ミクシィグループには、様々な経歴のメンバーが所属しています。それぞれの専門性やスキルを手に転職を決めた方々は、どのような経歴で、そしてなぜミクシィグループを選んだのでしょうか。
中途入社した方々に「転職を考えたきっかけ」「入社を決めた理由」「入社後に感じたこと」を聞く『なんでミクシィに?』シリーズ第6回目は、開発本部 島貫へのインタビューです。
エンジニアとして成長を実感できる環境に行きたい
━━これまでのキャリアについて教えてください。
大手IT企業にインフラエンジニアとして新卒入社しプライベートクラウドに携わった後、大学時代の先輩に誘われてWebサービス企業に転職し、SRE(Site Reliability Engineering)をしました。そこではWeb面接システムの設計や開発、コンテナの運用管理と自動化を行うために設計されたオープンソースソフトウェアであるKubernetes(クバネティス)の運用をしていました。3社目は外資系のクラウドベンダーで、そこでは顧客対応を行うエンジニアとして働いていました。
━━大手外資系のベンダーといえば誰もがあこがれる企業かと思います。なぜ転職を考えたのでしょうか?
エンジニアとして「個」の成長をもっと実感できる環境に行きたいと思ったのが一番大きな理由ですね。前職はクラウドベンダーの大手ではあるものの、顧客対応エンジニアという職域上、クライアントから問い合わせを受けないと仕事が始まらないですし、対応すべき案件を次から次へとこなさないといけない。自分が本当にやりたいことの方向性とは違うな…と徐々に思い始めたのがきっかけでした。
━━だから転職先を選ぶ際のポイントが「開発や運用ができて、成長を実感できる」ということだったんですね。
そうですね。それプラス「楽しく働けるところ」というポイントもけっこう重視しました。具体的には、自分で手を動かして達成感を得られるか、そして何かしらの課題解決に貢献できる環境で活き活きと働けるか…というイメージですね。それと前職在籍時はコロナ禍の最中ということもあり、仕事は完全フルリモートで同僚や上司と雑談する機会が少なく、結果的に一度も出社することがなかったので、帰属意識やメンバーとのコミュニケーションを求める気持ちも強かったですね。
━━転職活動はミクシィを含めて何社くらいにエントリーを?
エントリーしたのは4社です。全てWebサービスを展開している企業のエンジニア職で、ある程度の規模感があり、プロダクト開発にフォーカスできるところを主に探しました。また改めてこれまでのキャリアを振り返って気づいたのですが、私はどちらかと言えば自分のやりたいことが短いスパンで変わっていくタイプなので、企業内でジョブチェンジができたり、色んなプロジェクトに挑戦できるところ、事業領域が広いところが良いなと思ってエントリー先を選びました。
━━その中で、ミクシィを選んだポイントは何でしたか?
ミクシィの開発本部の求人に「開発本部は、事業の垣根を越えた横断的なエンジニア組織として、会社の注力事業を中心に技術で事業を推進していく組織です。(中略)また、幅広い事業に携われるのも魅力です。」とズバリ書いてあったので、まさに自分の求める環境だな!と思いました。ミクシィについては、事前に『モンスターストライク』や『家族アルバム みてね』を運営しているIT企業というイメージがあったので、色んな事業を横断するエンジニア組織があるのは面白いなという印象でした。
また面接時に、今の上司である小池マネージャーと色々話をする中で、「SREというポジションには、特定のサービス開発に専念する人もいるし、複数プロジェクトのインフラを担当する人もいる」ということがわかりました。ミクシィのSREなら特定の業務に注力もできるし、複数のプロジェクトに分散して関わることもできる…そんなポジションは他の企業ではなかなかないな!と思い、非常に魅力を感じました。
━━他の企業からのオファーで悩んだポイントはありませんでしたか?
正直、1社目で務めた企業から「戻っておいで」のオファーもあり、人間関係をゼロから構築しなくて良いメリットがありますし、業績も右肩上がりの有力企業なので悩みましたが、自分の活躍できる「仕事の幅」や、個人としての「成長の余白」を考えた時にミクシィが最善の選択肢だと思って決断しました。
ミクシィは良い意味で「ほんわか感」がある
━━現在の業務は何を担当していますか?
現在はミクシルの過去記事にも登場している板倉さんと一緒に、某新規事業で主にインフラリソースの準備等をしています。他にはXFLAGプラットフォームの運用、社内で使っているGCP(Google Cloud Platform)やAWS(Amazon Web Services)の管理、時にはWordPressの移行案件等も担当しています。開発本部SREグループにいると、色んな事業部から色んなレベルの「お困り・相談案件」がやってくるので、楽しいですね。
━━それは良かったです!ちなみに仕事の「やりがい」はどういう時に実感しますか?
自分にとっては、会社の注力事業に関われているかどうかはあまり重要ではなくて、「来た案件は歓迎するし、ポシャった案件は気にしない」のがポリシーですね。どちらかというと担当する案件がカオスであればあるほど、燃えるタイプかもしれません。ミクシィ入社までGCPに触れた経験はありませんでしたが、ゼロから勉強できるのも楽しいですね。
━━入社後に感じた「ミクシィらしさ」って何かありますか?
社内でコミュニケーションをとるときに、変に気を使わなくていい雰囲気がありますね。言語化するのが難しいのですが…良い意味で「ほんわか感」があると思います(笑)。また現在のコロナ禍だからこそ企業ミッションも重要だと思いますし、個人としても好きな概念ですね。
あと独り暮らしの身としては、社食が美味しくてヘルシーなのが本当にありがたくて…(笑)。オフィス環境も綺麗で業務に集中しやすい設備が整っていますし、オフィスに来れば「動いてる人に会える」という、実に当たり前のことなんですけど、それがモチベーションや安心感、オンとオフの切り替えに繋がったりします。リモートOKの制度はありますが、つい週5出勤したくなってしまいますね。
━━社内のエンジニア同士で刺激をうけることもありますか?
ありますね。社内のDocBase(情報共有ツール)には技術記事が色々と投稿されていますし、脆弱性に関する注意情報や新しいツールに関する情報等のやり取りも頻繁にあるので、勉強になりますし刺激を受ける機会は多いですね。
━━島貫さんがDocBaseに投稿することもありますか?
Linux関連で書きたいネタはたくさんあるのですが…文章を書くのが苦手なので投稿はまだできてないですね。書くからには、きちんと調べて書き上げたいと考えているので、いずれ挑戦したいと思います。
━━今後はどのようなキャリアを築いていきたいですか?
エンジニアとしては、モンストのような大規模Webサービスのインフラまわりやサービス運用・改善に取り組んでみたいですね。キャリアステップ的には、昔はスペシャリストを目指したいと考えていたのですが、キャリアを重ねていくうちに、世の中には本当に突き抜けたスーパーマンのような人がいることがわかってしまったので、今は色んな経験を積んで総合的な能力を高めていきたいと思い始めています。SREグループにいれば、本当に色んな案件・業務に関わることができると思うので、その都度キャリアを積んでいきたいですね。マネジメントに興味を持つ時がきたら、リーダー・マネージャーへの道も考えるかもしれません。
━━これからの活躍も楽しみにしています。ありがとうございました!