事業立ち上げが夢。この1年『minimo』で何を学べた?〜新卒1年目 成長の軌跡 #23 〜

事業立ち上げが夢。この1年『minimo』で何を学べた?〜新卒1年目 成長の軌跡 #23 〜

2020年4月にミクシィグループに入社して1年。社会人としても成長を始めた新卒入社スタッフの軌跡を、シリーズでお伝えしていきます。どんな経験を積み重ね、この1年を歩んできたのか。そして、その先に見えてきた夢や目標は?リアルな“1年目”の声をお届けします。

サロンスタッフ予約アプリ『minimo』のサービス拡大を担っている松永は、子どもの頃から、漠然と“事業家”に憧れていたと言います。配属から1年が経った今の手応えを聞きました。

 

憧れは、事業の立ち上げ

━━早速ですが、業務の内容を教えてください。

企画やマーケティング、ディレクションと、『minimo』に幅広く携わっています。入社した当社は、企画グループに配属されてキャンペーンなどの施策のプランナーをやっており、現在は2021年の4月に新設された事業推進グループに所属しています。

━━なるほど。自身が希望されて。

そうですね。入社当初から、上司に「上流工程もチャンレンジしたい」と、伝え続けていました。

━━そこでどのような業務を?

サービスプランナーというよりは、ディレクターに近い業務内容でしょうか。PLの作成、事業戦略としてどういった展開をしていけばよいか、などの中長期的な施策に携わっています。もちろん、先輩にすごく頼りながらではありますが(笑)。

━━もともと事業戦略などに興味があったんですか。

将来は自分で事業を立ち上げてみたいと思っているので、その一環としては必要かなと。

━━事業の立ち上げ!なぜですか。

父が会社を経営している影響もあってか、小学生くらいの頃から事業を立ち上げることに憧れていたんですよね。大学は経済学部に進み、海外のスタートアップ…特にIT企業に興味があり、インターンなどで実際に働いていたこともあります。

━━素敵ですね。大学卒業後は、実家の会社を手伝う選択肢はなかった?

もちろん、選択肢としてはありました。でも、親の会社に入ると、楽をしてしまうことになるんじゃないかと思ったんです。父が会社を経営している分、周囲から誤解されることも少なくなくて。大学生の頃、自分でアルバイトをして稼いだお金で買い物をしたのに、周りから「親がお金持ちだと良いよね」と言われて悔しい思いをしたこともありました。だからこそ、社会に出て、自分の手で一から事業を立ち上げてみたい、と強く思っています!

━━そんな経緯があったんですね。就職活動では、どういう企業を希望していましたか。

国内のいわゆるメガベンチャーですね。複数の企業から内定をいただきました。

━━その中でミクシィを選んだのはなぜですか。

内定をいただいた企業の中で、ミクシィが一番新規事業を求めていると思ったからです。『モンスターストライク』という特大ホームランを打って、ある程度資金はあるはずだし、次の事業を立ち上げようとしているフェーズだと考えていました。大学4年の4月からは、内定者アルバイトとして買い物代行サービス『ミクマ』で、マーケティングを担当させてもらいました。今だから話せることですが、内定者アルバイトでイマイチだと感じたら、辞退して他社で働くのもいいな…と思っていたんですが、やってみると、むしろその逆!事業の立ち上げ経験がある人が多くて刺激を受ける毎日でした。

━━そこではどのような業務を?

マーケティングを担当…と簡単に説明したのですが、その仕事は想像より幅広くて。いわゆるユーザー動向をダッシュボード上で追うような作業はもちろんですが、自分で配達に行ってそのままユーザーインタビューしたこともあります(笑)。これだけ大きな会社でも、新規事業だとこういったスタートアップのような働き方もできるんだ!と新鮮に感じた部分でした。

 

新卒でも任せてもらえる空気感

━━『minimo』への配属は、どういう経緯で決まったんですか。

入社後も新規事業に行きたい思いは変わらず、ある程度のユーザー規模を抱えるサービスに携わってみたかったんです。そこで候補に上がったのが、『minimo』でした。当時の自分にとって、創業者である笠原さんとの距離感が近いことも魅力でした。他のサービスの方とも面談はしましたが、最終的には、将来立ち上げたい事業により近くて、自分も関心のある美容領域である『minimo』を選びました。

━━配属されてからは、いかがでしたか。

実は配属されたその日に、部長との面談で「こんな施策をやってみませんか?」と、企画書を提出しました!

━━初日に!?

はい(笑)。「こいつ、やれるな!」と思われたくて。

━━その企画は実施されたのですか?

いえ、「すぐには実現できないけど、いいアイデアなので次のフェーズでやりましょう」と丁寧にフィードバックをもらえて、自分のアイデアの課題なども整理させてもらいました。この企画は、今もブラッシュアップを続けています。

━━そういうのって緊張しませんか…?

緊張はしますが、やっぱり最初の印象ってとても大事だと思うので。初日に提案すれば覚えてもらえるし、気にかけてももらえるかな、って(笑)。

▲実際に提案した事業計画の一部

━━でも、アイデアは実現できなかったわけですよね。ちょっと残念じゃなかったですか?

もちろん残念ではあったのですが、部長とのやりとりの中で「今やらない理由」もしっかりと腑に落ちるまで会話させていただいたので、もやもやすることはなかったです。むしろ、顧客ニーズを検証する広告運用を任せてもらった時も、積極的に発言させてもらって、実際にその意見が採用されることもあり、「新卒でもいきなり、ここまでやらせてもらえるんだ」と驚きました。

 

データをもとにサービスを牽引する

━━配属からの1年間を振り返ってみて、いかがですか。

自画自賛になってしまうかもですが、いわゆる“新卒に求められているレベル”は、クリアできたんじゃないかと思っています。でも、自分が目指している地点には、まだまだ届いていません。ある施策について、しばらく事業部内で議論が続いていてスタックしていた時期がありました。今振り返ると、自分からもっと早く仮説を立てて検証に進めればよかったと、少し後悔しています。発言するだけで終わらずに、僕が積極的に先導してプロダクトを進めていけるようになりたいですね。今はまだまだ先輩を頼りながら、場数を踏ませてもらっているところです。そういえば、今年の5月からメンターになったんです!これまでは新卒として「学ばせてください!」と頼りきりな部分もあったのですが、後輩が出来るとそうはいかない。これが結構難しくて…(苦笑)。今までに経験したことがほとんどないので、日々模索しながらやっている部分ではありますね。

━━マネジメント的な課題もあると。どこに苦労されてるんですか。

伝え方やタスクの任せ方、がメイン部分ですね。なにかをお願いする時、伝えすぎても単なる作業になってしまうし、逆に伝えなさすぎると困らせることになりますよね。このバランスが一つ。さらに、今はリモートワークの割合も多いので、本人から積極的にコミュニケーションを取りづらい機会もあります。そういったところは、僕も入社当初からリモートワークがベースにあったので気持ち的には寄り添ってあげられるのかな?と思って、去年自分が困っていたことなどは積極的にサポートしてあげようと思ってます。

━━去年困っていたこと?

コミュニケーション量が少ないと、事業部メンバーの顔と名前がなかなか一致しないんです(笑)。なので、新卒の子から問い合わせがあった時、僕の方で応えることが出来たとしても「◯◯さんが詳しく教えてくれるよ」とか「◯◯さんに聞いてみよう」とか、積極的にメンバーを巻き込んでコミュニケーション量を増やすなど、試みたりはしてみています。僕の憧れている先輩が、言うところは言うし、いじる時はいじる、みたいなメリハリのある人で。その先輩を参考に、距離感をうまく掴んで一緒に成長できるといいなと思っています。

━━『minimo』で、今後挑戦してみたいことはありますか。

サービスの話だと、“リピートのしやすさ”には、もっとこだわりたいです。『minimo』はサロンスタッフを指名して予約するサービスで、一度使ってもらえれば、二度目、三度目はより簡単に予約できるようになります。そこで、今使っていただいているユーザーの方に長く使ってもらい、更に新規のユーザーを集めれたらもっと大きなサービスを目指せますよね。 

━━松永さん自身の今後の構想を教えてください。

ファッションや美容関連に関心があるので、『minimo』でもっと知見を貯めたいです。先日は、中国のサービスのビジネスモデルを参考にした事業案を作成して、提案してみました。IT×美容の領域は盛り上がっている分野ですし、スタートアップでも攻めがいのあるようなまだ見つかってないサービスや施策があるはずなんです!とはいえ、新卒2年目で経験豊富なメンバーを引っ張っていくにはまだまだ足りない部分もある。信用を積み上げながら、しっかりと皆が納得できる数字やデータをもとに説明していくことで、うまく巻き込んでいきたいと思っています!

━━このまま突き進んでいくわけですね!

まずは、『minimo』のメンバーから学べることを最大限に吸収していきます。小さな成功はいくつか積ませてもらったので、そこで得た信頼をチャンスに変えて、戦況をガラリと変えるような大きな成功を目指します!

PAGE TOP