2024年10月1日、2025年度に新卒入社予定のエンジニア職、デザイン職、ビジネスプランナー職の3職種、合計23名が参加し、都内ホテルにて内定式が執り行われました。約1時間にわたる式典の様子を、写真とともにご紹介します。

入場 & オープニング

午前11時。式典がスタート。

社会人としての新たな旅路を歓迎するテーマ「WELCOME TO A NEW JOURNEY!」のもと、内定者23名を紹介するオープニングムービーが上映され、内定式がスタートしました。

列席者より挨拶(要旨抜粋)

木村 弘毅(代表取締役社長 上級執行役員 CEO デジタルエンターテインメントオペレーションズ本部 / デジタルエンターテインメントパブリッシング本部担当)

皆さん、本日は内定おめでとうございます。
この場で皆さんをお迎えできることを、心から嬉しく思います。

これから私たちは、新しい時代のMIXIを共に作り上げていく仲間となります。今日は、私が考える「ビジネス」についてお話ししたいと思います。私にとって、ビジネスとは「筋書きのないドラマ」だと考えています。どれだけ綿密に計画を立てても、現実の世界は予測不能であり、必ずしも計画通りに進むわけではありません。

だからこそ挑戦する価値があり、そこにこそビジネスの醍醐味があると感じています。時には予想外の展開や困難に直面しますが、それを自分たちの力で切り開いていくことが、ビジネスの最大の楽しみだと思います。私たちがここで紡いでいくストーリーの柱となるのが、「PMWV(PURPOSE / MISSION / MIXI WAY / VALUES)」という理念体系です。

まず、PURPOSEについて紹介します。私たちはなぜここに集まっているのか。私たちが世界に広げたいストーリーは、「豊かなコミュニケーションを通じて世界を幸せな驚きで包むこと」です。日々、どんな形であれ、私たちはコミュニケーションをしています。その価値をほんの少しでも高めることが、私たちが作るドラマの基盤だと思っています。

次に、そのドラマを前進させるために私たちが行動するべき道筋がMISSIONです。私たちのMISSIONは、「つながる場と機会を提供すること」です。現代は、インターネットやテクノロジーを通じて、人と人をつなげることが容易になっています。しかし、それだけで本当に深いコミュニケーションが成立するのでしょうか?私はそうではないと思います。人と人、家族と家族、友達と友達――その心がつながることで、初めて私たちのMISSIONは達成されると信じています。そして、その心をつなげるためには「驚き」が必要だと思います。これが、MIXI WAYの「ユーザーサプライズファースト」という行動指針に反映されています。

日々、驚きを生み出すために、具体的にどのような行動を取るべきかを定めたのがVALUESです。「発明・夢中・誠実」、これが私たちの業務における重要な概念です。新たな驚きを発明し、それに夢中で取り組み、誠実に届けること。これこそが私たちの日々の活動の中心です。

次に、AIについてお話しします。今、AIは急速に進化し、私たちの生活や仕事のあり方を根本から変えつつあります。AIは、我々の働き方や社会の在り方を大きく変える可能性を秘めていますが、その技術が良い方向に進むかどうかは、私たちがどのように使うかにかかっています。歴史を振り返っても、新しい技術が生まれるたびに、それが喜びをもたらすこともあれば、逆に悲しみや混乱を引き起こすこともありました。AIもその一例です。

AIの発展により、効率的に業務が進んだり、パーソナライズされたサービスが提供されたりするようになりますが、もしAIに過度に依存し、人々がAIとばかり対話するようになれば、それは非常に寂しい社会になるでしょう。MIXIが目指すのは、AIを「人と人をつなぐ媒介」として活用し、これまでにない新しいコミュニケーションを生み出すことです。AIが人々の価値観や思考を理解し、適切なコミュニケーションを提案する「媒介」となり、心のつながりを生み出す――そんな未来を実現できると信じています。

私たちは、技術を通じて人と人が心からつながる社会を作っていきたいと考えています。MIXIは、常に人と人とのつながりを大切にしてきました。皆さんには、AIを活用して新しい価値を発明し、夢中で磨き、誠実にその価値を届けてほしいと願っています。

それが、MIXI流のストーリーテラーとなる道だと思います。皆さん一人ひとりの意思が、MIXIの未来を形作ります。共に新しいストーリーを作り上げていきましょう。皆さんと一緒に働けることを心より楽しみにしております。本日は本当におめでとうございます。

笠原 健治(取締役ファウンダー 上級執行役員 Vantage スタジオ担当)

皆さん、内定おめでとうございます。
ライフスタイル事業では、SNS『mixi』や『minimo』、『家族アルバム みてね』(以下『みてね』)、会話AIロボット『Romi』など、人々の「普段の生活 x コミュニケーション」を軸としたサービスを展開しています。

今後の重要なキーワードは「グローバル」と「AI」の2つだと考えています。まず「グローバル」についてお話しします。『みてね』は7年前に英語版の提供を開始し、現在では7つの言語で、175の国と地域で展開しています。皆さんも、日本国内に留まり続けることがリスクであると感じながら成長してきた世代だと思います。例えば、最近の円安や少子高齢化などがその一例です。

私たちも、日本に留まり続けることはリスクであり、早期からグローバル展開を進めるべきだと考えてきました。現在では、アプリストアを活用すれば、どこにいても簡単にサービスを世界に公開できます。また、マーケティングもグローバルで行える時代になっています。しかし、これは逆に言えば、世界中のプレイヤーが明日には競合となり得るということです。日本国内だけで勝つのではなく、常にグローバルな視点を持つ必要があります。

『みてね』は、子供の写真や動画を共有し、コミュニケーションを促進するサービスとして、世界一のプレイヤーを目指して努力してきました。グローバル展開は、知的好奇心を刺激する非常に魅力的な仕事です。未知の海外市場に対する理解が少しずつ深まっていく過程は、楽しいものであり、人間の開拓精神をくすぐる仕事でもあります。皆さんにもぜひ、その魅力を体感してほしいと思います。

次に「AI」についてお話しします。私たちは、会話AIロボット『Romi』を手掛けています。『Romi』が家にいることで、会話のきっかけが増えたり、一人暮らしの方が心を整理し、翌日も頑張ろうと思えるサポートをする、そんなサービスを提供しています。AIやディープラーニングを活用し、自由に会話できるロボットを作るという挑戦は、7年前から始まりました。

当時、「AIで会話を成立させるのは無理ではないか」と言われることもありましたが、実際には、ChatGPTの登場などで、AIが人間以上の知性を示すケースが増えてきました。今後10年は、AIを活用してどのようなアプリケーションを作るかが勝負になると考えています。『Romi』は、その一例に過ぎず、多くのビジネスチャンスが広がっていると感じています。MIXIとしても、ライフスタイル事業としても、この分野に注力していきたいと考えています。

「AI」や「グローバル」は、若い世代にとって非常に有利な領域です。AIを活用してアプリケーションを作るとなったとき、誰もが経験者ではない状態です。つまり、若い皆さんもベテラン社員も、スタートラインは同じです。むしろ、若い皆さんの方が柔軟な発想でAIを活用し、これまでの常識に縛られない新たな価値を生み出せる可能性が高いと思います。

「グローバル」に関しても、皆さんの英語力や吸収力は高く、これからの時代に大いに活かせるでしょう。皆さんは、非常に良いタイミングで社会人としてのキャリアをスタートする世代です。「AI」と「グローバル」は、MIXIとしても注力する領域ですが、ぜひこれを皆さんの強力な武器として磨き、活躍してほしいと思います。

まだ入社までに半年ほどある方も多いかと思いますが、MIXIをさらに成長させ、盛り上げていけるように、共に頑張っていきましょう。よろしくお願いします。


奥山 翔(上級執行役員 投資事業推進本部 ソーシャルベッティング事業本部担当)

皆さん、内定おめでとうございます。
ソーシャルベッティング事業本部では、国内外で事業を展開しています。昨年、私たちの『TIPSTAR』は幸いにも黒字化を達成しました。そのキャッシュを活用し、現在、海外事業に本気で攻勢をかけているところです。

私たちのPURPOSEである「豊かなコミュニケーションを広げ、世界を幸せな驚きで包む。」という理念に基づき、これから皆さんと一緒に世界を目指していきたいと考えています。

この世界を目指すにあたって、皆さんにはこれからの半年間、ぜひ様々なことにチャレンジしていただきたいと思います。私たちがサービスを提供している、または投資を進めているアメリカ、インド、オーストラリアといった国々のうち、ぜひ一つでも訪れていただき、現地で何が起きているのかを直接肌で感じてみてもらえたら幸いです。日本で得る海外情報とは違い、実際に現地で体験する情報は圧倒的に価値があり、見える景色も大きく異なるはずです。

それでは、4月にまたお会いできることを楽しみにしております。本当におめでとうございます。


三島 圭介(デジタルエンターテインメントオペレーションズ本部 本部長)

皆さん、内定おめでとうございます。
モンスターストライク』はおかげさまで10周年を迎えました。このIPを活用して、アニメや映画、イベント、そして最近ではVTuberや漫画など、多岐にわたるメディアミックス戦略を展開しています。

現在、モンストの組織は7つの部署で構成されており、そのうち3つの部署では新卒で入社した方が部長としてリーダーシップを発揮しています。若いメンバーが多く、責任ある仕事を任される組織文化が根付いています。

弊社で活躍し、成果を上げている方々に共通しているのは、自社サービスを積極的に利用し、マーケティングの基本である「ユーザーを知る」ということを実践している点です。これは、本質的な議論ができるだけでなく、信頼関係の基盤にもなるのだと思います。

皆さんがどの部署に配属されても、MIXIのサービスを実際に使い込み、愛着を持ち、深く分析していただきたいと考えています。自分で体験し、そこから得られる知見が、企画や仕事に役立つはずです。

最近は「コスパ」や「タイパ」といった、効率や合理性を重視する風潮が強まっていますが、個人の成長においては、時に効率的な選択が遠回りになることもあります。むしろ、最初は無駄に見えることでも、がむしゃらに挑戦することで得られる成長が大きいのではないでしょうか。ぜひ、失敗を恐れずにどんどんトライしてほしいと思います。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

内定証書授与

人事本部長の後藤満喜より、内定者全員に内定証書が授与されました。

最後に記念写真を撮影して、内定式は無事に終了しました。

交流会

内定式が終了後、会場でビュッフェ形式の食事をとりながら交流会が行われました。

交流会では、各テーブルに内定式で挨拶をした本部長や人事担当者が参加し、内定者同士が自己紹介や入社までの活動予定について、和やかな雰囲気の中で意見を交わしました。

デザイン担当者より
内定式の演出・オープニング動画制作を担当した山田と、キービジュアル制作を担当した松野に、制作に込めた思いと新入社員への歓迎のメッセージを聞きました。

山田:MIXIの一員として共に歩む皆さんが、出発直前のワクワクさを感じられるような動画にしました。私は皆さんの1つ上である24卒として入社したため、まさに飛び立った直後。今回の制作やディレクションでも大変なことはありましたが、こうして無事皆さんにお届けできたのは先輩方やチームの皆さんのおかげです。先輩や仲間を頼れば乗り越えられると、身をもって証明できていれば嬉しいです!皆さんを少し先でお待ちしています!
松野:ビジュアルは“新しい旅”をコンセプトに制作しました。社会人になることは、内定者の皆さまにとって、長く大きな未知の旅になると思います。内定式はその旅の直前の“ドキドキワクワクする気持ち”を表現しました。仕事では、時に困難なこともありますが、新しい発見があったり、一人じゃ成し遂げられなかったことをチームで達成できたりします。不安な気持ちもあるかと思いますが、ぜひ社会人を楽しみにしていてほしいです!

さいごに
今年も無事に内定式を開催することができました。
あらためて、内定者の皆さん、おめでとうございます!
MIXIへの入社が、皆さんにとって楽しみとなり、期待に満ちたひとときになったでしょうか。MIXI社員一同、皆さんと共に働ける日を心待ちにしています!

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