MIXI GROUPのプロバスケットボールチーム・千葉ジェッツの新たな本拠地となる大型多目的アリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY 」が竣工となり、5月29日(水)に開業を記念したプレス説明会・内覧会 / お披露目イベントが開催されました。今回は、その様子をレポートするとともに、担当者にプロジェクトの背景や見所についてお話を伺いましたので、お届けします。
<目次>
Part.1:プレス説明会・内覧会 / お披露目イベントレポート
Part.2:プロジェクト担当者に「背景・見所」を聞きました
Part.1 プレス説明会・内覧会 / お披露目イベントレポート
1F ホワイエ 受付にはたくさんのお祝いの花が届いていました。
メインアリーナに隣接するサブアリーナ。バスケットボールやバレーボールの練習場、イベント当日の物販会場として利用されます。今回はプレス説明会の会場となりました。
プレス説明会には三井不動産常務執行役員 商業施設・スポーツ・エンターテインメント本部長の若林瑞穂氏、MIXI代表取締役社長 木村弘毅、三井不動産執行役員 商業施設・スポーツ・エンターテインメント本部副本部長兼リージョナル事業部長の肥田雅和氏が登壇しました。
「LaLa arena TOKYO-BAY」の運営および管理は、MIXIと三井不動産が出資して設立した新会社「TOKYO-BAYアリーナマネジメント」が行います。
フォトセッションの後、囲み取材・プレス内覧会が実施されました。
アリーナには昇降可能な約423インチのセンタービジョンと、アリーナ内を囲むように3面のリボンビジョン(1箇所あたりの長さ約40m)が常設されています。
千葉ジェッツのホームロッカー。床面や天井面に千葉ジェッツのロゴがあしらわれ、千葉ジェッツのホームアリーナならではの仕様となっています。
2階コンコース。音楽イベントのワクワク感、スポーツイベントの熱狂や興奮をキーワードに壁面アートが掲出されています。
3階 VIP ROOM。室内からアリーナ一面が一望できる高級感のある部屋になっています。
3階 VIP LOUNGE。バーカウンター、テーブル、椅子を常設し、イベントの前後も楽しめる空間になっています。
3階 VIP BOX。アリーナ側を向いて熱気を感じながら食事ができる部屋になっています。
3階 BOOSTER SQUARE。原寸大のバスケットコートがペイントされており、ファン・ブースター同士が集い、さまざまな出会いや交流を生み出す空間になっています。
3階 BOOSTER SQUARE。壁面には千葉ジェッツのチーム名が大きく刻まれ、ホームアリーナであることを感じさせます。
4階 客席最上部。すり鉢状のボウルデザインを採用したことにより、アリーナ空間は4階からでも音楽コンサートやプロバスケットボールの試合等の演者や選手との距離が近く感じられる設計になっています。
一部のトイレは、公演により男女が入れ替えられるようになっています。
アリーナ内のトイレの混雑状況をリアルタイムで確認できるシステムも導入されています。
一般来場者向けとして、特別ゲストを招いたお披露目イベントも実施されました。ド派手なオープニング演出で会場内のボルテージがあがります。
千葉ジェッツのフライトクルーチアリーダーズSTAR JETSの皆さんと、公式マスコットキャラクターのジャンボくん。キレキレのダンスを披露しました。
MIXI代表取締役社長 木村弘毅の挨拶。
テープカットでは、千葉県船橋市在住の梨の妖精 ふなっしー、プロフィギュアスケーターの宇野昌磨さん、千葉ジェッツの富樫勇樹選手などが登場しました。
富樫選手、宇野昌磨さん、ふなっしーによるトークショー。新アリーナに対するそれぞれのワクワク感を語ってくれました。
千葉ジェッツの原修太選手、金近廉選手も登場し、ふなっしーと協力しながら、制限時間内に「フリースロー」を決めていくゲームが行われました。
LaLa arena TOKYO-BAYでは、7月6日にこけら落とし公演として、「Mr.Children」のライブツアーの初日公演が開催され、その後も「DREAMDAZE Ⅱ」「THE ICE 2024 東京公演」など様々な公演・イベントが予定されています。千葉ジェッツは2024-25シーズンから本拠地として試合を開催する予定で、2025年(開催日未定)にはBリーグのオールスター戦も開催される予定です。
Part.2 — プロジェクト担当者に「背景・見所」を聞きました
【お話してくれた人】
・赤坂峻一さん(ライブエクスペリエンス事業本部 アリーナ事業部 アリーナファシリティマネジメントグループ マネージャー)
・片平葉奈さん(ライブエクスペリエンス事業本部 アリーナ事業部 アリーナ営業グループ)
━━いよいよ「LaLa arena TOKYO-BAY」がお披露目をむかえました。これまでの取り組みの背景を聞かせてください。
当時、船橋アリーナ(船橋市総合体育館)は5,000人を収容できましたが、バスケ人気の上昇で常に満員でチケットが取り難くなってました。より多くのブースター、つまりジェッツファンに試合観戦を楽しんでいただき、千葉ジェッツとしても売上の拡大を図るため、より収容人数の大きな施設の必要性が増していました。
また、将来的な新B1への参加条件として、収容人数5,000人以上でスイートルームを設置するなど、基準を満たすアリーナの必要性が見込まれてたことも背景にあります。
━━構想段階では建設予定地やデザイン案等も含め、さまざまな案が検討されたようですね?
もともと三井不動産とはFC東京の繋がりから良好な関係があり、先方も「スポーツ・エンターテインメントを活かした街づくり」を新たな事業の柱とする機運が高まっていた時期でした。MIXIもスポーツとデジタルエンターテインメントの力で地域社会に貢献することを標榜し、スポーツ事業に注力していましたし、様々な要素があいまって共同事業の話がまとまりました。
三井不動産は数多くの大型プロジェクトの実績がある日本最大級のデベロッパーであり、ブランド力も高い企業ですので、共同運営することで音楽コンサート、スポーツイベント、企業の展示会など様々な用途の可能性が広がります。また、南船橋で「ららぽーとTOKYO-BAY」や「ららテラスTOKYO-BAY」といったショッピングモールを運営していることからも、共同事業により、地域に密着した強固なプロジェクトになったと思います。
━━新しいアリーナを建設するにあたり、参考にした施設などはありますか?
━━MIXIが「LaLa arena TOKYO-BAY」を手がける意義は、どのように捉えていますか?
━━最後に「LaLa arena TOKYO-BAY」のイチオシの見所を教えてください。