「世界で5本の指に入るインフラ精鋭部隊になる!」 そして、開発本部 インフラ室の次なる挑戦とは?

「世界で5本の指に入るインフラ精鋭部隊になる!」 そして、開発本部 インフラ室の次なる挑戦とは?

今回は、開発本部 インフラ室の室長吉野とマネージャーの上竹にインタビューを実施。既存のサービス・プロダクトにおけるインフラ・ネットワークの設計・構築だけに留まらず、新規事業や研究開発など様々なチャレンジを続けている同部署のやりがいについて話を聞きました。

 

吉野 純平(よしの じゅんぺい)
2008年にミクシィへ新卒入社。SNSのインフラ、アプリ運用を担当した。『モンスターストライク』のインフラネットワーク全般の業務に加え、幅広い新規事業のインフラ支援にも携わる。現在は開発本部インフラ室部長を務める。

 

上竹 嘉史 (うえたけ よしふみ)
2012年大手ソーシャルゲーム会社に入社後、エンジニアとしてインフラ領域の開発・運用に従事、2016年5月にミクシィへ入社。『モンスターストライク』のインフラネットワーク全般の業務に加え、幅広い新規事業のインフラ支援にも携わる。現在はネットワーク開発グループでマネージャーを務める。

 

インフラチームの役割

━━まずは、自己紹介を兼ね、これまでの経歴や仕事内容について教えてください。

吉野 私の仕事はこちらでも紹介している通り、2008年ミクシィに新卒で入社してから、弊社で提供している各サービスのインフラネットワークの設計・構築を専門に、ハードからソフトまで担当しています。直近では新規事業における通信系のパケット周りの開発などを担当していました。現在の業務については後ほども説明しますが、引き続きインフラの保守・改善を行いつつ、新規事業における研究開発などを担当しています。

上竹 私は2016年に中途入社しました。前職では、大手スマホゲームを中心に展開する会社で、主にシステム運用やインフラを担当していました。監視回りの対応やツール開発など、今でいうSREの業務をイメージしてもらうとわかりやすいと思います。「もっと自分自身のスキルを高めたい」「より下層レイヤーの業務にもチャレンジして成長したい」とじわじわ思うようになり、新しいチャレンジができそうだったミクシィに入社しました。というのも、様々な領域で新規事業にチャレンジしている点と大きな裁量をもって仕事に取り組めそうな点を面接時に説明を受けて、とても魅力的に感じたからです。

実際に入社してから感じたのは、裁量の大きさですね。当時『モンスターストライク(以下モンスト)』が拡大期でして。モンストのゲーム内イベント期間におけるトラフィック増加の対策のため、サーバーのスケーリングやクラウドの最適化などを社内のSREチームと連携して対応していました。

また、データセンターの拡張が社内の課題としてありましたから、新規拠点の検討及び実施、ネットワーク機器の選定・設計・構築などチャレンジしたかった業務を行いました。サービスの規模を見ながら機器の選定やネットワークを構築し、コストを鑑みながら提案して実行していく。このプロセスにおいて私のアイデアが形になっていくのが面白かったですね。

━━インフラチームの役割について改めて教えてください。

吉野 組織としての役割は、各種モンストの負荷対策やまだ世の中にリリースされていないものも含めて、複数の新規事業のインフラ・ネットワーク構築を担っています。一般的にインフラ室をイメージすると、インフラの保守だけをやると思われるかもしれませんが、「大きく機材調達や拠点の開拓など調整をメイン業務とするチーム」と「開発チーム」があります。「開発チーム」では、実際にソースコードを書きます。例えば、高パフォーマンスな転送機能を持つネットワーク機器を自分たちでサポートできるようにするために、自前で構築します。結果的にコストダウンや業務プロセスの改善などに繋げています。他にも、ある事業で得た知見を既存の事業の改善にも応用していますし、社内に導入されているツールのチューニング、新しい事業領域における研究開発なども行っています。

メンバーも、個性豊かな人材が所属していますね。上竹も大手スマホアプリ会社でSREとししてサービス運用の経験が豊富なように、ネットワーク機器の知見に長けサーバーの設定や交渉・契約までできるメンバーもいます。

上竹 2018年に担当していた新規事業においては、ネットワークの構築をゼロベースで進めていましたから個人としても大きなチャレンジでしたね。

ネットワーク領域に留まらないチャレンジ

━━新規サービスにおけるネットワーク構築・設計もですが、先ほどの研究開発って、どんな内容でしょうか?

吉野 まず、市場の観点から説明しますね。今、映像業界のIPネットワーク化が激しくなっています。特にライブ中継のIP化がホットトピックであるように感じます。このような時代背景の中から、社内にてネットワーク技術の知見を活かし、映像・ネットワークの技術スタックを積み上げたいということになり、チャレンジしています。

例えばですが、カメラの機種、レンズの特性、撮影条件などを地道に勉強しています。静止画を数百枚撮影して一つのファイルにして動画ライクに見せるといったこともやっています。主な目的としては、技術の難易度を知ることや機材等のコスト構造を知ることです。どこかの企業とやろうとした時に金額の妥当性を確認する基準や比較軸を持ちたいと考えています。だからこそ、自分たちの手で挑戦したいと考えています。まだまだ実験段階なんですけどね(笑)。

上竹 先日「千葉ジェッツふなばし」さんとの資本提携も発表しましたが、スポーツ領域において研究開発で培ったノウハウを、観客やファン、サポーターの皆様の期待値を超えるような演出に活かせられないか、と思っています。そのように会社の方針として新しい事業展開を次々に実施していますから、インフラ室はどのような事業戦略にも安心して任せてもらえるようなスキルやノウハウを持ち続けていきたいとも考えています。

 

━━新しいチャレンジへ踏み出している部署なのですね。どのような方が活躍しやすいのですかね。

吉野 上竹が言っているように、ユーザーサプライズファーストを意識して業務に取り組める方が向いているかと思いますね。というのも、弊社はコミュニケーションを軸にしたサービスをSNS、ゲーム、エンタメ、スポーツ、ウェルネスといった様々な領域にて展開していますから、ユーザーを意識したサービス開発は必要不可欠であると。また、インフラ室という固定観念にとらわれる必要はありません。インフラのスキルを活かしつつ「アプリケーションレイヤーにチャレンジしたい!」「次世代ネットワーク構築を研究したい!」といった方も活躍できると思いますね。既存サービスの保守・管理だけでも大規模サービスですし、今後「SNSmixi」「モンスト」のように大規模に成長するサービスが生まれる可能性もありますからね。また、先ほどから説明しているように新しい試みも多数ありますから。

上竹 そうですね。私もそうでしたが、インフラ周りだけでなく様々な技術領域に興味がある方が、多様な領域にチャレンジ可能なミクシィではより活躍できると思います。今でいうと、映像ネットワーク技術への関心がある方など活躍の場が用意されていると思います。

━━様々なスキルを持った方が活躍できるのがインフラ室の特長でもあるようですね。今後の展望をどのように考えているのでしょうか。

吉野 私個人の大きな夢としては、世界で5本指に入るコンテンツ系ユーザーサイドのインフラ開発部隊を構築することです。海外には巨大なネットワークとそれを構築できる精鋭部隊を持つ企業がたくさんあります。そのような中でもミクシィのインフラ部隊が名を馳せることができるように、チームで成長していきたいですね。

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インフラ室のメンバーが技術勉強会・カンファレンスにて登壇した過去の資料は、下記より確認できます
Gitでネットワークオペレーションを進める話
ストレスフリーなオペレーション環境を目指して
転びながらもネットワーク処理をソフトウェアで自作していく話

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※本文中の組織名・所属・役職はインタビュー時点のものです

※当記事は過去に掲載されたものを加筆・修正して転載しています

 

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