頼れるチームがいるからこそ──新卒2年目で大規模改修を任されたエンジニアの挑戦
- 若松 丈人
- 情報系大学でプログラミングについて学び、インターン、内定者アルバイトを経て2023年に新卒入社。ソーシャルベッティングサービス事業本部 TIPSTAR事業部 開発グループ サーバーチームに所属し、入社早々大型の改修案件に取り組む。主体的な姿勢やプロダクトに対する積極的な発言が評価され、2024年にはMIXI AWARD 2024 VALUES賞 新人部門を受賞。
共遊型スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」の開発グループに属する若松 丈人。インターン、内定者アルバイトを通じてMIXIの働きがい・プロダクトに魅力を感じ、2023年に新卒入社しました。「日曜の夜は明日の仕事が楽しみ」と語る若松に、MIXIで働くやりがい、楽しさについて話を聞きました。
公営競技を通じて広がるコミュニケーション。TIPSTAR開発の舞台裏
入社当初からソーシャルベッティングサービス事業本部TIPSTAR事業部 開発グループ サーバーチームに所属する若松。現在はTIPSTARのバックエンド開発・運用に関わっています。
サーバーチームはさまざまなメンバーを含めておよそ10人。若松は「雰囲気がよく、入社後すぐ溶け込めた」と語ります。
入社2年目に入り、すでに自身の成長を感じる瞬間があると言います。
でもチームメンバーが自分の意見に対してすごく誠実なフィードバックをくれるので、毎回勉強になるというか、完璧な意見を言うよりも話し合うことで自身の成長につながることがわかったんです。仲間と協力してよいプロダクトをつくり上げていくためには、それぞれが一定の『意見の質』を担保しつつ積極的に発言するなど、みんなで活発にフィードバックやレビューをしていったほうがよりよい意見が出てくるなと思い、それ以来、人前で発言するハードルが下がりました」
臆せず発言を繰り返す中で、自身の「意見の質」も磨かれていきました。
たとえば、発言する際に気になった部分は調べて『これなら大丈夫だな』とある程度自分の中で納得してから意見を出せるようになりました。発信していく中で発言する時のコツというか、どういうことを調べておけば建設的な意見が言えるかといった勘所がわかってきた気がするんです。社内のチャットツールで送る文面も初めは冗長になりがちでしたが、今は的確に伝わりやすく書けるようになってきたと思っています」
コミュニケーションの力を実感。家族の絆を深めたアプリ体験が導くMIXIへの入社
学生時代はソフトウェアデザインなどの領域に憧れて情報系の大学に進み、そこでプログラミングと出会ったと言います。
しかし、しだいに速く解けるようになっていき『これはおもしろいぞ』と思うように。そこからは授業以外でも自主的にプログラミングに触れるようになりました」
プログラミングのおもしろさに気づいた若松は、エンジニアとして働くことを志すようになりました。
MIXIとの出会いはエンジニアの就活支援イベントでした。
また、働く前はMIXIに対して『エンターテインメントの会社』という印象を抱いていましたが、実際に働いてみるとMIXIの取り組む『コミュニケーション』という領域が、社会課題に通ずるものだと気づいたんです」
自身が実際にプロダクトを活用したことも大きかったと言います。
その後、母が病気にかかってしまったことがあったのですが、『みてね』でつながっていることで、離れていても心の交流ができたんです。病気で落ち込んでいた母の心を励ますこともでき、あらためてコミュニケーションの大切さを感じましたね」
他の企業も視野に入れて検討した後、結果的に初めにインターンを経験したMIXIに入社することを決断しました。
内定者アルバイトを経て再認識したのは、働く環境のよさとプロダクトと自分の価値観の合致。アルバイトの段階から大きな仕事を任せてもらうこともでき、ここでなら成長できるイメージが描けました」
チャンスをくれる環境が育んだ才能。MIXI AWARD 2024受賞までの道のり
こうして2023年に入社を果たした若松。成長にかける思いを胸にチームの力になれるよう奮闘します。
また、指摘を受けた際は先輩にもらった意見を深掘りし、次に同じような状況に直面した時どうすればいいか考えたり、ケアレスミスの指摘はすべてメモして同じ間違いをしないように心がけたり、自分のミスでチームメンバーの時間を無駄にしないよう気をつけました」
配属直度からいくつかの機能開発を経験し、早速裁量の大きい仕事にも取り組みます。
企画段階ではビジネス職やデザイン職のメンバーともコミュニケーションをとって、技術的にできることやできないことについて議論したり、どういう仕様なら実装しやすいかを検討したり。仕様が決まった後は、他のエンジニアと話し合いながらどんな形で実現できるか設計を通して解像度を高め、コーディングに臨みました。
業務を進める中で、とくに先輩方のサポート体制がありがたかったです。基本的には自分で考え、自分で動くことが尊重されるのですが、些細な懸念・悩みでも社内のチャットツールで発信すると『こんな方法があるよ』『こうじゃない?』など、すぐに壁打ち相手になってくれました。
この案件を通じて技術的な学びはもちろんのこと、企画段階でビジネス職の人が『こんなものを作りたい』と言ったものをどのように噛み砕いてプログラムに落とし込んでいくかというプロセスを経験できたことがよい勉強になりました。また、全体のスケジュール管理やタスク割り当て、円滑なコミュニケーションなどプロジェクト進行に必要な幅広い経験ができたことも大きな収穫です」
大きな改修案件でリーダーシップをとったことにより、2024年には『MIXI AWARD 2024 VALUES賞 新人部門』を受賞。
今回の受賞は周囲の人々からチャンスをもらい、みんなの協力で大きな改修をリリースまで持っていくことができたおかげだと思います。加えて評価していただけたのは、プロダクトをよりよくするために細かな仕様についても意見していたこと。ユーザーにとってより使いやすいプロダクトをめざして、自身の業務の範囲にとどまらず思ったことを伝える姿勢がよいと言っていただけました」
MIXI AWARD受賞後は周囲からの反響も大きかったと語ります。
仲間と共によいプロダクトを──日々の仕事を楽しみながら、大きな成長をめざして
MIXI AWARD受賞後も活躍が止まらない若松。つい最近は半年かけて大規模な改修案件に関わりました。
その結果、トラブルなくリリースできたことは今でも大きな喜びです。協力してやり遂げたチームメンバーやQAチームの方々にも感謝しています」
共感できる理念を持つ会社で裁量を持って働きたい──そう思ってMIXIに入社した若松が、入社後のMIXIに対する印象について語ります。
たとえば、日曜日になると『明日から仕事だ……』と憂鬱そうに話す友人が何人かいます。僕も社会人になるまでは仕事とはそういうものだと思っていました。だけど今では、日曜になると『明日友だちと遊びに行く』みたいな気持ちと同じで、『明日からの仕事が楽しみだ』と感じるんです。それはきっと仕事に行けばいつでも頼れる仲間がいて、若手であっても大きな案件に携わることができるなど、毎日何かしら成長できる要素があるから。メンバーとのコミュニケーションでストレスを感じることはほとんどなくて、むしろ活発な議論を重ねていくうちに自分が成長できるので、本当に毎日仕事が楽しいんですよ。
明日もチームの人たちと意見を交わし合って、切磋琢磨しながら仕事を進められる、また成長できると思うとワクワクするんです。この気持ちが変わらないだけでも、『入社してよかった』と思えます」
メンバーとのコミュニケーションを通じて、自分にない新しい視点を知ることができるのが楽しいと語る若松。今後についても、思い描いていることがあると言います。
最終的にめざしているのは、プロジェクト全体を見渡せる視野の広いマネージャー。私にはずっとお手本にしている、インターン時代からお世話になっている上司がいます。その方のようになりたいと思って入社を決めた部分もありますね。彼は自身もユーザーとしてTIPSTARで遊びながら競合分析を行い、常に機能改善や新機能の提案をするなど、プロダクトの拡充に貢献している人なんです。彼のようにエンジニアとしての専門性を活かしつつ、プロダクト全体を見据えた提案ができる、頼れるマネージャーになりたいです」
上司の背中を追いかけ、日々成長し続ける若松が、MIXIで輝ける人物像について語ります。
たとえば私も同世代のメンバーと集まってプロダクトについて勉強したり、みんなで勉強会を開催したりして、仲間と交流しながら成長できる場を大切にしています。主体性を持って行動できる人、仲間と共によりよいプロダクトをつくっていきたい思いのある人にぜひ入ってきてほしいですね」