仕事内容や応募条件について記載がある求人情報。(ミクシィの採用情報はコチラ)「本当のところどうなの?」「面接官はこのポジションに何を期待しているの?」「応募前にもう少し詳しくわかったらいいのに…」と思ったこと、ある方も多いのではないでしょうか。
ミクシルでは、求人情報に記載してある内容の真意を探って、どこまで明らかにできるか検証企画を実施。求人を見ていただいている方や応募を考えている方に求人内容をハラオチして検討いただけるようにと、新たに「どこまで募集求人を深堀りできる?」というシリーズ記事を公開しています。
2回目となる今回は、2020年6月にリリースした『TIPSTAR(ティップスター)』のサーバサイドエンジニア/リードエンジニアのポジションについて。
面接の担当でもある開発マネージャーの川又と一緒に実際の求人情報を見ながら、募集要項について詳しくお聞きしていこうと思います。求人情報で気になった疑問をそのままぶつけてきました。
━━2020年6月にリリースした『TIPSTAR』のサーバサイドエンジニア募集について。リリースして数カ月で、もう募集を行なうということは、もしや「欠員募集」?
いえ、欠員ではありません。一言でいうと「事業拡大のための増員」が募集背景になるのですが、確かに『TIPSTAR』をリリースしてからそれほど時間は経っていないので、そのように思われるのも当然かもしれませんね。
━━すみません、そう思ってました(笑)。では、「事業拡大のための増員」について詳しく教えてください。
そもそもの話になるのですが、『TIPSTAR』は、365日配信されるライブ動画と、現在は競輪を友達と一緒に楽しむことができるサービスとして誕生しました。僕らは、『TIPSTAR』を通じて、公営競技としての競輪だけではなく、さまざまなユーザーに新しいエンタメとして、もっと気軽に楽しめる世界を作りたいと考えています。
━━“新しいエンタメとして、もっと気軽に楽しめる”とは?
たとえば、『TIPSTAR』には、競輪初心者の方でもカンタンに投票できる機能として実装された「のっかりベット」と呼ばれる予想システムがあります。常時3つのチームがレースを予想しており、その様子をリアルタイム動画で配信して競輪に慣れていないユーザーでも、あるチームの予想に「のっかり」投票できるようになっているんです。
━━確かに「のっかり」投票なら、競輪に詳しくなくても気軽にできそうですね。
ええ、そうなんです。上記は一例ですが、他にもさまざまな工夫があって。結果として、従来の競輪ユーザーとは違った層へアプローチすることができ、想像以上のスピードでユーザーが増えている状況です。これまで競輪のユーザーというと、高齢者・男性が多かったのですが、『TIPSTAR』は30代・40代、それから女性のユーザーも多いのが特徴です。
とはいっても、まだまだ『TIPSTAR』のやりたい世界は作り切れていないのが実際のところでして…。もっともっと楽しんでもらえるサービスを目指して、機能追加をはじめアップデートしていく必要があると考えています。
━━なるほど。新たな開発を積極的に行なっていきたい、というのが今回の募集背景なんですね。
そうです。現在は、企画から依頼を受けた新たな機能追加や既存のUXデザイン改善などの開発を約1カ月半程度のサイクルで続けています。たとえば、『TIPSTAR』とある企業とのコラボ企画だったり、ユーザー同士のコミュニケーションをさらに盛り上げるような演出・仕掛けだったりです。
━━現時点でも、たくさんの開発案件が動いているんですね。
ええ、企画チームからもたくさんの依頼があり、エンジニア陣としてもその期待に応えていきたいところですが、現状では人手が足りていないのが本音です。僕らとしても、リリースした形が完成とは思っていないので、随時新しい企画や機能開発を行なっていきたい。そのためにも、プロダクトにコミットし、自ら積極的に動いてくれるエンジニアをお迎えする必要があると思っています。
━━次に、応募者に求める業務経験についてお聞きしてもいいですか?
はい、もちろんどうぞ!
━━必須条件に「toC向けのプロダクト開発経験をお持ちの方」と記載がありますが、もう少し詳しく知りたいです。具体的にどのようなプロダクトをイメージされていますか?
そうですね…具体的にはゲーム系、あとはEC系の開発経験をお持ちの方も、すぐに活躍いただけるのではと思ってます。
━━競輪のサービスで、ゲームとEC系の開発経験?どういうことでしょう?
まずゲームに関する開発経験でいうと、『TIPSTAR』はデザインだけでなく各機能で見てみてもゲームとしての要素がとても強いんですよ。たとえば、先ほどお伝えした「のっかりベット」もそうですし、「デイリーミッション」や「ガチャ」などもあって。気軽に遊んでもらえるようにと“ゲームの要素を取り入れているので、当然といえば当然なんですけどね。
━━なるほど。では、どのようなゲーム開発経験があると良いというのはありますか?
そうですね…ある程度規模の大きめなゲームアプリだとより嬉しいです。『TIPSTAR』の拡大スピードを考えると、多くのトラフィックをさばいていくことになりますから。それから、新規ゲームを立ち上げた経験をお持ちの方も歓迎です。立ち上げ期というのは、必然的に幅広い業務を経験することになるので、そこで習得された知識やスキルはリリース間もない『TIPSTAR』でも大いに活かしていただけるのではないでしょうか。
━━もう1つの、EC系の開発経験についてはどうでしょうか?
ECサイトの開発経験については、決済まわりに関する知識や経験を活かしていただけるのではと、想定しているからです。大前提としてサービスが公営競技をコンテンツとして取り扱っているため、多くの金銭を扱うことになるわけです。現時点で、1会場当たり1日で平均10回ぐらいのレースが開催されているので、膨大な金銭情報を間違えることなく正確に処理していく技術が必要になってくる。そういった意味からでも、EC系のサーバーサイドの開発経験は『TIPSTAR』の現場でも求められていますね。
━━あと気になったのは、〈歓迎スキル〉の最初に記載されていた「新規プロダクトに携わりグロースさせた経験をお持ちの方」についてです。現在そういう経験は持っていないけれど、これから『TIPSTAR』で積んでいきたい方はNGなのでしょうか?
そんなことはありません!記載しているのは、あくまでも歓迎スキルであって必須の条件ではないです。おっしゃるように、『TIPSTAR』というサービスを大きくしていきたい、成長させていきたいと一緒に考えてくださる方には、ぜひお会いしたいですね。そして、『TIPSTAR』は、いま、まさに事業として急成長を遂げているタイミングです。その過程を目の前で味わえるのはなかなかないことですし、大きなやりがいにもなってくると思います。
━━具体的にはどういうことでしょうか?
手前味噌にはなってしまうのですが、『TIPSTAR』はどのKPIを見ても右肩上がりで成長中。事業として非常によいスタートが切れていると考えています。今後も大きくスケールすることが予想されていますから、それに合わせてプロダクトはもちろん、組織、技術、ワークフローなども、どんどん変化していくでしょう。そして、プロダクトとプロダクトを取り巻く状況の変化に合わせて、自分たちも変化していかなければいけない。言い換えれば、“変化に合わせた対応力”を身に付けられる環境があるということです。さらに、『TIPSTAR』では、新しい技術だけでなく、プロダクトが成長する上で必要となってくるものが何かを考えたり、見たりできます。本来であれば事業部長クラスの領域の話ですから、そういったところにコミットし、開発に向き合えるというのは大きな財産になると思いますね。
━━これは事業の成長を中心で支えるからこそできる体験ですね。他にも『TIPSTAR』に携わる魅力はありますか?
“新しい技術”に触れられることも大きな魅力の一つではないでしょうか。
━━『TIPSTAR』の新しい技術とは?
こちらでも説明していますが、『TIPSTAR』は、サーバ開発の言語はGoを使用していて、APIのアーキテクチャについては、クラウドはGCP(Google Cloud Platform)、データベースにCloud Spanner、インフラにはGoogle Kubernetes Engine、ストレージはGoogle Cloud Storage、ログ回りやKPIを保存するCloud Logging, Google BigQuery、他にも認証や通知にFirebaseを。GCPをフル活用している構成になっています。今後『TIPSTAR』をスケールしていくことを前提に、アクセスが急増してもスムーズに対応できるような設計をとっているのが特徴の一つですね。非常にモダンな設計で、僕自身も“エンジニアのキャリア”という意味でも学んでおいて損はない技術だと思っています。
━━川又さん自身も一人のエンジニアとして魅力に感じると?
はい、そうです。エンジニアであれば、今後のキャリアを考える上でも最前線の技術に触れられる、その知識を習得できるというのは大きな魅力です。また、『TIPSTAR』には、『モンスト』などミクシィがこれまで手掛けてきたゲームやサービスの知見が詰まっていますから、純粋にその開発に携われることは面白さだと思います。そして…これらは、実をいうと過去に私自身がミクシィに中途で入社した理由と近かったりします(笑)
━━川又さんのミクシィ入社理由…これは、どういうことでしょうか?
私は、前職でもゲーム開発のエンジニアをしていて、スケールするために機能追加をしたりと試行錯誤を繰り返しながらさまざまな工夫を重ねていたんです。でも、それが実際のところ合っていたのかどうかは自信がなくて。周りのゲーム開発状況はどうなっているんだろう、とそれが知りたくなって転職活動をした過去があるんですよ。当時、『モンスト』が日本一とも呼べる規模でサービスを展開していて、その技術力に触れて、エンジニアとして勉強がしたかった。その規模感や成長を肌で感じてみたいと思ってミクシィに入社を決めたんですよね。
━━そんな経緯があったんですね!でも、川又さんと同じように思うエンジニアの方は多くいるのかも…。
そうだと思います。すでにミクシィに入社してしまっている僕がいうのもおかしな話ですが(笑)。ですので、かつての私と同じような気持ちの方にもぜひチャレンジしてもらえたらと思っていますね。『TIPSTAR』は、まだまだこれからのサービスです。『TIPSTAR』を良くするためのアイデアはどんどん形にしていけるし、任される範囲は広いので設計から運用までと幅広い経験を積んでいくことができます。ミクシィの全く新しい事業領域で、事業立ち上げに携わることはやりがい十分だと思いますよ。このプロダクトに向き合ってくださる方に、ぜひお会いしたいですね。
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『TIPSTAR』サーバーサイド/リードエンジニア