MIXI GROUPには、様々な経歴のメンバーが所属しています。それぞれの専門性やスキルを手に転職を決めた方々は、どのような経歴で、そしてなぜMIXI GROUPを選んだのでしょうか。中途入社した方々に「転職を考えたきっかけ」「入社を決めた理由」「入社後に感じたこと」を聞く『なんでMIXIに?』。
今回はエンジニア・コンサルティング経験を経てMIXIにSREとして入社した開発本部の吉井亮さんにお話を聞きました。
吉井 亮 開発本部 CTO室 SREグループ
HW メーカーの FE ~ SIer ~ ERP 〜 AWS パートナーを経て2023年7月に株式会社MIXIに入社。サーバー機器からクラウドまでインフラ関連の業務に携わる。現在はSREとして社内やお客様の課題を二人三脚で解決する日々です。好きな言葉は “No human labor is no human error.”
ターニングポイントはクラウド化の波
━━これまでのキャリアについて聞かせてください
最初のキャリアは、米国系の大手ITサービス企業の系列会社でスタートしました。このときはフィールドエンジニア、いわゆるサーバーとかネットワーク機器の保守や修理を行う仕事を担当していました。新規導入時にマシンをラックに入れて、使えるようにして開発者に引き渡すような仕事です。当時はよくデータセンターに通っていました。
━━その後、転職したのですね?
そうですね。そのあとは、中小のシステムインテグレーターに転職して、金融機関システムの更改などを行っていました。当時はオフコンからオープン化といった流れがありました。
その中で、2012年ごろからクラウド化の波が押し寄せてきました。これは私の一番のターニングポイントだったと思います。フィールドエンジニアとして、マシンのセットアップを行ったりしていたのですが、クラウドはそういった必要はありません。マシンの調達も、それまで数ヶ月かかっていたのが数クリックで済んでしまいます。クラウドは自分のやってきた世界観を、まったく変えてしまいました。
そこで2018年頃にクラウドインテグレーターの最大手企業系列へ入社して、クラウドのコンサルタントをしていました。お客さまに対して、クラウドをよりよく使うためにはどうしたら良いかをレクチャーするといった仕事です。
━━すごく大きな変化だったのですね
そうですね。クラウドは私にとっても大きな変化で、自分を変えるチャンスだと思いました。この波に乗らないと、エンジニアとして終わってしまうくらいの気持ちでしたね。
━━MIXIへの入社はその後ですね
そうですね。2023年7月にMIXIに入社して、ちょうど3ヶ月経ったところです。
━━MIXIは何社目ですか?
8〜9社目くらいです。もう転職自体は大きなイベントという訳ではなく、自分のやりたいことに取り組める企業に移っている感じです。
━━MIXIを選んだ理由は何ですか?
ERPのコンサルから含めて、10年以上コンサルティングに関わってきました。その中で感じたのは、コンサルティングは最善の方法をお客さまに伝えるところで終わってしまうということです。その後、実際に取り組むかどうかはお客さま次第です。そこに物足りなさを感じたのと、自社プロダクトに関わりたいという気持ちが強くなってきました。
それでいろいろなプロダクトを持っていて、クラウドを利用している企業を調べていった中でMIXIを知ったのがきっかけです。
━━転職活動で重視したポイントは何ですか?
自己分析として、私は大企業には向いていないと感じています。そのため、あまり大きな組織すぎないこと、それに加えてきちんと黒字を出している優良企業というフィルタリングはしました。
━━他にMIXIが良いと思ったポイントはありますか?
プロダクトが良いなと思いました。「モンスト」はもちろんですが、他にも「みてね」のコンセプトが好きです。おじいちゃん、おばあちゃんが喜ぶプロダクトっていいですよね。
あと、私はスポーツ好きなので、スポーツ領域の事業に力を入れているのもMIXIのいいところです。Fanstaも使っていますし、AIプロジェクトもすごく好きです。みんなが使って幸せになる、笑顔になるようなプロダクトが多くていいですね。
━━MIXIのサービスは元々知っていたんですね
そうですね、有名だったので。エンジニア的には、みてねのエンジニアである清水勲さんがたびたびイベントで登壇しているので、そこでどういった会社かは知っていました。
━━他に選考過程で好印象だったことはありますか?
スクランブルスクウェアの36階がめちゃくちゃ綺麗でした(笑)エントランスホールの壁面ディスプレイがかっこよくて印象的でした。また社員食堂にも連れて行ってもらって、福利厚生が充実していると感じました。あと、個人的にFC東京のサポーターでもあるので、勝手に親近感を抱いていました(笑)。
まずはSREとして業務をしっかり果たす
━━実際に働いてみた印象はどうですか?
優秀なエンジニアがとても多いと思います。DocBase(情報共有ツール)の記事を読むと、皆さん本当にいろいろなことを知っていると感じます。特定の領域に深く精通している人もいれば、幅広く知っている人もいます。そういった環境に身を置きたいと思っていたので、とても刺激的です。
━━実務面の手応えはありますか?
今まで得てきた知識を活かせるような仕事をさせてもらっています。手応えは十分ある一方で、不足部分もいっぱいあるのでそういったところは勉強しながらトライしています。
━━働きはじめてから現在までで、印象に残った仕事はありますか?
ある子会社のプロダクトにて、セキュリティホールの対応をしました。影響範囲が大きかったので、特にサイバー被害につながることなく対応できたので良かったです。そのサービス自体は歴史あるサービスだったので、そういったものでも起こりえるんだなと思いましたね。この話はSRE NEXT 2023の中で登壇、発表させてもらいました。
━━SREグループへの配属は、面接時から言っていたことですか?
そうですね。面接時点からそう希望していました。
━━上長の小池知裕さん(開発本部 CTO室 室長)の印象はどうですか?
面接のときは、優しそうな人だなという印象でした。過剰なマイクロマネージメントはしないだろうなという印象を受けましたし、実際に入社してもその通りでした。私にとっては理想の上司に近いかなと思います。細かいプロセスに口を出す方ではないので、仕事がしやすいです。
━━プロダクトに関わりたいという点での手応えはどうですか?
今は特定のプロダクトというわけではなく、困りごとをスポット的にヘルプするような仕事をしています。まだ入社して数ヶ月ということもありますので、徐々に顔を知ってもらいつつ、チャンスがあれば手を挙げたいという段階です。
━━MIXIに入ってからの印象はどうですか?
コロナの影響かもしれませんが、まだ部署間での交流が少ない気がするので、自分から話しかけるように心がけています。私自身は人見知りタイプなのですが、知らない人とも話せるよう頑張っています。あとは2週間に一回行っているCTOオフィスアワーというのがあるので、そこで積極的に話すようにしています。
━━CTOオフィスアワーはオンラインとオフラインの組み合わせですよね
そうですね。CTOオフィスアワー自体は毎週ですが、オフラインとオンラインを交互に行っています。勉強会ではなく、雑談ベースの軽い相談みたいな感じです。フラットにいろいろな人が来るので、社内での知り合いを増やすきっかけになっています。
━━交流という意味では、MIXIテックカンファレンスがありますね
はい、私もぜひ登壇してみたいですね。イベントの裏方作業も好きなので運営の手伝いもしたいです。それもあって、DevRelチームの人たちと積極的に絡むようにしています。
スペシャリスト・エンジニアであり続けるために心がけていること
━━今後のキャリアパスはどう考えていますか?
やはりプロダクトを持ちたいです。そのためにもまず、SREとしての立場をしっかり固めたいという気持ちがあります。
━━どのようなプロダクトを考えていますか?
具体的ではないですが、どちらかというと新しいものに取り組みたいです。既存のプロダクトはすでにできあがった仕組みがあります。私自身のバリューを出すためにも、新規プロジェクトに飛び込みたいですね
━━プロダクトにはどのように関わりたいですか?
個人的には管理職になるというイメージがなく、生涯インフラ系のエンジニアでありたいという気持ちがあります。なので、プロダクトにもエンジニアとして関わっていきたいです。
面接時にMIXIでのキャリアパスを聞いた時も、マネジメント職は選択肢のひとつであってやりたい人がやるものだと言われました。これはとても感銘を受けましたし、いい仕組みだと思っています。
━━スペシャリストのキャリアパス制度は世の中的にはまだまだ広がっていませんよね
そうですね。前職でも、これ以上給与を上げるためには管理職にならないといけないと言われたことがありますね。
━━その辺りも転職のきっかけになりましたか?
そうですね。将来を考えた時に、スペシャリストとしてずっとやっていける未来を探していました。
━━スペシャリストであり続けるために心がけていることはありますか?
常にアンテナ高く、情報収集を心がけています。新しい技術を見聞きしたら、まず一回触ってみて、その取り組んだ内容をブログに書いています。
━━今までで一番反響があった記事は何ですか?
非機能要件ヒアリングシートを作ってみたという記事ですね。これはGitHubでもスターをたくさんもらった記事です。前職はブログの会社というか、ブログ記事を書くのが業務の一環でもあったので、たくさん記事を書いていました。こういったインプット・アウトプットサイクルを続けて、新しい技術についていけるようにしています。
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