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2017/10/25

「できない仕事」を無くしたい。これが私のキャリア道。

こんにちは。編集部の深町です。社内で大胆にキャリアチェンジを実現したスタッフにインタビューを実施し、記事にまとめました。一緒に働くスタッフの反応や新しい部署での葛藤など、リアルで濃いエピソードばかりを集めていきます。

2012年4月、新卒社員として入社した竹井は、2017年9月までに2回の大きなキャリアチェンジを社内で実施しています。1回目はSNS「mixi」のサービスディレクターから人事へ。2回目は人事から新規サービスのBiz Dev(事業開発)担当へ。キャリア形成における心情の変化、そして、彼女が持つ仕事観についてインタビューしてきました。

 

希望配属先じゃなかったけど…

━━━━早速ですが、新卒として入社後、どこに配属され、どのような仕事を担当していましたか。

私の最初のキャリアはSNS「mixi」のゲームプラットフォームへの配属で、プラットフォームの企画開発を担当していました。希望とは違っていたので驚きました(笑)。

━━━━そうだったんですね。希望は他の部署だったのですか。

本当は、日記やつぶやきなどの「mixi」のコアなコミュニケーションサービスの部分を作りたかったんですよ。そのため、馴染みがないし、売り上げを背負うという意味で大変そうな部署だなぁと思いました。

━━━━なるほど。ゲームプラットフォームというと、サードパーティーのデベロッパーがゲームやアプリを「mixi」上で展開するサービスかと思います。具体的にはどのような業務を。

プラットフォーム側のサービスディレクションですね。デベロッパーが「mixi」ユーザーにサービスを提供するにあたり、どのように運用すればユーザーがアプリやゲームに興味をもってくれるのか、テクニカル面でスムーズに運営できる体制や仕組みなど、ベースにあたる部分を構築していました。

 

━━━━なかなかハードな業務かと思いますが、どのあたりがやりがいでしたか。

ユーザーが1人でアプリやゲームを遊ぶのではなく、ユーザー同士でコミュニケーションを楽しむ要素がある点に業務を通して気づき、関心が高まりました。また、集客の仕事にも携わる機会が増え、たくさんのユーザーがアプリへ登録したり、ゲームで遊んだり、と自分が企画したアウトプットに対するリアクションが大きいことに、やりがいを感じました。

━━━━ユーザーからたくさんの反響があると嬉しいですよね。企画に関して印象的なエピソードがあれば教えてください。

2013年1月、会社が少しダウントレンドの中、事業部の売上が過去最高をたたき出しました。KPIの一つにDAUがあげられますが、私は毎日アプリやゲームにアクセスしたくなるような仕組みを作っていて。具体的には、ユーザーに複数のアプリを回遊してもらうためにスタンプラリーのような企画を行い、その効果が徐々に見えてきました。結果、最高の売上に貢献できたと思います。非常に印象的でしたね。

━━━━希望配属ではなかったかもしれませんが、結果的には成功体験が実現できてよかったですね。ちなみにその部署にいた期間はどれくらいですか。

1年ぐらいですね。その後はサービスプロモーションを行う部署で、「mixi」を使ったことのない人に向けた認知施策を中心に行っていました。主に担当していたのはハロウィンやバレンタインなどのシーズナルイベントをオンライン・オフラインともに実施していましたね。そこに1年ほど在籍した後、人事に異動しました。

 

あっという間の3年間

 

━━━━2年ほどサービスを担当し人事部に異動しました。どのような経緯がありましたか。

丸二年ディレクターを経験して、業務に自信がついてきましたので、漠然と新しいことにチャレンジしたいと思い始めました。今だから言えますが、外部の求人サイトもチェックしていました(笑)。

━━━━え、転職を視野に。

面接や相談などアクティブには行動してないですよ。というのも求人を見ていて、あまり惹かれる業務がありませんでしたし、ミクシィグループ内の仕事以上に「面白そう!」と思えるものが見つからなかったのが正直なところです。また、社内には優秀な先輩が何人もいらっしゃいますし、その方々を超えていないのに、外にでることは考えられませんでしたから。

━━━━そのような想いがあったのですね。では、なぜ人事部へ。

月並みですが、事業部で働く上で、一緒に働く仲間って大事なんだと強く感じたところが大きいですね。ディレクターって目標を達成するために、職種の異なる人たちとの共通言語を模索し説明する必要がありますし、チームが一つになるためのマインド醸成などの職務も求められます。2年間の経験で強く感じたことから、そもそもどのような過程で人材の採用を行っているのか気になり始めました。また、当時人事部に新卒出身の社員がいなかったので、ミクシィで働いてきた経験を世の中の人に知ってもらいたいという思いが生まれ、採用業務にチャレンジしたいと考えるようになりました。

━━━━なるほど。異動願はどのように行いましたか。

社内にmccという制度があり、各部署が募集している求人の一覧ページがありますので、そこから人事部の求人に応募しました。

※mcc:ミクシィ・キャリア・チャレンジ制度の略。部署毎に求人を掲載し、メンバーは所属上長への相談や許可がなくても求人に応募でき、条件に合致すれば社内異動が実現する

━━━━スムーズに異動できましたか。

はい、びっくりするぐらいとても(笑)。人事部への異動を自分から上長になかなか言えず不安でしたが、mcc事務局側から上長に異動の件を伝えてもらったところ、「寂しいけど、新しくチャレンジできる環境がみつかって、よかったね。おめでとう!」と応援してくれました。

━━━━それは嬉しい限りですね。人事部では採用業務を中心に3年ほど経験されたかと思います。

はい。最初の一年は新卒採用がメインで、2~3年目で採用戦略や教育そして部署のマネジメントまで幅広く携わらせていただきました。年間スケジュールを立て、採用イベントや学校訪問、面接などをやっていると、毎年本当にあっという間。充実していましたね。

━━━━異動後、苦労しましたか。

そりゃもう(笑)。当初はベテラン人事の上司と私2名で新卒採用におけるすべてを行っていましたので大変でした。ただ、上司の仕事の振り方が絶妙で、私に自信を与えてくれました。

━━━━具体的には。

異動後すぐに「今度会社説明会を実施するから、資料作って学生の前で説明してね」ってざっくりとしたオーダーがありました。会社説明の資料作成やプレゼンテーションなど、自分なんかがやっていいのかと不思議に思いましたが、細かく指示されなかったからこそ、私なりに考えて行動してみよう、というモチベーションにつながりました。

━━━━信頼して任せてもらったということですね。

ええ。初めてであることを言い訳にして思考停止にならず、自分で考え、自分の言葉で伝える。そうやって育成してもらった元上司に感謝しています。

━━━━人事部での業務はどのあたりに面白味を感じていましたか。

今新しい部署に異動しているからこそ言えるのですが、人事の仕事は私に合っていると思っております。就活生はファーストキャリアという大事な決断をするわけですから、ひとりずつと向き合いサポートできる仕事に充実感を持っていました。

━━━━サポートできる仕事、ですか。

学生それぞれに自分にマッチする会社やポジションを見つけてもらうのが、新卒採用の使命です。IT・Web業界は学生にとってまだまだ見えにくい部分があるせいか就職先の選択肢に入りにくい。だからこそ、全力で学生と向き合い、より広い視野をもってもらえるように対応する必要があると考えています。

━━━━とはいえ、自社に採用してこそ、のような気もしますが。

ミクシィグループの魅力が伝わり、入社を決めてくれたらもちろん嬉しいです。とはいえ、人生を左右するライフイベントですので、極論になりますが「最終的に自社に入社してくれなくてもいい、でもサポートは全力で」です。

━━━━そこまで。

他のIT・Web企業への入社でもいいじゃないですか。同じIT業界にきてくれたってことで喜べますし。またどこかで会えるかも知れないという期待もある。結果的に入社しなかった学生で、今でも連絡を取り合う方も多くいます。

 

新しい挑戦へ

━━━━竹井さんの学生への愛が伝わる内容ですね(笑)。話を変えますが、採用を2年、育成やマネジメントする立場を1年、計3年人事部で経験されました。ところがまた事業サイドへの異動です。新設された部署への異動の経緯を教えてください。

人事部を3年経験して感じたことは、大きく2つ。ひとつは、売り上げという面でも会社に貢献したい、もうひとつは、ミクシィ社員としてキャリアのロールモデルになってみてもいいんじゃないかという意識が芽生えた点。特に後者において、人事部に配属になると、永続的に人事業務をやっているイメージを持つ方が多い気がします。プロフェッショナルを目指すこともひとつのキャリアですが、人事部から事業部にチャレンジすることもキャリアの選択肢としてあるんだよ、ということを証明したかった気持ちがありました。

━━━━自分がロールモデルとなって同僚や後輩にキャリアの道を示したかったわけですね。今回もmccでしょうか。

いえ、今回は部署が新設される噂を聞き、初期メンバーとして部署の責任者に志願しましたので、部署異動ですね。

━━━━弱冠27歳で人事部のマネージャーに抜擢され順調に活躍されていたのに、その職を辞してまでチャレンジするに至ったのは何が魅力だったのでしょうか。

実はその新規事業に少しだけ関わっていた経緯があり、なんとなくですけど、そこで活躍できるイメージが湧いたんです。あとは新卒入社の後輩たちによく「新しい文化を創るためにチャレンジしようよ」って言っているので、「言うは易し、行うは難し。まずは自分がチャレンジしよう!」と思ったのが大きいですね。

━━━━後輩に伝えていた言葉が自分を鼓舞したわけですね。

まさにその通りです。

━━━━どのような職務なのでしょうか。

事業開発を担当しています。ビジネスプランの策定やサービス内容の検討、外部との交渉などこれまで以上に未知な業務に挑戦しています。詳しい内容はお伝えできませんが、日本が抱えている社会的な課題を解決するサービスを、オンラインのみならずオフラインでも提供します。ミクシィグループとしても新しい領域、ビジネスモデルのチャレンジなのでワクワクしますね。

━━━━サービスの全容が明らかになったときは是非お話を。最後に竹井さんのキャリア観や会社での働きやすさについて教えてください。

本来であれば自分の強みを生かしてキャリアを形成していくのがセオリーかもしれません。私の場合は、自分の得意・不得意に関わらず、できない仕事を無くしたいがベースとなっています。

━━━━どういうことですか。

自分の経験値を上げたいというか、色んな業務をできるようになるのが理想です。といっても、エンジニアやデザイナーなどの専門職へのチェンジというわけではなく、過去の経験を活かせる形で業務の幅の拡大を考えています。

━━━━なるほど。出来ないことを無くしつつ、強みを広げていくのですね。働きやすさについてはいかがでしょうか。竹井さんの場合、部署の異動で初めて一緒に仕事をする方が多かったかと思います。

社内には素直というか気取らず天真爛漫な人、子供心を忘れていない人が多いんです。世の中の常識や社内政治にとらわれずに自由に発想できるスタッフばかりだと思います。

━━━━具体的に教えてください。

例えば、面倒な仕事は誰でも嫌がりますし、技術的に無理そうであれば諦めてしまいがちです。しかしそれを認識していながらもユーザーの満足やサービスの拡大を一番に考え、打開策を検討しアクションにつなげることができる。本質を理解しているからこそ、まっすぐに実行するというイメージですね。

━━━━外部要因を理屈にしない人ですか。

そうですね。だからこそ色んな自由な発想がでてきて、その中でプロジェクトを進めていけるので心地よさがあり、働きやすいと感じるんだと思います。また、ベンチャーでは当たり前かもしれませんが、便利ツールやデバイスをどんどん取り入れるのも嬉しいですね。1,000人規模の会社では、導入に躊躇するケースが多々あるかと思いますので。

━━━━確かに。SlackやG Suiteの導入は、セキュリティやコスト面が気になりますよね。

古くなってしまった慣習とか慣例を気にせず、業務効率化を目的とした良いものを取り入れていく文化も心地よさを感じる一つだと思いますね。

━━━━時代や働く人に合わせて会社がアップデートされていくのはいいことですよね。本日は異動やキャリアについてのお話、ありがとうございました。新しい部署でのご活躍も楽しみにしております。

 

竹井 香織

2012年4月、新卒としてミクシィに入社。SNS「mixi」にてサービスディレクター、マーケティングディレクターとして活躍。2014年人事部に異動し、新卒採用業務、育成・研修等の業務に従事。2016年同部署のマネジャーに就任。2017年7月よりスマートヘルス事業部に異動し、新規事業のBiz Dev担当として活躍中。