こんにちは。編集部の深町です。
毎年10月になると、多くの企業で内定式を実施されるかと思います。
ミクシィグループでも、2018年4月入社予定の学生をお招きし、10月2日に執り行いました。2018年には35名の新しい仲間が増える予定で、若い感性がどんなパフォーマンスを発揮してくれるのか、これから非常に楽しみです。
世間一般では「10月に内定式実施」が慣習になっています。そんな中、ふと「内定式は何のためにやるのか」という疑問がわき(というのも執筆者が内定式に出席した経験がない)、時間とお金を使ってまでやる必要が本当にあるのか、社内関係者にヒアリングを行い、私、深町自身も式に参加し感じたことを【ミクシィグループが内定式を行う理由】としてまとめてみました。
【式1日の流れ】
2017年に実施されたミクシィグループの内定式は、下記のスケジュールでした。
1.式典(列席者紹介、社長あいさつ、内定者代表あいさつ) 30分
2.懇親会(役員や事業本部長との立食パーティー) 90分
3.研修(各事業本部長から事業や業務の説明) 150分
※会場は、日本庭園が広がる風景を一望できる格式ある八芳園!
1.式典では役員、事業本部長一人ひとりを内定者にご紹介。紹介時には代表の森田が振り向きざまに手を振ったり、取締役の木村が「モンスターストライク」でモンスターを引っ張るお決まりポーズを披露するなど、フォーマルな式典で緊張している内定者を和ませる場面もありました。
続いて代表 森田のあいさつは「私が社長になった理由」と誰もが興味を惹きそうな題目。「入社後の初仕事は飲み会幹事だった。待っているだけでは仕事を振られなかったので、自分で仕事を作り出した。大小かかわらず何事にもチャレンジしてきたことがチャンスを呼び、大きな成長と成功につながり今の自分がいる」という話に内定者は聞き入っていました。
また、代表して3名の内定者が入社後の意気込みについて登壇。エンジニア職の内定者が、「いいね」ボタンを押すとカウント数が共有されるアプリをサプライズで開発してきれくれたため、役員も内定者も皆で代表者あいさつに「いいね」を押しながら、式典をみんなで共有し楽しめる仕掛けもありました。
2.懇親会では、隣の会場に場所を移動し、ビュッフェ形式のおいしい料理に舌鼓を打ちながら、内定者が役員や事業本部長を囲んでの和やかな雰囲気で交流会を行いました。役員や事業本部長の社会人になりたての頃の話やミクシィグループの将来の事業ビジョンなど、普段なかなか聞けない話を聞けて、内定者の誰もが興奮している様子でした。
3.午後の部の研修では、各事業部の責任者が登壇し、事業内容を中心にこれからの事業ビジョンや新入社員への期待などを熱く語っていただきました。今事業がどのようなフェーズにいるのか、注力していく分野など、内定者が働く姿をイメージしやすいようにわかりやすい資料を交えて丁寧に説明しました。
時間にして6時間ほどでしたが、あっという間で、参加者全員が密度の濃い時間を過ごせていたかと思います。
【「特別な体験」と「自分事化」】
例えば会場ですが、わざわざ八芳園にお借りせずに会社内にある会議室や少し広めのスペースで内定式を行うこともできるかと思います。会社をけん引している代表や役員、事業責任者を何時間も拘束することも、会社にとって人的リソースの大きな投資になります。極論、内定証書をお渡しするだけでも、形式上は問題ありません。
はたして意味があるのか。そこまでする必要があるのか。
結論からいうとあります。
内定者にミクシィグループの心構えをしっかりお見せし会社の一員となる自覚を意識してもらい、自分の将来を想起してほしいという想いがあるからです。普段着ないスーツ、豪華な会場、美味しいお食事、役員や事業責任者のプレゼンなど、非日常の体験であれば印象に強く残りやすいですよね。この特別な体験を通して「自分が入社する会社なんだ」と認識し、会社を「自分事ととらえ、働くイメージをつかむ」そのきっかけにつなげるために実施しています。
式から入社まで半年ばかりあり、これからもニュースやメディア等でミクシィグループを目にする機会が多々あるかと思います。これまでは“外”からの意識で見ていたかと思いますが、これを機に“中”に意識を変えて見てほしい、そんな期待を抱いています。内定式にこのような意図を持ち、ミクシィグループとして真摯な気持ちでお迎えしています。
【贅沢な時間を過ごす】
では、本当に結果(この場合、参加した内定者の満足度だけでなく、意識変化や向上)に結びついたのか、「贅沢なところで美味しいもの食べられてよかった」ぐらいの感想しかないのではと正直不安でしたが、予想以上の喜びの声がありましたので一部をご紹介いたします。
『内定者だけのために時間を取ってお話をして頂けるのは、これからメンバーとしてやっていく高いモチベーションとなる。』
『平等に話を聞く機会をいただいたことで「単にすごい」ではなく、その事業部にジョインしたいか」「自分の適性や強みを生かしてなんらかの良い影響を与えられる可能性があるか」など、冷静に見極めるきっかけになったと思う。非常に贅沢な時間だったと認識しています。』
『自分が何を目標にしてグループのメンバーとして歩んでいくのか、その点について少しずつ固める指針となった』
『「あのサービスも興味がある!」など心踊るばかりだったこれまでと異なり、どういう人材が必要とされるのかを役員の皆様、同期との関わりからも感じることができました。さらに細分化したところでそれぞれの事業部でどんな人材や力が求められるかを聞いたり、イメージしたりする機会にもなったと感じています。』
※原文ママ
このアンケート結果を見て、ほっと、胸をなでおろすことができた次第です。
最後に、内定者のみなさん本当におめでとうございます。
4月から一緒に働けることを楽しみにお待ちしております。