新卒→代表取締役まで登りつめた企業からジョブチェンジ。田邉さんは #なんでミクシィに? 02

新卒→代表取締役まで登りつめた企業からジョブチェンジ。田邉さんは #なんでミクシィに? 02

ミクシィグループには、様々な経歴のメンバーが所属しています。それぞれの専門性、スキルを手にジョインを決めてくれた方々は、どのような経歴で、そしてなぜミクシィグループに決めたのか、入社を決めた背景に迫ります。

田邉 隆介(たなべ りゅうすけ)次世代エンターテインメント事業本部 事業開発部
2010年に新卒でITベンチャー企業に入社。IPO準備や地方拠点の立ち上げ等の業務に従事。
2016年から2020年まで上場企業の子会社社長として経営を行う。2020年にミクシィへ中途入社。以降、本部内の横軸組織で事業支援や組織開発を担当。

 

━━これまでのキャリアについて教えてください

新卒でコールセンター向けのシステムを開発・販売する企業に入社し、営業、IPO準備、人事採用業務、地方拠点の立ち上げ等を経験しました。当時その企業は上場した直後で、非連続的な成長が求められるフェーズにあり、新規事業開発にも注力していた時期でした。私はEC・通販事業向けのデータ解析サービスの事業計画を立案したところ、その責任者に任命されまして、新たに合弁会社を設立して、3年半代表取締役を務めました。

━━新卒入社から数年で子会社の代表を任されたのですね!プレッシャーはありましたか?

「熱心な素人は玄人に勝る」というのが当時のボスの口癖でして、私はデータ解析の専門家ではありませんでしたが、それよりも事業計画を作った自分の熱意や責任感の方を評価してもらっていました。ある意味「気合い系」とも言いますか…(笑)。自分で作った事業であれば逃げ出すことはないだろうし「苦労こそが価値になる」という想いも込めて任せていただいたので、そこは意気に感じてチャレンジすることにしました。

━━相当な覚悟を持ってのチャレンジだったのですね。では転職を考えたきっかけは??

データ解析サービスの事業規模をどんどん拡大していきたかったのですが、残念ながらデータサイエンティストを増員することに追われる労働集約型のビジネスになってしまい、目論見通りにスケールさせることができませんでした。

市場調査から顧客インタビュー、PoC (Proof of Concept)、営業活動に至るまで代表取締役としてできる限りのことは尽くしたのですが、自分の実力不足を感じ、一度リセットしてさらに成長できる環境へ移ってみようと考えるに至りました。

━━転職活動で重視したポイントはどのようなところでしたか?

事業に社会性と成長性があり、私のこれまでの経験を活かして大きいチャレンジができるところを重視しました。特に事業領域は絞りませんでしたが、結果的にエントリーした企業はB2B系が多かったですね。前職が少人数のスタートアップだったので、次は上場企業か、スタートアップの中でもシード期(事業検証期)を超えて一定程度の資金調達ができているフェーズの企業で働いてみたいと考えていました。

━━実際に選考を受けた企業はどれくらいですか?

35社ほどの選考を受けて、8社から内定を頂きました。そのうち6社が営業職で、2社が企画職でした。ミクシィは後者にあたります。

━━多くの内定の中から、ミクシィを選んだ理由は何ですか?

正直に言うと、ミクシィから内定を頂いた時点で直感的に「絶対にミクシィが良い!」と思いました(笑)。転職クチコミサイトでの企業文化の評価も良かったですし、面接官だった金丸さん(事業開発部 部長)と話した際、「この人と一緒に働いてみたい!」と思ったのが大きかったですね。

面談では、仕事に対する価値観について互いに話す場面があったのですが、事実や論理を積み上げていくだけでなく、最終的には事業に対する情熱や熱量が人を動かすよね、といった根底のところで共感しあえたのを覚えています。論理だけでなく、感情のパワーも持っているので、私はそこに惹かれました。面接でも、私の意見を肯定しつつ、抜け落ちてしまっている観点をそれとなく指摘して結論まで導いてくれたりしたので、良いところを伸ばしつつ欠点も補う“抜け目ない”人だな、と感じたのを覚えています。

それに金丸さんはこれまでに新規事業をいくつも手掛けていて、汎用的な「型」を持っているので、それを教えてもらいたい、良い意味で“ミクシィを利用して自分のさらなる成長につなげてやろう”という野心が芽生えたのも事実です。

━━条件面で迷うことはありませんでしたか?

本当のことを言えば、他社からもっと良い条件のオファーもありましたが、それよりもミクシィの「成長を求める姿勢」と「コミュニケーションカンパニーとしての企業文化」のバランスの方が魅力的に感じたんです。

石井さん(執行役員 / 次世代エンターテインメント事業本部長)の大らかで穏やかな雰囲気と、大手コンサルティングファーム出身でキレキレなタイプの金丸さんの下であれば、色んな刺激をうけながら伸び伸びと働けるだろうし、自分の成長にもつながると思いました。

━━入社後に感じたミクシィの印象はいかがですか?

前職はB2Bの営業職で、ミクシィではB2Cの企画職。事業規模も仕事の進め方も異なるので、その違いに慣れるまでに少し苦労しましたね。良い意味でのギャップで言うと、社内の誰にでも話しかけてOKな雰囲気には驚きました。ミーティングをセッティングして嫌がられることがないですし、余裕がある人が多くて、みんな優しく協力的ですね。。入社前に転職クチコミサイトでミクシィの企業文化はチェックしていましたが、少し疑っていた気持ちもあったので「本当にコミュニケーションカンパニーなんだ!」という驚きは正直ありました(笑)。

一方、金丸さんから指摘される仕事のクオリティや時間の使い方に対する意識は、さすがコンサル出身というレベルの高さで、最初はついていくのが大変でした。同じ指摘を繰り返さないように「㊙金丸対策リスト」を自分で作って、ひとつずつクリアしていこうと日々取り組んでいます。ただ、石井さんと金丸さんの「伝え方・コミュニケーション」の部分は面接時に感じていた通り、穏やかで洗練されているので、課されるお題は厳しくても自然とモチベーションを引き出されている感覚がありますね。

━━今後はどのようなキャリアを築いていきたいですか?

現在は次世代エンターテインメント事業本部で組織開発の仕事をメインに担当しているのですが、前職で実現しきれなかった「組織を大きくしていく」というミッションに正面から向き合えているので、非常にやりがいを感じています。正直、自分に組織開発の実績があるわけではないので、本当に自分に向いているのか半信半疑ではあったのですが、石井さんから「田邉は聞く力があるから、組織開発に向いてると思う」と言ってもらえているので、その言葉を信じてモチベーション高く取り組めています。

自分には代表取締役を務めた経験があるからこそ、組織開発の重要性と難しさがわかりますし、あえて企業トップではない立場だからこそ担える役割や求められるスキルがあるということが、今は見えてきているので、そこを追求して自分の武器にしていきたいですね。

いずれは新規事業開発にも再チャレンジしたい気持ちはありますが、まずは組織開発にフォーカスして結果を残してからだと考えています。それにミクシィは副業も許されているので、データ解析やコンサル業などは副業として今もやれていますし、今はこのバランス感がちょうど良いですね。

━━ありがとうございます。今後ますますのご活躍を期待しています!

 

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