一緒にサービスを作れるんだ」と。
チームのエンジニアが優秀過ぎるので、私も先輩方のようになれるのかな、という不安がちょっぴりあるんですけど、来年の入社までに少しでもレベルアップして臨みたいと思っています!
【メンターの声】
メンターであるジと、選考の面接官を担当したワンと原田に飯島さんについてコメントをもらいました。
━━飯島さんの第一印象はどうでしたか?
私は現場の経歴が10年くらいになるのですが、初めて女性の方が同じチームに入るということで、とても緊張していました。飯島さんの第一印象は、賢くて活発そうだなと。この子を育ててみたいなと思いつつ、同時に責任も感じていましたね。
━━というと?
私が初めて入った会社では、メンターが鬼のように厳しい方だったので、何回も心折れそうになりまして。私の後輩たちには絶対そのような思いをさせたくないという気持ち一心です。しかも飯島さんは女性で、仕事への意欲が高そうな方だったので、私の手で最強に育てたいという気持ちが溢れてきたんですね(笑)。
━━なるほど。飯島さんの普段の業務の様子はどうでしたか。
私から見て飯島さんは、飲み込みがすごく早くてやる気に満ち溢れていました。とても意欲が高かったので、「すぐに最強になれるんじゃない?」と早くも手応えを(笑)。
━━早々に成長性の高さを感じられていたんですね。業務では、具体的にどういうアドバイスをされていましたか?
私の教育方針としては、長所や得意なところを一番に育てつつ、短所である部分をなるべく補いたいなと思っていました。飯島さんに改修を任せつつ、その改修に関する深いライブラリまで見ることを中心に教えていきました。個人的に『モンスト』は、全部把握しているという前提でコードが書かれている部分が一部あります。入社したばかりの方だと、少し難易度が高いと思ったんです。なので、飯島さんのためだけに資料を準備して説明しました。もし、ゆくゆく他社に入社するという選択をしたとしても、ここまでできるようになれば開発現場でほぼ問題なく仕事ができるというレベルまで育てようという気持ちです。
━━なぜそこまで一人前のエンジニアに育てようと思われたんですか?
この業界は全体的に女性の方が少ないので、私は会社の先輩としてというより、人としての助言をしたいと思っていまして。もしも飯島さんの選択がミクシィでなくても、私との出会いが役に立てればいいなと。
━━そうだったんですね。「ミクシィに就職したい」という飯島さんの気持ちを聞いたときは嬉しかったんじゃないですか。
それは嬉しかったですね。でも本選考を受けるにあたり、具体的な面接対策についてアドバイスはしませんでした。
━━それはなぜですか?
飯島さんは技術力もコミュニケーションも全く問題がなかったので、緊張させるより自然体で面接を受けた方がいいのかなと思って、何も言いませんでした。もちろん、教えたいという葛藤はあったんですけどね…我慢しました(笑)。もし内定がもらえるか不安のある方であればアドバイスしていたかもしれませんが、この自然な姿で面接に臨めばたぶん合格すると信じていたので。
━━飯島さんは本選考を受ける前、人事担当に「もし仮に不合格になっても、中途でジさんの下で働けるようにもう1回挑戦する」と言っていたみたいですね。
それを聞いてとっても嬉しかったですね。両思いだ、と(笑)。
━━(笑)。お二人の厚い信頼関係を伺い知れるインタビューになりました。ありがとうございます。
【面接官の声】
━━飯島さんとの面談で印象深かったことについて教えてください。
━━面接で合格を出されたのは、飯島さんが明確な意志を持っていたというところが大きかったんでしょうか。
━━インターン中の飯島さんの印象はいかがでしたか。
━━飯島さんがミクシィの本採用に挑戦したいというときに、現場面接ではなく、いきなり最終面接となったと聞いています。現場での評価が高かったのでしょうか。
ミクシィのインターンを体験し「学校を卒業したらここで働きたい」と気持ちが固まった飯島さんのように、特別な体験ができるかもしれないミクシィ モンスト事業本部のインターンの募集がスタートします。
学生の方で、「体験したい」「大規模サービスの開発体制を知りたい」、と考えている方は是非チャレンジしてみてください。
ミクシィ社員一同、一緒に働けることを楽しみにしております。