ミクシィグループは、福利厚生として“マッサージルーム”と“社内カフェ”の2つがあります。
共通点は、コミュニケーションが生まれる空間。
「ん?福利厚生でコミュニケーションが生まれる?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、2つの福利厚生を導入した背景、そして社員にどのように利用され、コミュニケーションに繋がっているのかをお話します。
心地よく働くために
コミュニケーションを軸にしたサービスを生み出しているミクシィグループ。
業務でPCやスマホなどのデバイスと長時間向き合う機会が多くあります。
目・肩・腰への負担、脳の疲れは溜まる一方…。当然疲れにより集中力の低下や、注意力の散漫など、パフォーマンスの低下を招く恐れもあります。さらには、より良いサービスを生み出すためのアイデアが浮かんでこなくなれば、サービスをご利用いただいているサービスユーザーにもご迷惑をおかけする可能性もあります。
これらの問題を改善し、「スタッフをサポートするために何かできることはないか」と社内で話し合った結果、そこには息抜きできる“なにか”が必要で、しっかり休息を取りながら働ける環境の整備が大事だと考えました。
マシンじゃダメだ
休憩ルームには元々マッサージチェアがありました。しかしマッサージチェアだと、仕事の疲れを回復したいという社員のニーズには、あまり対応できていないという声がありました。それであればお手軽なマッサージチェアよりも、施術師による本格的なマッサージを受けてもらうことで、よりリフレッシュしてもらい、集中力や持続性が上がり、より良いアイデアの創出につなげてもらいたいと思いました。
社内に本格的なマッサージルームを施工し、施術師によるマッサージ運営を開始!
「業務時間中にマッサージを受けてもいいのでしょうか?」とスタッフから利用を躊躇う声もあがりましたが、代表の森田や役員が率先して利用し社員に勧めたり、施術師からも「むくみやコリでお悩みの方は是非ご利用ください」といった利用を促進するメールを流したりするなど、社員への利用を促しました。
現在では、リピーターも続出し、マッサージ予約システムを社員に解放すると、ものの1時間で満席になるほど、社員を支えている福利厚生となりました。
気分転換に本格的な一杯を
社内カフェプロジェクトがスタートした背景もマッサージルームと同様に、業務のリフレッシュや癒しの空間を作れないかとの考えの元、始動しました。
始業開始前から営業しているため、朝ごはんとして出社前に購入したり、ミーティング前の軽食として購入したり、必要な時に時間にとらわれることなく利用できます。
くわえて、長時間同じ姿勢で過ごしがちな業務から一旦離れ、ドリンクや軽食を買いに歩くという行動そのものが気分転換にもつながります。社内にカフェがあるため、わざわざ外に買いに出かけなくてもいい、というところも好評な理由のひとつです。
ちなみに、美味しく本格的で健康にも気遣えるメニューを専門のスタッフが開発してくれて、直近では集中力や記憶力などを上げる効果があると言われている“完全無欠コーヒー”というメニューの販売も開始しました。
そして、憩いの場へ
社員にとってより良いものを提供し、業務の効率化やモチベーションアップに繋がる福利厚生として導入して約2年。現在ではなくてはならない場所として社員に愛されています。
導入当初の目的は「本格的なマッサージの提供」「社内で本格的な美味しいドリンクの提供」でリフレッシュしてもらえればと考えていましたが、その目的にプラスした効果もいまでは見えてきています。
例えば、マッサージルームでは、リラックスしたムードだからこそ話せる会話が施術師との間に生まれていますし、社内カフェでは、ドリンクを作ってくれるスタッフとはもちろんのこと、そのカフェに立ち寄った社員同士の偶発的なコミュニケーションも発生。マッサージルームや社内カフェの周りはいつも社員たちの笑い声で溢れています。
今後も引き続き、社員のモチベーションが高まり生産性が向上する福利厚生面の新規開拓を行っていき、なによりも従業員が楽しく、さらに心地よく働ける環境を目指していきます。