昨年8月に公開した〈「ミクシィって今なにやってるの?」→お答えします〉の記事に引き続き、2021年度のミクシィの現在*についてご紹介します。

“SNSを作っている企業”でも、“ゲームを運営している企業”でもなく、「ユーザーサプライズファースト」を企業理念に、「コミュニケーションサービス」を通じた価値を提供していくミクシィグループ。

では、事業をどういった領域に拡大し、どのようなサービス・プロダクトを生み出しているのか。各事業領域ごとにご説明します。

*当記事は、2021年8月に発行された「2021年3月期 ミクシィグループ アニュアルレポート」から一部を抜粋し編集したものです

 

目次

ミクシィグループとは
3つの事業ドメイン
 スポーツ事業
  『TIPSTAR』
  『Fansta』
  『チャリロト』
  『netkeiba.com』『netkeirin』
  プロスポーツチーム運営
  スポーツギフティング

 ライフスタイル事業
  『家族アルバム みてね』
  『minimo』
  『Romi』

 デジタルエンターテインメント事業
  『モンスターストライク』
  『共闘ことばRPG コトダマン』

ESG・SDGsへの取り組み


ミクシィグループとは

ミクシィが世界に提供する価値=コミュニケーションです。

私たちはサービスの先にいるユーザーの気持ちや要望に常に真摯に応えるのはもちろんのこと、ユーザーの想像や期待を超える価値を、「コミュニケーションサービス」を通じて提供することを目指しています。コミュニケーションを通じて世界を鮮やかに変えていく。それが私たちミクシィグループのミッションです。

 


3つの事業セグメント

ミクシィグループは、友だちや家族といった親しい人々とのコミュニケーションを活性化する、様々なサービスを開発・提供しています。現在、スポーツ・ライフスタイル・デジタルエンターテインメントの3セグメントで事業を展開しており、それぞれの主な事業内容は次の通りです。

スポーツ事業 :プロスポーツチーム運営および公営競技ビジネスの推進
ライフスタイル事業 :
インターネットを活用し、人々の生活に密着したサービスの提供
デジタルエンターテインメント事業 :
スマホゲームを中心としたゲームの提供

「エンタメ×テクノロジーの力で、 世界のコミュニケーションを豊かに」を中期経営方針として掲げ、人に思わず言いたくなってしまうような驚きのあるサービスの創出を目指しています。

 

続いて、3つの事業セグメントそれぞれに位置する主なサービス・プロダクトを紹介します。

 

3つの事業セグメント
スポーツ事業

 


TIPSTAR

365日配信されるライブ動画と、競輪(KEIRIN)&オートレースのネット投票を、基本無料で、友達と一緒に楽しむことができる共遊型スポーツベッティングサービスです。サービス内通貨「TIPマネー」を用いた有料でのベット以外に「TIPメダル」を使えば完全無料でレースにベットが可能です。

国内ベッティングサービスで唯一、最大4人の友だちと一緒に楽しめる「マルチプレイ」が特長で、タレントや一般ユーザーの予想に「のっかりベット」ができるなど、エンターテインメント性の高さも魅力です。

 


Fansta

スポーツ観戦できる飲食店を「エリア」だけでなく「放映予定」からも検索することができるサービスです。「その日、お店はスタジアムになる。」を合言葉に、スタジアムが遠方で観戦に行けないなど、様々な都合で現地へ応援に行けないサポーターの方、スポーツ観戦が好きな方がFanstaを通して近隣の視聴可能店舗に集まり、仲間と一緒にスポーツ観戦を楽しむことができます。

 


チャリロト

競輪・オートレース車券のオンライン販売サイト「チャリロト.com」を運営するほか、リアルでも車券を購入できる「チャリロトプラザ」を、競輪場や場外車券場など全国で31店舗*展開中です。これらのノウハウも基にしつつ、自治体から競輪場の運営を受託した包括運営事業者(玉野競輪場・高松競輪場)、そして施設を所有・運営する施設所有者(富山競輪場・伊東温泉競輪場)の立場での安定収益を確保、さらには地域の新たなエンターテインメント拠点としても施設を活用し、地方創生とともに競輪市場でのプレゼンスを高めていきます。
*2021年8月現在

 


netkeiba.com』/『netkeirin

1999年より提供中の「netkeiba.com」は現在、月間ユーザー約1,300万人を数える国内最大級の競馬総合メディアで、最新レース情報や競走馬・騎手のデータベースなどコンテンツが豊富です。有料のプレミアムコースでは、「JRA全レース映像」など多彩なサービスを楽しめます。2020年には、この運営ノウハウを活かし姉妹サイトの競輪総合メディア「netkeirin」もスタートしました。これら2つのメディアは相互アクセスが簡単なうえ、「netkeirin」では「TIPSTAR」「チャリロト.com」とも連動しており、公営競技ファンの拡大につなげています。

 


プロスポーツチーム運営
千葉ジェッツ

2019年4月に国内男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」に所属する「千葉ジェッツ」を運営する株式会社千葉ジェッツふなばしと戦略的資本業務提携ならびに株式取得契約を締結しました。当社がエンターテインメント領域で培ったO2Oのノウハウを掛け合わせ、新しいエンターテインメントを提供できるよう推進しています。

©B.LEAGUE ▲「B.LEAGUE FINAL 2020-21」でチャンピオンで優勝した

 


スポーツギフティング『Unlim

プロスポーツクラブやアスリートを支援するスポーツギフティングサービス「Unlimアンリム)」を一般財団法人アスリートフラッグ財団と共同で2020年2月に開始しました。

 

3つの事業セグメント
ライフスタイル事業

 


家族アルバム みてね

パパとママが撮った子どもの大切な写真や動画を、祖父母や親戚など招待した家族だけにリアルタイムで共有できる、写真・動画アプリです。無料・無制限で写真や動画をアップロードでき、家族みんなで楽しくコミュニケーションできると好評いただいています。2015年4月にサービスを開始し、2017年7月には英語対応を開始しました。現在は7か国語でご利用いただけ、2021年3月に利用者数が1,000万人を突破しました。

 

収益化を着実に推進
2019年4月に従来のサービスよりも利便性を向上した月額課金制のプレミアムサービスを提供。また同年6月にスマホフォトプリント事業などを手掛ける株式会社スフィダンテを子会社化し、同社のノウハウを活かした「みてね年賀状」の提供を開始し、収益化を前進させました。さらに、同社のフォトギフトサービス「OKURUとの連携により、母の日・父の日のギフトサービスや子ども向けギフトECサービスなど、「みてね」の写真を使用したギフトをオーダーできるサービスを提供することで、収益化の機会を拡大させました。今後も「みてね」 のユーザーアセットを組み合わせ、新しい価値を提供し、事業を強化していきます。

▲ご家族の記憶に残るおくりもの体験をお届けする、子ども向けギフトECサービス『みてねギフト

 


サロンスタッフ直接予約アプリ
minimo

24時間いつでも、お客さまが美容師やネイリスト、アイデザイナーなどのサロンスタッフ個人を直接予約できるアプリで、2014年1月にサービスを開始しました。従来のサロン単位の予約ではなく、サロンスタッフを直接予約でき、お客さまが選んだスタッフと事前に希望のスタイルについて相談や質問ができるのでミスマッチを防げます。お客さま、サロンスタッフ双方にご好評いただき、2020年12月に累計450万ダウンロードを突破しました。

 


自律型会話ロボット
Romi(ロミィ)

数千万の日本語データをAIの最新技術であるディープラーニングをフル活用して学習した自律型会話ロボット。人のように都度返事を考え、会話のキャッチボールをします。本体は生き物のような可愛らしい動きと、手のひらに乗るサイズ感が特徴です。

その他にも、創業時のサービスであるIT・Web業界の求人情報サイト『FINDJOB!』や、社名の由来であるSNS『mixi』も、このライフスタイル領域にあたります。加えて、音楽好きのカラオケ動画コミュニティ『KARASTA』なども提供しています。

 

3つの事業セグメント
デジタルエンターテインメント事業

 


モンスターストライク

一緒にいる友だちと最大4人まで同時に遊べる協力プレイ(マルチプレイ)が特徴の、誰でも簡単に楽しめる爽快アクションRPGです。2013年10月より日本国内で配信を開始し、現在では、台湾、香港・マカオにおいても提供しています。アプリの枠に留まらず、マーチャンダイジング、リアルイベント、動画配信など、多岐にわたるメディアミックスを展開しています。2021年4月には世界累計利用者数が5,500万人を突破しました。

 


『共闘ことばRPG コトダマン』

スマートフォンで遊べる「ことば」で闘う新感覚RPGです。文字の精霊「コトダマン」を組み合わせて「ことば」をつくり、ステージクリアを目指します。

また、『スタースマッシュ』をはじめとした新規ゲームタイトルも提供・開発を続けています。


ESG・SDGsへの取り組み

ミクシィグループは、「エンタメ×テクノロジーの力で、世界のコミュニケーションを豊かに」を中期経営方針に掲げ、その実現に向けて、以下3つの領域をESG活動*の根幹と位置付けています。*E=Environment(環境)、S=社会(Social)、G=コーポレート・ガバナンス(Governance)

経営基盤の整備:
優秀な人財の確保と育成を中心とした経営基盤の整備

サービスの安全・安心を担保する活動:
ユーザーの皆さまに当社のサービスを安全・安心して利用いただくための取り組み

事業を通じた社会課題の解決:
エンタメとテクノロジーのノウハウを活かした取り組みで社会課題の解決に貢献

 

 

ミクシィグループは、これからも、親しい人同士のコミュニケーションを豊かにすることで、新たな体験価値・経済圏・文化を創出するとともに、社会課題の解決への貢献と持続的な企業価値の向上に努めてまいります。

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