2020年も残すところ、あと6日。
もう数日もすれば年内の仕事納め、という方も多いのではないでしょうか。
社会全体、世界全体が慌ただしい状況に見舞われ、あっという間に2020年を駆け抜けた1年でした。そんな中、ミクシルではこの1年間で総計73本の記事をお届けしてまいりました。働き方に関するものから、技術の話、デザイナーのキャリアの話…と内容はさまざま。
今回は、多くの方に読んでいただいたミクシル記事の上位ランキング10記事*をご紹介しながら、この一年を振り返りたいと思います。
*公開から一週間のPV数をもとに算出
10位は、10月に公開した『モンスターストライク(以下モンスト)』のキャラクターデザインを手掛ける手島の記事。実際にイラストをラフ画から起こすこともあれば、仕様を決めて外部制作パートナーに依頼してディレクションをすることもある、と、その業務内容を明快に話してくれました。さらに、実際に制作に用いたラフ画を例にあげながら、そのプレッシャーと、キャラクターが出来上がった時の喜びを熱く語ってくれています…!
今年6月末にリリースした新感覚スポーツベッティングサービス『TIPSTAR』。その技術の特徴を紹介するシリーズ「TIPSTARの開発の裏側」から、#4の回がランクインしました。この回では、ストレスフリーに操作できるWebアプリと365日24時間の配信を可能にするサーバーサイドの技術仕様に注目し、いかにして実現にいたったのか、開発経緯や技術選定の背景を語ってもらいました。
第8位は、5月中旬に公開したこちらの記事。制作を行ったのは4月の下旬、まだ緊急事態宣言が発出されている最中でした。記事内では、本格的に日本国内で騒がれだした1月頃からはじまり、ミクシィ社内でどのような対策を講じていったか、時系列で紹介。リモートワークへの緊急対応はもちろん、機材・備品の郵送対応や、Slack上で環境整備やオンラインツールについて知見を共有し合う「#remortwork-助け合い」チャンネル開設など、細かな対策のひとつひとつまで公開しました。
6月23日に公開した、ミクシィとして大きな節目ともなった市場変更公開にまつわる記事です。2006年のマザーズ上場から14年。多くの方々のご支援により、さらなるチャレンジへと一歩を踏み出した、ひとつの契機ともなる出来事でした。市場変更に際し、これからも皆様により喜んでもらえるサービスを提供できるよう、取締役からの決意のコメントを紹介しました。
こちらも同じく、6月に公開したもの。3月にスクランブルスクエアへと引っ越してきたものの、5月には「原則リモートワーク」体制になってしまい、なかなか社員さえ新オフィスでしっかり時間を過ごすことが出来ない時期でした…。そこで、社外の方にも、社員にもオフィスの様子をどうにか体感してもらおうと、ストリートビュー上で施設のひとつひとつを紹介しました。実際に記事内に埋め込んだリンク上で歩き回れるようになっているので、お時間の許すかぎり、ぜひ散策してみてください。
『モンスト』に日々携わる制作・運営陣の部長に、”どれだけモンストに詳しいのか”を確かめるクイズを出題。各部長陣の「正答率」をそのまま公開し、ユーザーの皆さまにも楽しんでもらえるよう、出題したクイズの内容もすべて紹介しています。システム・アプリ・デザインと多岐にわたる出題に、皆さんとても頭を悩ませたようで…。その結果はリンクから、ぜひチェックしてみてください!
5月上旬に公開した第8位の記事、「ミクシィが新型コロナ対策で やったこと、やっていること」の続編です。公開は、7月上旬。緊急事態宣言が解除され、いわゆる“第1波“を超え、少し落ち着きを取り戻したかと思っていた頃、ミクシィでは“緊急対応のリモートワーク“から“生産性向上・新しい働き方としてのリモートワーク“へ、舵を切りつつあるタイミングでした。7〜9月の間に試験的にリモートワークを導入し、10月以降はその結果を見て制度を整えていく…はずだったのですが、あっという間に“第2波”へと突入。現在は、「マーブルワークスタイル」を実現するため、状況を鑑みながら模索を続けています。
2年前に公開した「ミクシィグループのサービスと利用技術(技術スタック)についてまとめてみた」の、最新版*が3位にランクイン!お馴染みの『モンスト』やSNS『mixi』に加え、今年ローンチした『TIPSTAR』で使われている技術や自立型会話ロボット『Romi』に用いているものまで、ボリュームたっぷりに紹介しています。
*2020年9月30日時点での情報
同記事の2ページ目では、事業部・部門ごとの技術スタックをまるっと公開。各技術担当者のコメントも合わせて掲載しているので、「ミクシィってどんな技術使ってるんだろう?」と気になった方はこちらから、のぞいてみてください。
2位は、モンスト事業本部のVFXデザイナーに「ストライクショットってどうやって作ってるんですか?」とインタビューした記事。「モンスターストライク×進撃の巨人」コラボでユーザーから熱い注目を受けた「人類最強の兵士 リヴァイ兵士長」を題材に、ストライクショットが企画・検討され、その演出がいかにして調整され、あのド派手な演出になっていくか、版元にも特別に協力を得て、工程すべてを話してもらった企画でした。
何度も調整を重ねながら、納得のいく演出に落とし込んでいく。”ユーザーに喜んでほしい”思いからくるその微細な修正は、職人の手仕事そのものでした!ミクシィでの「VFXデザイナー」の働き方や業務内容やそのフローはもちろん、なにを大事にしているかまで具体的に想像してもらいやすいインタビューかと思います。
そして、第1位は…
公開当日は想像を大幅に超えるアクセス集中のため、サーバーメンテンスが必要となり、読者の皆様には大変ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。「テルーマンはモンスト公式からいなくなったの?」「何かの企画の時に再登場するの…?」と皆様を不安にさせてしまっていたので、直々にインタビューし、皆様にテルーマンの現在と、そしてこれからをお届けしたい思いがあっての企画でした。
記事の中では、テルーマンが”中の人“として誕生するまでと、そこでの葛藤。そして、新しいステージのために『モンスト』を“一旦”卒業する、と紹介しています。SNSでも、テルーマンに向けて、別れを惜しみながらもその門出を祝ってくださるような愛に溢れた、とても嬉しいコメントばかりでした!テルーマンの活躍は、また別の機会に続報として、皆様にご紹介出来ればと思います。
2020年。年初から、あまりにも短い時間の中で、人と距離を取らなければいけない状況になり、働き方から休日の外食ひとつまで、大きく変わっていきました。予定していたイベントが開催できなくなったり、環境を整えるための急な対応に追われたり、と多くの方が落ち着かない時間を過ごしていたのでは、と思います。ミクシルの取材においても、対面からオンラインがメインになり、言葉を拾いきれないもどかしさや、オフィスで会って話すことの大切さ、ただそこに集まるだけで生まれる一体感など、“コミュニケーション”をあらためて見つめ直す機会となりました。
ミクシィグループは、“コミュニケーションカンパニー”です。
友人とワイワイ盛り上がる時間、家族と和やかに過ごす時間、インターネット上で過ごす時間、そのどれもが、もっと豊かなものになるように、2021年も邁進してまいります。ミクシルでは、引き続きミクシィグループで働くメンバーや会社のカルチャー、サービスの裏側など、お伝えできるかぎりの情報を発信してまいりますので、来年もどうぞ宜しくお願いいたします。