ミクシィグループが“まるわかりできる”メディア

「Kids VALLEY」プログラミングイベントで、この夏ミクシィが中学生に向けてやったこと

2019年6月、ミクシィグループをはじめ、東京急行電鉄、サイバーエージェント、ディー・エヌエー、GMOインターネット、渋谷区教育委員会の6者で、「プログラミング教育事業に関する協定」を締結しました。

このプロジェクトでは、渋谷区立小・中学校でのプログラミング教育の充実を図り、次世代に必要な資質・能力を持った人材を、渋谷から輩出する土台作りを進めることを目的として、「Kids  VALLEY 未来の学びプロジェクト」として推進していきます。

具体的には、小学生から中学生向けのプログラミング教育カリキュラムの開発、および教育現場支援、また企業訪問などによるIT人材育成に向けたキャリア教育支援を行う予定です。

このプロジェクトにミクシィグループが賛同した背景には、

当社においてはこれまでも、次世代育成の取り組みとして、企業訪問の受け入れを行ってきた
・今後の小・中学校のプログラミング教育の必修化にともない、渋谷に根ざす企業として渋谷区に貢献するとともに、次世代育成の取り組みを拡大した
・昨年から実施している「BIT VALLEY」で渋谷のIT4社との連携ができつつある
・東京急行電鉄社や渋谷区と情報交換をする中で、面白そうな取り組みができそうだった

という経緯がありました。

では、ミクシィグループならどんな教育支援が学生向けにできるのか。

せっかくプログラミングを体験してもらうのであれば、仕事への興味・関心はを持ってもらうのは当然のこと、キャリアのきっかけにも繋げてほしいと考え、昨年実施した「XFLAGアカデミー~夏の特別授業~」をバージョンアップし、今年は「プログラミングサマーキャンプ2019 -XFLAG ACADEMY 夏の特別学習-」を実施。

 

夏休み中の中学生を対象に20名以上の方に参加いただきました。その当日の様子や中学生が体験したプログラムについてレポートいたします。

 

運営者の想いは

今回のイベント運営の中心メンバーであるエンジニアの田那辺と広報の町井に話を聞きました。


(左) 町井 (右) 田那辺

 

━━━━まず今回のイベント運営に当たって、参加学生にどのような体験を提供したかったのでしょうか。

田那辺 参加される対象が中学生ですので、中学生に伝わるイベントを実施するというのは大前提の上、プログラミングがどういうものか具体的にイメージできるようになってほしいというのが一番でした。

━━━━具体的にイメージですか。

田那辺 そうですね。既存のプログラミングソフトの使い方などではなく、実際にプログラムのコードを使いながらも楽しくいつの間にか理解が進み、入力したコマンドでどのような動きをするのか、何ができるのか想像できるようなイベントを目標にしていました。

━━━━とはいえ、プログラミングが初めての方がコマンドを打つのは敷居が高い気もします。

田那辺 そのために、今回のイベントで使用するプログラミング体験アプリには、親しんでもらえるように様々な工夫を施しました。

━━━━具体的に教えてください。

田那辺 アプリを始めるとその時々で課題が出されるのですが、コマンドをキーボードで打つのではなく、「3マス歩く」「2マスジャンプ」などが書かれたアイコンをタップしていきます。すると、複数の命令が組み合わさったプログラムコードが、いつの間にか出来上がっているようにしました。見た目で直感的に操作できるように開発しています。

また、「モンスターストライク(以下モンスト)」のキャラクターをモチーフにしたキャラクターの登場や、横スクロール画面など、親しみやすさにも配慮したアプリとして今回フルスクラッチで開発しています。

━━━━そのような工夫を取り込んでいたのですね。

町井 イベント内容には、プログラミング体験だけでなく、お仕事紹介もあるのですが、今年はプログラミングサマーキャンプなのでエンジニアに特化したお仕事の紹介を行いました。プログラミングを実際に行うエンジニアの仕事内容を具体的に紹介することで、エンジニアという職業に興味をもってもらえればと。今回はサーバーサイド、クライアント、QA、社内システム、エンジニアマネジャーの5職種に学生の前で話してもらいました。

━━━━職種について紹介したのはなぜでしょう。

町井 将来なりたい職種としてエンジニアを意識してほしいというのはありました。私たちミクシィグループもエンジニアに活躍してもらうことで、コミュニケーションサービスを生み出していますから。そのために“ざっくりとしたエンジニアの紹介”ではなく、サーバーサイドやクライアントなど専門職を説明して、きっかけにつなげてほしいという想いもありました。もちろん、プログラミングそのものを楽しいと感じてもらいたいというのは前提です。

━━━━なるほど。他に本イベントを通して中学生に意識してほしかったものはありますか。

町井 あとは論理的思考ですね。これは教育委員会の方や学校の先生と話す中で、「プログラミング教育でプログラミングのやり方を学んでほしいというよりも、プログラミング思考、つまり論理的思考を身に着けてほしい」というのを感じました。筋道が通っている、納得感がある、客観的である、因果関係があるといった、社会にでても役に立つであろう論理的に考えることができるスキルに繋げてほしいと。

━━━━そうだったのですね。

田那辺 そのため、プログラミング体験にもそのような要素を盛り込みました。当日、中学生の皆さんは、非常に楽しんでプレイしてくれていたようです。少しは論理的思考やエンジニアという職種への意識などが芽生えてくれてたのではないかな、と。

 

当日の様子

それでは、早速当日の様子をご紹介していきましょう。

とその前に…。

アプリで使う通信回線を準備中。接続に問題がないか、マシンを一台ずつ最終チェック。学生がアプリを起動している時に不具合があると、残念な体験になってしまうので、数名体制でシビアにチェックしています。

続いて室内の様子。

室内の準備も整ってきました。後は学生さんの来場を待つのみです。

 

今年は動くオラゴン(モンストのキャラクター)がお出迎え。ぬいぐるみではありません。

ちなみに中に人は入ってま…。

 

そうこうしている内に、続々と参加者がやってきました。

オラゴンと一緒に記念撮影。

少し緊張しているかな…?中には兄弟や友人同士で参加された学生もいました!

 

いよいよ、「プログラミングサマーキャンプ2019 -XFLAG ACADEMY 夏の特別学習-」が始まりました。

町井も田那辺も説明に熱が入ります。

続いては、エンジニア達による職業紹介。

『プログラマーは、何でも作ってしまう。正に魔法使いのよう』『QAのお仕事は、料理に例えると味見や試食』『例えば掃除の時間に、みんなが箒で掃くなど好き勝手に掃除をしてしまうと、掃除が進まなくなってしまう。そこで役割分担や掃除の進め方などを決めるのがマネジメントの仕事』など、わかりやすい身近な例を挙げながら参加者がイメージしやすいように仕事内容を説明していました。

普段どんな仕事をしているか、具体的な説明が多々あり少し難しかったかもしれませんが、中学生の真剣な表情からもわかるように、必死で理解しようという意気込みが感じられます。

職業紹介のあとは、社内の執務スペースの見学。実際にエンジニアが働いているスペースや、当社ならではのサウンドルームなどを見学しました。

実際にエンジニアが開発している様子、ゲームに欠かせない効果音やBGMなどを制作している様子などを間近に見たことで、さらに業務イメージが湧いたかと思います。

そしてメインイベント「プログラミング体験」の時間です。

田那辺がアプリの操作方法を説明。様々なプログラミングにチャレンジいただきました。

アプリを触り始めた頃から中学生の緊張が一気にほぐれたようで、皆さん無我夢中の様子。

ちなみにエンジニアではない社内メンバーが事前テストでアプリを試したところ、最後までクリアできなかったという声が複数あったのですが、参加者はほぼ最後までクリアできたそう。各グループにサポートメンバーがいたのですが、スイスイ問題を進めていくので、そこまでサポートも必要なかったようです。子供の学習能力って恐るべし。

あっという間にイベントは終了。帰宅の際には、来社時に撮影した写真をステッカーなどと同封してプレゼント。夏休みの貴重な体験として大きな思い出につながってくれたら嬉しい限りです。

参加者の声

参加者にアンケートをお願いしたところ、以下のような声をいただきました。

・今までもプログラミングの講習会には行ったが、ここまでくわしくやってもらえなかったので、良かった。他にもエンジニアの仕事紹介では知らないことを知れてよかった
・実際のエンジニアの方のお話しや仕事場を拝見させていただいたことがうれしかったです
・社内の様子が見れたことがよかった。ひとつのゲームにたくさんの人が関わっているのがよくわかった
・わかりやすかったし、おもしろかった

※原文ママ

94%以上が今回のイベントに満足している結果に。

また、本イベントを通じて、プログラミングへの興味を持った参加者が90%以上、次回開催されるなら参加したいという声が80%以上と大変嬉しい結果でした。

 

 

約40名の社内メンバーが数ヶ月間、時間をかけて準備をしてきましたが、中学生の期待に答えることができたのであれば嬉しい限りです。お子さんをお持ちの社内メンバーも「うちの子を参加させたい」と希望がでるほど大変盛況だったことからも充分なイベントが実現できたのではないかと感じています。

とはいえ、今回のイベントが完成だとは思っていません。今後もイベントのコンテンツの改善を重ね、学生がエンジニアを希望するきっかけや論理的思考のベースとなる体験を目指したい。そのように思える教育プログラムを提案して、社会へ貢献していきたいと考えています。

今後ともミクシィグループは渋谷区教育委員会、東急グループ 、渋谷のIT各社と連携して、渋谷区への貢献と未来のエンジニアやクリエイターを目指す学生への教育サポートを惜しみなく実施していきたいと思います。

PAGE TOP