MIXI出向社員に聞いた「やりがいの源泉」とは?~チャリ・ロト編

MIXI出向社員に聞いた「やりがいの源泉」とは?~チャリ・ロト編

MIXI GROUPは、「モンスターストライク」や「共闘ことばRPG コトダマン」などのデジタルエンターテインメント、スポーツ、ライフスタイルなどコミュニケーションにフォーカスしたさまざまな事業を展開しています。さらなる事業拡大に向け、多くのMIXI社員が各グループ会社に出向し活躍しています。

今回は、2019年、MIXI GROUPに加わった競輪およびオートレースの車券販売サービスの開発・運営等を行う株式会社チャリ・ロト(以下、チャリ・ロト)に出向し、「これまで以上に熱狂できる競輪」を目指す取締役としてマーケティングと開発を管掌する森田さん(写真左)、事業推進第3本部 伊東事業部 伊東事業グループ マネージャーの安藤さん(写真右)にチャリ・ロトで担うミッションや仕事の魅力について話を聞きました。

競輪を若者に楽しんでもらえるエンターテインメントへ

━━チャリ・ロトの事業概要について教えてください。

森田:チャリ・ロトがメイン事業としているのは、競輪およびオートレースの車券販売サービス(オンライン投票サイト)の開発・運営、競輪場および場外車券場の包括運営事業、所有競輪場の施設管理事業などです。

少し補足すると「競輪場および場外車券場の包括運営事業」では、地方自治体から委託を受け、競輪場および場外車券場の運営に関わる業務を包括的に行っています。また、「所有競輪場の施設管理事業」とは、チャリ・ロトが所有する伊東温泉競輪場などの管理を行うと共に、さらなる施設活用に向けた取り組みを行っています。

━━森田さんのこれまでのキャリアと、チャリ・ロトに出向した経緯を教えてください。

森田:MIXIに入社する以前は、大手お菓子メーカーでブランドマネージャーをしていました。長年勤務する中でMIXIに転職を決めた理由は、お菓子メーカーでのマーケティングや商品企画の経験が競輪業界でも活かせると考えたからです。

私が最後に担当していた商品は、発売から数十年が経ったロングセラーのお菓子でした。「昔からこれが好き」と言ってくださるヘビーユーザーに支えられている一方で、若者にも自分達向けの商品として再び認識してもらい手に取ってもらえなければ将来売上は落ちていくだろうという課題に取り組んでいました。

そして、この構図は競輪やオートレースにも当てはまると感じました。当時の競輪のユーザー層は60代が中心と言われており、業界の未来を考えるとこちらも再び若者にも楽しんでもらえるエンターテインメントへと進化する必要があります。どうやって今の若者の心を掴のかという課題に対して、自身の経験が活かせると考えました。

MIXIには、『TIPSTAR』のマーケティングを担当として入社しました。当時はサービスリリース前でしたので市場調査や分析、そこから見えてきた仮説の提示などを行っていました。その後、千葉で自転車トラック競技『PIST6』の立ち上げに携わり、今に至ります。

━━チャリ・ロトでの役割は何ですか?

森田:マーケティング本部の本部長として、インターネットで競輪およびオートレースに投票するサービス『チャリロト』のマーケティングと運営を担当しています。また、6月からは開発本部の管掌となり、チャリロトのシステムおよびサービス開発全般を主導する立場になりました。
その中で私がやるべきことは、先ほども少しお話ししましたが、若者を含めてもっとたくさんの方に競輪・オートレースを楽しんでもらうこと。そして、市場を大きくしていく中で、チャリロト独自の魅力的なサービスを開発してユーザーに届けることだと考えています。

━━具体的にはどのようなサービスを開発するんですか?

大きく2つの施策を取っていきたいと考えています。
1つ目は、ネットでの体験の差別化です。チャリロトで購入できる競輪やオートレースの車券は(一部違いはあるものの)、競合他社と比べて殆ど同じ、つまり商品ラインナップは差別化要素になりません。では、何を差別化をしていくのか。それは内緒・・・にしたいのですが、競輪やオートレースを好きな人がもっと好きになれるような機能やコンテンツをまずは提供していきたいと思っています。

2つ目は、競輪場との連動です。これも先ほどお話しした通りですが、チャリ・ロトは競輪場の運営に関わっていたり、競輪場を所有していたりします。そこでチャリロトにしかできない、もっと来場者の方に喜んでもらえるサービスを作っていきたいと思っています。

出向している意識は「あまりない」のが本音

━━チャリ・ロトでのやりがいは何ですか?

森田:出向して実感したのは「裁量の大きさ」です。チャリ・ロトはまだまだ良い意味でベンチャー気質で、ちゃんと仮説を持っていればチャレンジさせてもらえる環境がある。私の場合は、日々のキャンペーンも広告もCRMも開発も、「理想に近づくために課題をどう潰すのか、その結果お客さまにどう喜んでもらえるのか、収益がどうなるのか」など、きちんと説明をすれば、「よしやってみよう」と全面的に任せてもらえると感じています。

━━次に、安藤さんのこれまでのキャリアと、チャリ・ロトに出向した経緯を教えてください。

安藤:2014年に新卒でMIXIに入社して、入社後はゲーム事業等に携わっていました。4~5年ほど経験を積んで、だんだんともっと自分を成長させたい、チャレンジングな仕事をしていきたいと考えるようになっていました。そんなタイミングで、チャリ・ロトの仕事と出会って、「面白そう!」と思ったのがスタートです。2019年から関わり始めて、今年で6年目になります。

最初に携わったのは、岡山県玉野市の玉野競輪場の包括運営事業・再整備事業です。チャリ・ロトが玉野市より玉野競輪場の再編整備事業者に選定されたので、そのプロジェクトの一員として私も参加し、MIXIから単身で岡山で勤務しました。

森田:安藤さんは全国初の「ホテル併設の競輪場」を立ち上げるために、MIXIから出向したってことですよね。

安藤:そうですね。地方創生を掲げたプロジェクトのインパクトやチャリ・ロトが描く未来の話を聞いて、その中でいろいろな経験が積めることにワクワクしていました。

2022年3月にグランドオープンし、その後は徳島県の「小松島競輪場」、静岡県の「伊東温泉競輪場」とプロジェクトごとに場所を変えながら、競輪場の包括運営事業・再整備事業に携わってきました。

━━現在担当している業務について教えて下さい。

安藤:先ほど森田さんから、チャリ・ロトでの役割として「競輪場でしかできない体験を生み出していくこと」という話がありましたが、私はその運営を主に担っています。

「競輪場の運営」を担当していて、具体的には運用オペレーション、集客のための企画、予算の管理、広報や販促などです。安心安全な競輪場運営を実行することをベースに、テレビや新聞などメディアと連携した取り組みを行ったり、競輪場をテーマにした映画を製作したりといった楽しさの創造にもチャレンジしています。

やりがいの源泉は「自分で考え実行できる」こと

━━チャリ・ロトで実現したいことは何ですか?

安藤:玉野競輪場、小松島競輪場、伊東温泉競輪場…と競輪場の運営や一部再整備に複数携わる中で、一番考えているのは「競輪場のあり方」です。

あらゆることがネットで完結する時代において、わざわざ競輪場に足を運ぶ理由は何だろう?それぞれの地域に合った競輪場のあり方を形にしていくことが、他にはない価値になるのだと思っています。競輪場をみんなのランドマークハブにしていけるよう、日々考えています。

結果的にお客さんが増えていき、地域を盛り上げることにつながる。まさにチャリ・ロトだから味わえるやりがいだと思いますね。

森田:本当にそうですよね。自分で考えて、決めて、実行して、お客さんの反応が見れることは、やりがいの源泉になっていると感じますね。
例えば、何か新しくリニューアルするとなった際にはコンセプトの設計はもちろん、実現に必要な機能やサービスも、どうやって利益をあげていくかも、全て決めることができる。丸ごと任せてもらえるのはありがたいです。

個人的な意見ではありますが、私は「全ての会社員は、商売人であるべき」だと思っているんです。商売人とは、世の中の困り事を解決したり新しい価値を提供して、それを売上や利益に変えられる人。チャリ・ロトは、まさにその経験が存分に味わえる場所なので、私たちも居心地の良さを感じているのではないかと思います。

▼株式会社チャリ・ロト採用情報
https://chariloto.jp/recruitment/

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