『みてね』を更なる高みへ!デザイングループの新マネージャー 佐久間さんは なんでMIXIに?#22

『みてね』を更なる高みへ!デザイングループの新マネージャー 佐久間さんは なんでMIXIに?#22

MIXI GROUPには、様々な経歴のメンバーが所属しています。それぞれの専門性やスキルを手に転職を決めた方々は、どのような経歴で、そしてなぜMIXI GROUPを選んだのでしょうか。
中途入社した方々に「転職を考えたきっかけ」「入社を決めた理由」「入社後に感じたこと」を聞く『なんでMIXIに?』。今回はMIXIに再入社し、『家族アルバム みてね(以下 みてね)』のデザイン1グループマネージャー 佐久間さんに話を聞きました。

佐久間 由太加(さくま ゆたか)
Vantageスタジオ みてねプロダクト開発部 デザイン1グループ マネージャー

Web制作会社のWebデザイナー、動画検索サイト運営会社のUIデザイナーとしての経験を積んだ後、2013年ミクシィへ。2015年以降、大手ポータルサイト運営会社、大手フリマアプリ運営会社、介護記録AIアプリ運営会社を経て、2023年9月、MIXIに再入社。2024年2月、『家族アルバム みてね』のデザイン1グループ マネージャーに就任。

スマホアプリのデザイン経験を積むためMIXIへ

━━これまでのキャリア変遷 / 軸にしてきたことについて教えてください。

私がデザイナーとしてのキャリアをスタートしたのは、新卒で入社したWeb制作会社からです。さまざまなクライアントワークを手がけるなかで、「よりユーザーに近い環境でデザインに取り組みたい」という思いが募り、動画検索サイトの運営を手がける企業へ転職しました。この企業で担当していたのはインターネット上にある世界中の動画を横断検索できるポータルサイトとスマホアプリのデザインです。開発当時は、まさにiPhoneが発売されたばかりの頃で、まだまだスマホアプリ自体が少なく、アプリをリリースすれば世界中の人に使ってもらえるという時代でした。

━━2013年にMIXIに入社した理由は何ですか?

前職で「もっとスマホアプリの開発に携わりたい」という想いを抱いていました。そんな中、当時のMIXIでは「アプリを50本リリースする」という大きな目標が掲げられていたんです。それを知って、MIXIならアプリデザインをたくさん経験できるのではないかと期待し、入社を決めました。
MIXIで手がけたのは、『mixiトーク』『muuk』『minimo』などのプロダクトデザインです。この経験を通して「ユーザー体験をしっかり考えてデザインを設計していく」ことを学びました。

━━その後はどのようなキャリアを歩んできたのでしょうか?

2015年頃にはFintech(フィンテック = 金融 x テクノロジー)が盛り上がりを見せていて、私もこの領域でプロダクトデザインの経験を活かしてみたいと思うようになりました。そして、大手ITサービス企業に転職し、決済サービスや個人間送金アプリなどのデザインを担当しました。途中からマネジメントも任されるようになり、マネージャー兼プレイヤーとして働くようになりました。
その後、EC領域の事業に興味を持ち、フリマアプリ運営会社に転職し、スマホ決済サービスに関わりました。この企業でマネージャーを務めるなかで、自分のキャリアについて改めて考えてみたところ、「社会が抱える課題にコミットできる仕事に挑戦してみたい」と思いました。その頃は徐々にAIが台頭し始め、AIを使ったサービスに興味もあったので、介護記録AIアプリを運営する企業へ転職をしました。

子どもが生まれて『みてね』のファンに

━━2023年にMIXIに再入社を考えた「きっかけ」は何でしたか?

実はもともと「いつかMIXIに戻りたい」と思っていました。もし受け入れてもらえるのなら再入社して、他の企業で働いた経験を発揮できたらいいなと思っていました。

━━なぜMIXIに戻りたいと思っていたんですか?

MIXIでは新規事業の立ち上げや、UXリサーチも含めたプロダクト開発のフロー、デザインの役割についての知見を広げさせてもらった経験があったので、ずっといい会社だなと思っていました。また心理的安全性が高く、本当に良い人たちが集まっている環境だったことも印象に残っていました。

再入社のタイミングについては明確に決めてはいませんでしたが、大きなきっかけとなったのは、子どもが生まれたことです。気づけば、子どもが生まれて『みてね』が一番使うサービスになっていました。

前職では介護業界に貢献するやりがいを感じていましたが、もっと身近な家族や友人に喜んでもらえるサービスに関わりたいという思いが芽生え、転職を考えるきっかけとなりました。
『みてね』を通じて子の成長を両親が喜んだり、家族のコミュニケーションが活発になるという実感があったので、ぜひMIXIで働きたいと思いました。『みてね』デザイナー職の求人を発見して、すぐに応募しました。

━━MIXIへの再入社を決意した最終的な決め手は何でしたか?

『みてね』プロダクトオーナーである笠原さん、開発部部長の平田さん、デザイングループ前マネージャーの渡辺さんとの面接です。「みてね」に対する私のユーザー体験や改善アイデアなど、率直に伝えさせていただきました。以前と同様、社員のようにフランクに話していただけたことが印象的でした。

渡辺さんからは、「組織も大きくなっているので一緒にマネジメントに取り組める人、もしくはマネージャーを託せる人を探している」というお話もありました。私は色々な企業でデザインチームの立ち上げなど、マネジメントに取り組んだ経験もあり、デザイン組織に関わる仕事に再挑戦したいという思いもあったので、ぜひ『みてね』でUI/UXを追求しながらプロダクトが作れるチームを目指していきたいと伝えました。

━━他に印象に残っていることはありますか?

笠原さんからは「海外で『みてね』のサービスが伸びている」という話を聞き、ワクワクしました。海外の方にとっても、家族間のコミュニケーションの喜びというのは変わらないんだなという発見もありましたし、世界という枠で見ても『みてね』は素晴らしいサービスだからチャレンジしがいがあるなと思いました。私が日常的に利用するスマホアプリのほとんどは海外のプロダクトです。その中で、『みてね』は日本から世界に受け入れられるサービスになる可能性を感じています。

━━再入社してから気づいたことや、印象に残った出来事はありますか?

まず、平田さんが築いたモダンなスクラムの開発スタイルに驚きました。とてもやりがいがある開発体制だなと思いました。
デザインチームは様々なスキルを持ったメンバーがいて、それぞれが強みを活かし、共感性を持って素晴らしいデザインをするチームだなと感じました。スクラムチームでは、プロダクトマネージャー(PdM)やエンジニア、プロダクトに関わるすべての職種のメンバーが意見を出し合い、自分事として捉えながら、切磋琢磨し作り上げて行く過程に感銘を受けました。
また、私が入社した後、笠原さんがわざわざ私の席に来て「今日からよろしくね」と声をかけてくださったことにも感動しました。昔から笠原さんは思いやりのある人だなと思っていましたが、社員を大事にする気持ちはずっと変わらないなと感じました。

個人ではなく、チームで常に良いアウトプットができる仕組みを整える

━━2024年2月からデザイン1グループのマネージャーに就任とのことですが、現在、担っている役割について教えてください。

マネージャーとして組織作りに集中し、プロダクト制作プロセスの再現性を高めていくことが私の役割だと考えています。これは、一人の凄腕デザイナーが『みてね』を作っていくのではなく、チームとして常に良いアウトプットができる仕組みを整えるということです。

例えば、既に取り組んではいますが、デザインシステムの整備だったり、レビュー体制だったり、メンバーがいろんな方面でスキルを伸ばせる環境作りだったり。あとは、UXリサーチの分野において、ユーザーからのフィードバックをスクラム開発やデザインの制作過程にどのように組み込んでいくかが私のミッションだと考えています。

━━マネージャーとして心がけていることはありますか?

採用を含めた組織作りの部分ですね。これまで、既存のチームメンバーとの良好な相性だけでなく、デザインチームをさらに高いレベルに引き上げてくれる人を慎重に採用することでデザインチームが形作られてきたと感じています。私もチームワークや一体感の維持を非常に重要視しています。特にメンバーのキャラクターやコミュニケーションのスタイルについては、細心の注意を払っています。『みてね』のデザイナーは、スキルがどれだけ高くてもコミュニケーションのとり方が合わない人は今後も採用しないと思います。それよりも、相手を思いやったり、相手を尊重して働ける人を大事にしています。

ポジションにこだわらず、『みてね』とチームを発展させていきたい

━━これから何を実現していきたいですか?目標を教えてください。

前任の渡辺さんからマネージャーを引き継ぐだけでなく、ユーザーの声の解像度を上げてデザインやプロダクト開発に落とし込める仕組みや体制を築いていきたいと思っています。これまで、UXリサーチとして何度も定量的なアンケートを実施したり、CSからいただいたお問い合わせ内容を分析してきました。しかし、より深いユーザーニーズを把握するために、定性的なインタビューや対話を通じたアプローチを増やしたいと考えています。

━━というのは?

ユーザーに支持されている真の理由を掘り下げることで、論理的にサービス作りや新規事業に活かすことができます。その結果、『みてね』を更に発展させることが可能だと考えています。

━━仮説の精度を上げていくために、よりユーザーニーズを掘り下げていく必要があるんですね。

そうですね。実際にプロダクトマネージャー(PdM)やエンジニアと協力しながら、上流工程から体験設計を行なうことができますし、プロダクトの将来像も共同で設計できる環境にあります。そして、さらにユーザーの視点を重視したデザインチームに成長できると良いと思っています。そのためにUXリサーチチームを横断的な組織にするために取り組みをはじめています。

━━今後はどのようなキャリアを描いていきたいですか?

私は基本的に「デザイナーである」というプレイヤー意識が強いので、現場からは離れたくないなと思っています。マネージャーという役職は「役割」だと思っているので、事業フェーズで役割を変えることに抵抗はありません。例えばマネジメントが求められていればマネジメントに尽力したいですし、タイミングが来てプレイヤーが必要とされればプレイヤーに戻ってプロダクト開発に参加したいと思っています。

平田さんからも、フェーズ毎に適切な人が適切な役割を担う柔軟な組織でありたいという話もありましたし、私もそう思います。

━━では佐久間さんの後任マネージャーを育成するのも、一つの目標ですね?

それは中長期的なテーマですね。マネージャーとして、チームや組織について考える機会を持って、それをまたプレイヤーのポジションに戻ったときに大きな目線でプロダクト開発に取り組む人たちがたくさん増えれば、より強固なチームになれるかなと思います。視座や視野が広がると思うので、メンバー全員が交代でマネージャーを経験するのは面白い取り組みかもしれないですね。

━━みてね事業部では現在積極採用中ですが、求める人物像について教えてください。

『みてね』のユーザーであれば嬉しいですが、ユーザーでなくても「世界中の家族のこころのインフラをつくる」というミッションに共感してくださる方は間違いなく必要です。また新しく入社される方の“視点”に期待しているので、積極的な提案ができる人は大歓迎です。今までのやり方や知見を重視するがあまり、盲点となっていることも多いと思うので、やり方をもう一度見直し、考え直す力が必要だからです。

また、『みてね』は何よりもユーザーに寄り添うことを重視するプロダクトなので、ユーザーに対する共感性が高い人にジョインしてほしいですね。

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