リモートワークの“コミュニケーション”で工夫していることはありますか?

リモートワークの“コミュニケーション”で工夫していることはありますか?

新型コロナの流行が続き、今なおリモートで仕事を続けている方も多いと思います。今回は短い時間の中でリモートワークに移行したこともあり、働く環境の整備やオンオフの切り替えをはじめ、こうした働き方にはまだたくさんの課題があります。

その中でも難しいのが”コミュニケーション”

対面よりどうしても情報量が少なくなってしまうリモートワークの環境を、いかにしてカバーしているのか。

今回は、先日ご紹介した「ミクシィが新型コロナ対策で やったこと、やっていること」に続いて、各部署が取り組んでいるコミュニケーションの工夫をご紹介します。

 

その1
1日1回はお互いの顔を見る。

CS部CXグループでは、グループのメンバー全員で毎朝ビデオ会議を行っています元々、同グループは仙台オフィスにもメンバーがいることもあり、こうしたリモート体制になる前から、コミュニケーションの一環として実施しているとのこと。

ビデオ会議とはいえど、お互いの顔色やコンディション、声のトーンを毎日感じることは一緒に働くメンバーを意識して仕事をするうえでとても大切なこと。

さらに、「猫やお子さんが登場することで、よりパーソナルな部分が見える」ことも、リモートのコミュニケーションならではのほっこりポイントではありますね。

 

その2
チャットの口調を変えてみる。

オンラインを中心としたコミュニケーションは、MTG以外、チャットで連絡を取り合うことが多いのではないでしょうか。しかし、チャットはテキストのみなので、顔色も、声のトーンも、また身振りも、対面のコミュニケーションよりもぐっと情報が少なくなってしまうもの。例えば「はい」というテキストメッセージだけだと、回答者のテンションが見えないため冷たく感じやすいことってありますよね。

こうした課題に対して、デザイン戦略室デザイン戦略グループでは

「チームメンバーなどに対してはあまり表現は硬くしすぎず、あえて喋るときのような口調で話しかけるようにしています」

と、意識的に口調(文体)を変えることで、より温度のあるコミュニケーションを取るように心がけているそうです。少しオーバー気味かもしれませんが、絵文字や感嘆符をつけたりスタンプを送ったりすることなどで、チャット上でのやりとりを気持ちよくする。それがコミュニケーションを円滑にするいい工夫なのかもしれません。

 

さらに同グループでは、これまでに毎日開催していた夕方のMTGに加えて、朝のMTGも実施し、こまめに業務内容の共有や会話の機会を設けているそうです。一見、無駄な業務に見えるかもしれません。しかし、独りで自宅で黙々と作業をしていると、孤独や不安を感じることもしばしばあるはず。そんなネガティブな気持ちを少しでも払拭できるような取り組みは素晴らしいですね。

 

その3
常に“おしゃべり”できる環境に。

意外と見過ごされがちなのが、出社していた頃に何気なく交わされていたはずの雑談、おしゃべりです。すぐそばにいれば「ランチなに食べる?」とか「昨日こんなことがあって…」と声をかけやすいものですが、わざわざ雑談のためのチャットやビデオ会議は、ちょっとはばかられます。

 

マーケティングコミュニケーション部動画グループでは、作業用通話アプリ「mocri」を常にオンラインにしておくことで、お互い声がかけやすい状況を作っているそうです。いわゆるさぎょいぷですね。

作業用の部屋をひとつ作り、そこに自由に出入りできるようにしておくことで、“おしゃべり”のハードルを下げられます。自らが喋らなくても、ある程度誰かの話し声を聞きながらのほうが、安心感を感じ集中できることもありますよね。

まるで喫茶店や出先で作業しているかのように、適度に物音のする環境をつくることでリモートワークの作業環境に変化がつけられ、“孤独感”を和らげリラックスできることも。

 

 

ここまで代表的な工夫を紹介しましたが、このほかにも各グループではさまざまな取り組みがあるようです。

 

・オンライン飲み会を2日間連続で開催

・「手書きのメモやフレーム」を紙にあえて書き出し、写真に撮って共有

・週に3回グループMTGとは別に雑談の時間(参加自由)を設定

 

 個人的な感想にはなりますが、さまざまなITツールを駆使しながらでも「顔を見る」「お互いの声を聞く」などアナログなコミュニケーションを大切にすることで、信頼関係が保たれ、スムーズな組織運営に繋がっているのでは、と感じました。

 

最後に

現在の状況下において、オンラインのコミュニケーションをいかに豊かに出来るか、各グループで模索を続けています。

ずっと同じ環境の中で作業を続けていると感じる”孤独”や、こまめに声をかけあえないことで共有できない“進捗”、さらにお互いの表情や声のトーンを確認しあえない“テキストベースの情報の少なさ”など課題はたくさんありますが、引き続きこの課題に取り組んでいきます。

 

次回は、「リモートワークのために各社員が導入した人気アイテム」をご紹介します。

PAGE TOP