『Fansta』のフロントエンジニアは、雑談にも企画にもフルコミット? ~募集求人をどこまでも深堀りしてみた #6~

『Fansta』のフロントエンジニアは、雑談にも企画にもフルコミット? ~募集求人をどこまでも深堀りしてみた #6~

仕事内容や応募条件について記載がある求人情報。(ミクシィの採用情報はコチラ)「本当のところどうなの?」「応募前にもう少し詳しくわかったらいいのに…」と思う方も多いのではないでしょうか。ミクシルでは、求人を探している方や応募を考えている方に求人内容を納得して、検討いただけるように「どこまで募集求人を深堀りできる?」というシリーズ記事を公開。

 

6回目となる今回はスポーツライブビューイング『Fansta』のフロントエンジニア募集について。面接担当でもある柿崎と一緒に実際の求人情報を見ながら、詳しく聞いてきました。

 

思いきり楽しめるサービスにすべく、新たな機能を追加

━━基本的なところにはなりますが、まずは『Fansta』について教えてください。

『Fansta(ファンスタ)』は、2021年4月にスタートした「スポーツ観戦ができる店舗検索サービス」です。エリアはもちろん、見たい試合、好きなチーム、放送予定といった条件から店舗を探すことが可能です。これまでの「店舗でのスポーツ観戦」という話でいうと、放映する店舗側は、興行主催者や放送事業者などに対する申請が前提となっていて、気軽に観戦告知・集客することが難しい状況にありました。そこでミクシィでは、スポーツチャンネルと協業を開始し、『Fansta』での告知・集客を実現。仲間と一緒にスポーツ観戦を楽しみたいユーザーと、スポーツ観戦によって集客につなげたい店舗をつなげることで、これまでにないサービスを展開していきたいと考えています。

━━面白いです!ただ現時点だと店舗で仲間とスポーツ観戦するのは難しい…?

おっしゃる通りです。コロナ禍において、スポーツバーに集まって大勢で盛り上がることは現実的ではありません。ですが、この状況が永遠に続くわけではないとも思っています。だから、コロナ禍が収まったときには、我慢していたものを思いきり発散できるサービスを作りたい。仲間を増やし、新たな機能をどんどん追加していきたいと考えています。

━━そして、機能充実のためには新たなエンジニアが必要というわけですね。具体的には、どのような機能になるのでしょう。

まだ構想段階ではありますが、プロフィールなどのアカウント機能、チケット販売機能、それから、ユーザーが仲間と一緒に楽しむためのコミュニティ機能などになりますね。現時点においては、『Fansta』に掲載くださっている店舗の方々に「これまでのスポーツ観戦はどのように運営をしていたのか」「どういう機能があれば使いやすいか」「集客しやすい方法はあるか」といった話を聞かせてもらいながら、具体的な企画を進めているところになります。

 

インフラからフロントまで。1人のエンジニアが幅広く担当

━━まさに立ち上げの段階ですね!その中で、求められるのはどのようなスキルになるのでしょうか。求人情報を見ると、「Webアプリの開発経験」から「サーバサイドの開発経験」までと、幅広い経験が求められているように感じました。

「経験」というと、少し誤解があるかもしれません。今回、募集するのはフロントエンジニアですから「SPA(Single Page Application)の開発経験」は必須条件にしています。ですが、あると望ましい経験としている「サーバーサイドの開発経験」については、しっかりとした経験がなかったとしても大丈夫で、サーバーサイドの開発に関する「知識」があれば問題ないと考えています。フロントとサーバー、どちらか一方だけしか分かりませんというよりは、幅広く経験していたり、知識を持っていたりすることを重視していますね。

━━それはなぜですか?

現在『Fansta』の開発組織は、8名ほどのエンジニアで構成されていることもあって、専任体制をとっていません。1人のエンジニアが、インフラからフロントまで幅広く担当するかたちで開発を進めています。たとえば、ある案件があった場合、最初に「班長」を決定します。班長の役割は、いわゆる“リーダー”として上に立つのではなく、最終的な完成まで責任を持つこと。開発の規模や難易度をみながら、1人で全てを担当するのか、他のエンジニアをアサインするのかを決めていくんです。だから、案件によっては、元々はサーバーサイドエンジニアだったエンジニアがフロントまでやってる、ということもあります。ちなみに、これは私自身の話でもあります(笑)。

━━そうなんですね。

正直言って、フロントサイドに関しては分からないこともありますが、それよりもシステム全体を意識した開発をできることに魅力を感じていますね。自らが「班長」となって、企画や仕様に関して積極的に関わることができています。

 

コミュニケーション重視!助け合いながらの開発体制

━━幅広く担当とありましたが、「専任」での経験がなくてもできるものなのでしょうか。

そこでいうと、全く何も知識がない状態では厳しいと思います。ですが、ある程度の理解や本人に学びたい意欲があれば大丈夫ではないでしょうか。そう言える理由の一つとしては、『Fansta』の“困ったことがあったら助け合う”文化があるかもしれません。僕自身もよくやるのですが、フロントに関して分からないことがあったらすぐにSlackで聞くんです。「基本的なことすぎて申し訳ないんですが…」「どうしても分からなくて…」とポストしたら、フロントエンジニアの仲間が、本当に丁寧に分かりやすく教えてくれる。年齢とか、社歴とか、雇用形態とか、そういうことは関係なく、『Fansta』のチームメンバーとして助け合う関係性ができていると感じていますね。ですから「経験」というよりは、そういう「文化・風土」に違和感を覚えるような人は難しいかもしれませんね。

━━それは、黙々と一人で開発をするようなタイプ?

そうです。いくら経験やスキルは満たしていたとしても、お互いにとって良い環境にはならないと思いますね。また『Fansta』では、チームのコミュニケーションがより求められる「スクラム開発」を取っていますから、そこから考えてもなかなか難しいのだと思います。新たな機能開発においても、PO(Product Owner)から「次は、こういった機能を追加しようと思うのだけど、どう思う?」と聞かれることから始まります。それに対して、プロダクトの開発に携わる全員で、こう思った、それならばこうしたほうがいい…と率直に意見をしていくのです。上から降りてきたタスクをこなしていくのではなく、コミュニケーションを取りながら一つひとつ決めているんです。

━━POが現場に相談して…というのは少し意外でした。

確かに、POや企画の方が考えたものが「開発案件」としてエンジニアに渡されることが一般的かもしれないですね。ですが、『Fansta』は全くそんなことなくて。デイリースクラムにおいては、PO、ディレクター、エンジニア、デザイナーなど10名ほどのメンバーが参加して、各案件の進捗状況・課題についての共有はもちろん、新しい企画についての相談も行っています。こういった開発体制ですから、チームでは“雑談”をとても大事にしていますね。

━━“雑談”ですか。

そうです。『Fansta』は全員でコミュニケーションを取りながら、みんなで開発を進めていく必要があります。そして、そういった関係性づくりの最初の一歩が“雑談”なんじゃないかと私は考えていますね。なので、週1回30分「雑談タイム」というのを設けています。ここでは仕事に関わらずどのような話をしても良くて、リラックスして話をすることで、互いへの興味を高めたり、理解を深めたりできたら良いなと思っています。そして、個人的には、この透明性の高い環境が気に入っていますね!心理的なストレスがほとんどありません(笑)。

▲ある日のデイリースクラムの様子(*撮影の合間だけマスクを外しています)

━━のびのび仕事ができる環境があるということでしょうか。

そうです。一言でいうと“働きやすい”になるのかもしれません。だからこそ、主体性も生まれるのだと思いますしね。

現状の『Fansta』においては、やってみたい!と手をあげた人がチャレンジすることができます。それは、新しい機能の企画にしてもそうですし、責任者として「班長」に立候補することもそう。他にも、使ってみたいなと思う技術にチャレンジすることも。みんなそれぞれの“やってみたい”を叶えていると思いますね。

━━お話の中にあった「技術的なチャレンジ」というのは?

仕様技術のフレームワークに「GraphQL」を取り入れています。採用した理由は2つあって、1つは開発先行で進められるようにという意味合い、もう一つはエンジニアから技術的なチャレンジしたいよね、という話があって実現したものです。

━━幅広く携わることで、キャリアも広がりそうです。

初めての経験を多く積むことができるので、キャリアを広げて考えることができると思います。ちなみに、現在『Fansta』でディレクターを担当しているメンバーは、元エンジニアだったんです。ディレクション業務に携わる中で、ディレクターとしてのキャリアを考えるようになって。上司と話をして、じゃあ、ディレクターでやってみようとチェンジした形です。

━━新しいキャリアを見出されたわけですね。

『Fansta』で仕事をしていて強く感じるのは、自分主体でやっている感覚です。そこに誰かにやらされている感は全くなくて。これからサービスを大きくしていく『Fansta』にとっては何よりも重要なことじゃないでしょうか。『Fansta』に関わる全員で、スポーツ観戦の新しい形、楽しい未来を創っていけたらいいですね。

 

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【スポーツライブビューイング『Fansta』】フロントエンジニア

 

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