理想のエンジニア像は「社内外から頼られる」Web開発のプロフェッショナル。新卒1年目 成長の軌跡 #25

理想のエンジニア像は「社内外から頼られる」Web開発のプロフェッショナル。新卒1年目 成長の軌跡 #25

2021年4月にミクシィグループに入社して1年。社会人としても成長を始めた新卒入社スタッフの軌跡を、シリーズでお伝えしていきます。どんな経験を積み重ね、この1年を歩んできたのか。そして、その先に見えてきた夢や目標は?リアルな“1年目”の声をお届けします。
TIPSTAR』のクライアントエンジニアとしてWeb開発を担当している吉川。学生時代とは違う視点で開発できるようになったと語る彼が、入社1年目で得た大きな気づきとは?に迫ります。

パソコンの面白さに気づいたのは幼少期

━━ 最初に、吉川さんが現在手掛けている仕事について教えてください。
入社以来、『TIPSTAR』のクライアント開発グループのWebチームに所属し、主にプロダクトに関わる機能の設計から実装、そして細かい仕様調整まで担当しています。
━━ もともとプログラミングを勉強していたんですか?
ミクシィに入る前は、専門学校でシステムについて学んでいました。私は幼い頃から本当にパソコンを触るのが好きで。一番初めに「パソコンって面白いな」と思ったのが、保育園のときでしたね。
━━ ええ!本当ですか!?早いですね。
家族と共用のパソコンがあって、好きなキャラクターのホームページをよく兄に検索してもらっていました。キラキラしたホームページを見ては「すごいなぁ」と保育園生ながらに思っていたんです(笑)。それ以来、パソコンを触るのが好きでしたが、段々「作る人になりたい」と思うようになり、「どうやったら作れるんだろう?」と自分なりに調べるように。まだエンジニアという言葉も知らなかった頃のことです。そして高校生のときに初めてプログラミングの教室に参加し、ゼロからiOSのアプリを作るという経験をしました。
━━ それが原体験になっていると。
簡単な電卓アプリでしたが、それでも実際にコーディングして作り上げるという経験がすごく楽しかったんです。そしてプログラミングを究めるため専門学校へ入学しました。専門学校では授業だけでなく、サマーインターンなどにも積極的に参加しました。全部で4社ほど参加させていただき、その中の一社がミクシィだったんです。
━━ 色々な企業でインターンを経験したのですね。
全く内部事情を知らない会社に新卒で入社するのは不安だったので、参加するようにしていました。インターンならある程度の期間で、どんな職場かといった雰囲気やカルチャーを肌で感じることができる。インターンでは自分の性格に合う会社かどうかを重視していました。
━━ ミクシィに入社する決め手は何でしたか?
まず一つ目が、会社の雰囲気やカルチャーが自分に合っていたこと。中にはビジネスライクにドライな関係性で仕事を進める会社もありましたが、ミクシィではそれとは対照的に、みなさん物腰柔らかい人ばかりで、人当たりの良い方が多いという印象を受けましたね。自分の性格と合っている気がして、「ここなら長く働けそうだなぁ」と。
━━ なるほど。
そして二つ目が、今まで自分が作ってきたものと、会社の方向性が似ていると思ったからです。というのも、専門学校では自分でサービスを企画する授業があり、その中で私は「色んな人が集まってコミュニティを作って楽しむ」「新しい価値を世の中に」という企画を立てることが多かったんですよね。
━━ 会社の雰囲気だけでなく、企業方針も自分に合っていると思えたのが決め手になったんですね。現在は『TIPSTAR』のクライアント開発グループに所属していますが、配属部署については志望したのですか?
はい。実は、サマーインターンの後、内定者アルバイトとして今のチームに参加させていただいたことがあり、チームのみなさんと事前に関係性が築けていたので志望しました。ありがたいことに希望が通り、配属当初の違和感は全くない状態でスムーズに入ることができました。

学生時代とは違う視点で開発できるように

━━ それはラッキーでしたね。吉川さんが仕事をする上でのこだわりやポリシーは?
自分たちの作るUIや実装や設計がそのままユーザーさんに使われるので、ユーザーさんにとってユーザビリティを阻害しないかという点を意識するようにしています。例えばこの実装にすると、ユーザーさんはストレスを感じてしまうとか、ちょっと操作をブロックしてしまうんじゃないかとか。
━━ Webエンジニアだからといって、ただプログラムを書いていればいいというわけではないと。
そうですね。UXについてちゃんと考える必要がありますね。UXについてはWCAG(Web Content Accessibility Guidelines)というガイドラインの中にある、アクセシビリティの仕様を読んで理解しました。どういう実装であれば、Webサイトがアクセシブルになるのかがきちんと定義されているので、勉強になりました。あとは『HTML解体新書』という書籍を読んだり、Googleが管理しているサイト『Web.dev』でWebを実装する上でのベストプラクティスをキャッチアップしたり。色んなエンジニアさんに、良く見ているサイトを聞いたりしながら、参考になるサイトを自主的にピックアップするようにしています。
━━ ソースコードの書き方のこだわりなどはありますか?
ミクシィに入社してから、チームのみなさんが一番読みやすいコードは何か?を考えるようになりました。学生時代はリーダーをすることが多かったので、コードの書き方については自分で決めてしまうことが多かったですね。学生のときはもう本当に、オレオレコードを書いていました(笑)。
━━ オレオレコード(笑)。なぜ変われたんですか?
技術リーダーから指摘を受けることもありましたし、他の人が手を入れるときにも読みやすく、メンテナンスしやすいかどうかという保守性についても意識するようになったためです。元々ある程度ベースができているプロジェクトの場合は、いわゆるコーディング規約のようなルールに則ってちゃんと書くようになりました。新しい施策が入ってきたときに、破綻しないようなコードにしようと見通す癖がつくようになったなと。学生の頃は、その場で完成したら終わりというプロジェクトばかりだったので、コードを書く意識については入社前と入社後では全然違いますね。
━━ 他にも入社後に意識が変わった点はありますか?
Webのプロダクトについてエンジニアからも積極的に新しい機能を提案していこうという動きがある中で、何をKPIに定めるかを考えられるようになってきたかなと思います。例えば、エンジニアの場合はパフォーマンスが数値的にどれだけ優れているか、訪問者数が増えたかどうか、アクセシビリティがどうか、という面を気にして開発していたので、ユーザーにとってその施策がどんな成果を生んだかについては、あまりピンとはきていませんでした。でも最近は当事者意識を持って企画段階から考えるようになり、「このKPIであれば、この施策で成し遂げられるだろう」という発想ができるようになったと思います。
━━ これまでエンジニアとしてプロダクトがちゃんと動くか、バグがなくスムーズに動くかといったプロダクト目線が強かったけれど、ユーザー目線で開発・企画をしていこうという意識が少し芽生えてきたと。それは今後にも活かせる大きな財産ですね。
そうですね。サービスに対する向き合い方や視点が変わってきたと思います。
━━ 入社してから今までで一番思い出深い仕事は何ですか?
一番最初に任された開発の仕事です。当時はちょうどリニューアル真っ只中で、10月のリリースに向けてどんどん実装していく、という状況でした。研修期間中ではありましたが、自分にとって挑戦的なやりがいのある機能実装を任せてもらえたことが印象的でした。実際にユーザーさんに使っていただくために、「この機能はこういう感じの実装の方がいいんじゃないか」とデザイナーさんや企画さんと調整し、実際に設計して実装といった一連の流れを経験させていただいたんです。そういう挑戦の中で、なかなか一人では意思決定できないところも多かったりするので、チームでのコミュニケーションはすごく勉強になりましたし、成長にもつながりました。
━━ 専門学校でチームを組むのとは違いましたか?
そうですね。デザイナーさんや企画さんと一緒に仕事をするのは初めての経験で、エンジニア以外の方とのコミュニケーションの取り方は勉強になりました。例えば、なるべくエンジニア用語を使わないように工夫したり、代替案が提案できるのであれば具体的な選択肢を提示したり。先輩をはじめ、チームのみなさんのコミュニケーションの取り方を見つつ、学んでいきました。
━━ ちなみに、壁にぶつかったエピソードはありますか?
直面した困難については、自分に任された仕事と、自分の目標のバランスを取るのが難しかったことが思い出に残っています。というのも、10月リリースに向けて実装しなければならない機能が多い中で、研修期間の目標として自分から技術的なアウトプットをしていきたいと手を挙げていたからです。
━━ 開発業務とアウトプットを両立する、という難しさですね。
実は『mixi tech note』というミクシィグループに所属する有志によって、執筆・制作された技術書典があるのですが、私自身も技術を追求して、自分で記事を書きたいと手を挙げさせてもらいました。
━━ 『mixi tech note』ですか。
ここでは実際の現場で使われている技術の話から、日々の業務の傍ら、個人的に調べたものまで、思い思いのテーマで書かれています。
━━ 吉川さんが取り上げたテーマは?
テーマ名でいうと、「Lit」というライブラリを使ったWeb Components開発です。普及はまだしていませんが個人的にWeb Componentsという技術が好きで、Web Componentsの基礎的なところを解説する記事をまとめました。本業務の機能実装だけでなく、新しい技術をキャッチアップする時間も取るというのは、なかなか難しかったですね。締め切りは本業務もアウトプットもどちらもあるので、自律的にスケジュールを管理するのは苦労しました。ですが、業務時間の中で二つのことを両立してできるというのは、自分にとってはリフレッシュの時間にもなっていたので、充実した時間を過ごせたなと振り返って思います。いい刺激を受けられる、いい機会になったなと。
━━ スケジュールを守るために、工夫したことは?
研修期間では毎週振り返りの時間があり、その中で「継続」「問題点」「挑戦」の3つの視点で整理を行なうようにしていました。今週一週間の自分の行動はどうだったかを振り返ることで、本業務や記事執筆の進捗や進め方を工夫できたと思います。結果的に両方上手く進めることができ、締め切りを守ることができました。
ユーザーのためにWeb開発のプロを目指したい

━━ さいごに、将来についての話を聞かせてください。今後の目標や、今感じている課題などはありますか?
ユーザーさんが使いたくなるサービスを目指し、どのような実装やUXが必要かを追求していきたいです。技術的に伸ばしたいところは、フロント周りの実装だけでなく、Webを最適化するためのインフラのバックエンドや、アクセシビリティについての知識。そのために、もっとアウトプットを増やしていきたいという思いもありますね。
━━ インフラなどの知識も必要なんですね。
『TIPSTAR』のWebはReactやNext.jsという技術を使っていて、Next.jsもインフラサーバで動いたりするので、サーバ知識が必要なんですよね。最近のReactもNext.jsとフレームワークを使っていて、それもサーバで動くプロセスがあるので今書いているコードが、サーバでどういう動きをするのかを意識する必要があり、ユーザーさんにより良いサービスを届けていくためには、フロントのエンジニアがサーバの知識をつけることは非常に重要だと思っています。その先の将来像としては、社内外に自分を“Webの人”として認識してもらえるようになりたいと思っているんです。ユーザビリティとは何か、Webの最適化とは何か、ということをとことん追求していく中で、「Webのことは吉川に任せよう」と思ってもらえる存在になるのが目標です。

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