学生がチームを組んで、ビジネスプランを検討。審査員の前で事業プランについてプレゼンを行い、チームで競い合うイベント「Business Plan Competition = ビジコン」。大規模サービスを持つ企業で新規事業立案を行い、リアルなフィードバックが得られる貴重な機会として毎年好評を得ています。

今年も事業会社にてビジネスプランナー職を志望される方や、2024年新卒入社を希望される方を対象に、ビジコンを開催しました。2022年度は「予選」と「本選」に分け、予選通過者のみが本選に参加できるという過去一番の難易度での実施となりました。今回はそのレポートをお届けします。

Business Plan Competition by MIXIの特徴

MIXIのビジコンには下記の特徴があります。

  • 短期間で集中的にチームビルディング、事業プランニング、プレゼンテーションなどを経験できる。
  • 実際にMIXIの各事業で活躍しているメンター社員からサポートや、フィードバックを受けながら、ビジネスプランナーとしてのスキル向上を目指せる。
  • 審査員にはMIXIの事業領域(スポーツ、デジタルエンターテインメント、ライフスタイル)、それぞれの中心となって活躍してきた社員が登場。リアルな審査、フィードバックを受けられる。
  • MIXI GROUPのベンチャーキャピタルからもフィードバックが受けられる。
  • 本選ではMIXI創業者の笠原が審査委員長を担当。講演およびフィードバックが受けられる。

イベント概要

■予選
日程:9月5日(月)~6日(火)10:00~20:00
2日間オンラインで実施。事業計画立案シートを元に、本気の事業立案に取り組んでもらいました。
各チームに、MIXIで実際に活躍しているメンター社員が一人つき、参加者の方々がまだ見えていない背景や目的に気づきを与えられるようサポート。またMIXI GROUPのベンチャーキャピタルからのフィードバックや、社員との交流ランチ、懇親会も実施しました。

■本選
日程:9月12日(月)~14日(水)10:00~20:00
コロナ対策(消毒・マスク着用・ディスタンス・換気)徹底の上で、MIXI渋谷本社にて3日間オフラインで開催しました。実際にMIXIで事業開発・グロースの中心メンバーとなって活躍する社員がメンターとなり、より精度の高いビジネスプランをブラッシュアップ。MIXI創業者の笠原の講演およびフィードバックや、社員との交流ランチ、懇親会も実施しました。

本選のダイジェスト

本選初日。予選を通過した12名が4人ずつ3チームに分かれます。チームごとに自己紹介をした後、チームとしてのグランドルール作りと、個人目標を設定するチームビルディングを行いました。


MIXI創業者 笠原による「事業の作り方」の講義。質疑応答タイムでは参加学生から鋭い質問が飛びました。


各チームにメンター社員がつき、交流ランチ。和気あいあいとした雰囲気が形成されてから、ワークへと向かいます。




いよいよワーク開始。チームごとに会議室にわかれ、MIXIの社員になったつもりで3日間かけて事業立案に取り組みます。メンター社員と協力し、より精度の高いビジネスプランをブラッシュアップしていきます。


本選3日目の社員交流ランチには2021年新卒社員が参加。過去のビジコン参加経験談や、入社後の業務内容など色々な情報交換が行われました。




3日間におよぶワークが終了。各チームの成果を発表するプレゼンテーションが審査員の前で行われました。


審査委員長の笠原をはじめ、各メンターがプレゼン内容を慎重に審査します。


優勝チームは「VLive。VTuberのIP NFTを利用したライブ配信プラットフォーム」を発表したAチームが選ばれました!
審査委員長の笠原より各チームへの総評、優勝チーム表彰、そして優勝商品の授与が行われました。その後メンター社員より各チームごとに「チーム全体」「事業プラン」「個人評価」のフィードバックが行われました。

最後に懇親会と記念撮影が行われ、無事に2022年度のビジコンが終了しました。

参加者の声
ビジコン予選および本選参加者からの感想をアンケートより抜粋してご紹介します。

● 初めてのビジネスコンテスト参加でした。ビジネスについて本気で考える機会は、これまでの人生でなかったため大変貴重な機会になりました。また参加メンバーのレベルが高く、大学内で探しても中々出会えないような人たちに出会えたため、とても良い刺激になりました。

● レベルの高い同年代の学生と共に熱い議論を行う事ができ、自分の現状のレベルを把握する事ができて良かったです。刺激を貰えるとても貴重な機会でした。

● 今まで参加したイベントの中で最もチームビルディングができた実感がありました。

● 実際のメンターさんが、「普段の僕たちだったら」という話をしてくれたのが印象的でした。「学生用のコンテンツ」ではなく、新規事業を考える一社員として扱ってくれた気がして嬉しかったです。

● 笠原さんの講義を本選の初めに設計していただいたのは、視点を広げ、モチベーションを高めるためにとても良かったと思います。

● オフィスツアーや社員さん・他グループとのランチなどMIXIのカルチャーについて触れる機会が多く、とてもワクワクしました。MIXIのパーパスであるコミュニケーションを五感で体験できました。

● 本気で「思考」する本選の3日間でした。全員から毎日学びを得ていたし、全員本気な人が集まっていたことが良かったです。

主催側の声

● 笠原健治(審査委員長)
皆さんが、3日間奮闘して生み出したビジネスアイデア、どれも若い勢いと熱量を感じるものばかりで、自分自身も大いに刺激を受け、勉強の場になりました。実際のビジネスの場では、ビジネスアイデアを創出した後、チームで作り込んでいったり、ユーザーの声を聞きながら軌道修正していったり、まさに総合的な力が求められ、その分変数も多くなりますが、やり甲斐も爆発的にアップします。そんな楽しいビジネスのフィールドにおいて、皆さんたちが、今後ますますご活躍されていくことを楽しみにしています!

● 今井俊文(Aチーム メンター)
参加頂いた学生の皆さん、ありがとうございました。決勝だけの参加となったので、3日間という短い期間でしたが、メンターという立場で参加させていただいたにもかかわらず、私の方が逆に元気と勇気をもらえた。そんな3日間でした。(私の担当したAチームが優勝してくれたというのも本当に嬉しかったです!!改めてAチームのみんなおめでとうございました!)

どのチームも限られた時間の中で、しかも非常に難しいお題・制約条件にもかかわらず、何とか形にしていこう、前に進めていこう、より良いものにしていこう、そんな気持ちを全面に出して取り組んで頂き、結果、プロセスもアウトプットも学生のレベルを良い意味で大きく上回った、そんなビジコンだったのではないかと思います。

参加者の方々の素晴らしい取り組みの反面、ひさしぶりのオフラインでのイベントということもあって、メンター、事務局共に進め方や運営上の細かい課題含めた反省点も多々ありましたので、次回以降はよりよいイベントとなるよう取り組んでいきたいと思っております。

● 太田雅登(Bチーム メンター)
今回のビジコンにおいて「売上100億円以上を創出できる事業であること」という条件は、社内での新規事業検討における水準とほぼ変わらず、難易度を大きくあげる条件だったと思います。その難易度の高さに対して諦めず、実現できる市場のなかTAM・SAM・SOMの整理や、3C(市場・競合・自社)を俯瞰的に捉えたりと、学生レベルを超えた検討をできていたのはすごいと思いました。また現時点ではそれほど多くのビジネスモデルや事例、海外でのトレンドなど知らない事に対しても、短い時間の中で調べてインプットしていくキャッチアップ力にも驚くことが多かったです。

また「MIXI社で提供する意味合い」についても、MIXI社についての深い理解と共感をしている事を、チームでの話し合いの中で何度も感じ取ることができました。プロダクトやサービスのコアバリューについて考えることができるか、また具体的なサービスイメージをプロトタイプとして示せることができるか、といった面でもレベルの高いチームがありました。

経営合宿と同じぐらいの水準とも言える今回の課題に対して、3日間という短期間でしっかりアウトプットまで持っていけた事、またプロセスにおいてもコアバリューを磨き、余分な要素を削ぎ落としていく大胆な決断を、摩擦を恐れずに話し合って決めるなど、参加者のレベルの高さを感じました。今回のビジコンを振り返って反省ポイントなどさらに磨きあげ、参加者にとって良い機会にできるようにするのが我々の役目だなと思います。

● テルーマン(Cチーム メンター)
ご参加いただいた学生の皆さん、ありがとうございました!3日間という短い期間でしたが、限られた時間の中で、真剣に議論しあい、協力し、チームとして成長していく様には、とても驚きました。また、学生の皆さんはどなたもフレッシュでパワフルな方々ばかりでしたので、そのパワーに負けないようにと自分も全力でぶつかることができ、私たちとしても非常によい経験をさせていただいたと感じています!

反面、自分自身、こういったイベントに参加させて頂くのは初めてでしたので、うまく誘導してあげれない場面があったりと、運営面での改善点も多々見えてきたので、次回開催時にはよりパワーアップしたイベントにしていきたいですね!次回また機会があれば、次は学生の皆さんと1つのチームとして発表に参加したいです!

● 川原友希(司会・事務局)
年々、学生の方々のキャリアや就活への意識は高まっており、早々にインターンシップなどで経験を積んでいる方が増えている印象です。今期参加頂いた方々もまさにそうでした。MIXIのビジコンは、通常のビジコンの中でも難易度が高くなる、いくつかの縛りを入れています。

企業に入って新規事業を作るということは、その会社のパーパスやミッションを背負って作るということですので、企業理念への理解や共感性、実現性、そして事業規模などを重要視し、事業立案していただきます。そういった背景に則り、限られた時間の中で妥協することなく取り組んで頂いた結果、非常に高いレベルのアウトプットをだして頂きました。

MIXIが開催するビジコンの最大の目的に、「圧倒的成長への気づき」があります。メンターの方は、実際に自分の部下が企画書を上げてきたのと同じレベルでフィードバックをします。徹底的に、思考の浅い部分や、矛盾点に向き合っていただくことで、今後のレベルアップの糧としていただけたのではないかと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか。今回はオフラインで開催されたビジコン本選の模様を中心にレポートをお届けしました。参加者同士が和気あいあいと交流しながらも、ハイレベルな議論を交わした緊迫感が伝わったなら幸いです。今後もビジコンは定期的に開催予定です。都度バージョンアップさせ、参加した学生が「視座を高く持つ」「ビジネスの仕組みを理解する」といった体験を持ち帰れるように努めていきたいと思います。

▼【2024年】MIXIビジネスプランナー職新卒採用のご案内
https://mixi-recruit.snar.jp/jobboard/detail.aspx?id=Dsc-JcAzd-JetqagXp_4FQ

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